軒の天井「軒天」に使用される材料とは?ベニヤ・ケイカル板の特徴を徹底解説!
更新日:2024年10月02日
屋根の外壁から突き出ている部分は「軒」と呼ばれ、それを上から見上げた際の天井ボードが「軒天」です!
現在、軒天に採用される建材としてもっとも主流と言えるのは「ケイカル板」ですが、一昔前では「ベニヤ板」が多く採用されていました。
それでは、2つの建材の違いはどこにあるのでしょうか(・・?
そこで、この記事では軒天に採用されている「ケイカル板」「ベニヤ板」の特徴や違いと併せて、実際にお伺いをさせて頂いた現地調査の様子まで詳しくご紹介させていただきます!
軒天によく採用されている素材「ベニヤ板」「ケイカル板」
それでは、軒天によく採用されている素材である「ベニヤ板」「ケイカル板」の特徴について詳しくご紹介いたします(^^)/
ベニヤ板
「ベニヤ板」は薄い木板を重ね合わせた素材で、軒天ボードとしては主に厚さ3~5mm程度の物が採用される事が多いです。
価格が非常に安価で加工しやすいという点がメリットですが、一方で耐水性・耐火性が低いという欠点があります(>_<)
現在では後述するケイカル板が使用される事が多く、耐久性への不安が大きい事から使用される機会も減少しています。
また、ベニヤ板の中には木目がデザインされた紙が貼り付けられている木目調のベニヤ板も存在しますが、劣化が進行する事でボロボロと剥がれてきてしまう事がデメリットがあります😥
ケイカル板
現在、軒天ボードの主流となっている素材が「ケイカル板」です!
水酸化カルシウム・砂などを原料として板状に成型された素材で、軽量で耐久性にも優れます(^^♪
また、塗膜による保護は必要となりますが水分に強い特性を持っている事から、湿気などの要因で変形・腐食を起こしにくい素材でもあります。
さらに、軒天ボードとして使用される上でもっとも重要な特徴が「耐火性」に優れることです。
ご近所やご自宅で万一火事が発生した場合、火の手が屋根に回ってしまうリスクを抑える事が出来ます(#^^#)
不燃材料として国土交通省に認定されているという点も安心できるポイントです!
軒天材にはケイカル板がおすすめ!
上記の通り、ケイカル板は耐久性・耐火性に優れる軒天ボードへの採用に適しています(^^)/
一方、ベニヤ板は安価ではありますが耐久性に不安があり、湿気による腐食などから問題を生じさせやすい素材と言えます。
また、木製であることから簡単に燃えてしまいますので、万一お住まいで火事が発生した際のリスクにも繋がります(>_<)
現在、ベニヤ板を軒天に使用されている場合、特にケイカル板への張替え工事をされることがおすすめです😊
屋根材内部の換気に繋がる穴あきタイプのケイカル板もございますので、併せて信頼できる施工会社に相談してみましょう!
腐食により落下してしまった軒天の現地調査
軒天は雨水の影響を受けにくい場所ですが、その一方で雨漏り被害を生じさせやすい場所でもあります😥
屋根の最も下側に位置する軒天は、浸水した雨水が流れ着く終点となる為です。
次に、雨漏り被害による腐食により落下してしまった軒天の現地調査の様子をご紹介いたします。
台東区根岸にお住いのお客様よりお問い合わせ頂き、現地調査にお伺いしてまいりました!
お問い合わせの内容は玄関ポーチの軒天が落ちてきたので見て欲しいとのことでした
現地調査にお伺いすると、軒天と鼻隠しが落ちてしまっており、下地がむき出しになっておりました。
むき出しの下地もかなり水を吸ってしまっており、ボロボロになっていましたので、ビスが利かなくなり、軒天、鼻隠しが落ちてしまったのだと思われます、、、
以前塗装業者に端部のシールをやってもらったとのことでしたが、それ以降も雨漏りが続きひどくなってしまったのだそうです、、、
縦葺きでしたが、雨漏りしておりました
上部を確認させていただくと、屋根の上にバルコニーのウッドデッキが乗せられておりました。
隙間から見ると既存の屋根材は縦葺きの金属屋根でした。
縦葺きの屋根は勾配がない状態でも雨漏りしにくい屋根材と言われておりますが、水ががっつりと入ってしまっている状態でした、、、
建物自体はツーバイフォーの住宅で構造材が張り出ている部分に玄関ポーチの庇として屋根が取り付けられておりました。
現状だと確認はできませんが、根元の方まで水が廻っていた場合、補修が非常に大変になってしまいます、、、
近くの外壁でも塗膜の膨れが生じており、侵入経路を確定するために散水試験のご提案をさせていただきました!
散水試験は税込55,000円から承っておりますが、作業内容によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わください!
今回のお住まいでは落下被害にまで繋がってしまいましたが、こうした軒天の雨漏り被害は雨染みなどの初期症状が見られるケースが多いです。
軒天は見上げるだけで劣化症状を確認出来る場所ですので、定期的にご自身でチェックしてみましょうね(^^♪
気になる点がございましたら、ぜひ私達街の屋根やさんまでご相談下さい!
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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