
HOME > ブログ > 墨田区の雨樋工事で最後の確認は水を流して勾配チェック
更新日:2023年02月16日
建物の水平って実は結構難しいんです。なんでこんなお話をするかと言うと、雨樋の工事の場合にこの水平が関わってくるからです。
墨田区で雨樋交換工事を実施いたしました。雨樋を交換するときに必ずこの水平が関わってまいります。
雨樋は屋根から流れてきた雨水を受け止めて、集水器に集めて竪樋を通じて地面や地中の下水管に流す役割を担っています。
当然ですが、軒樋は集水器側に向かって傾斜が付けられていますよね。
但し、この傾斜も建物が地面に対して水平であることが前提で付けているんです。
もう7年にもなりますが、東日本大震災の影響や周辺での大規模建物工事の振動などで地盤沈下や傾きが発生し、必ずしも地面に対して水平が保たれているわけでは無いことがあります。
計算上、工事の時はこの勾配を付けておりますが、実際に雨が降った時に、「流れず水が停留してしまう」と言う場合はこの見た目の勾配と実際の勾配が違っていることになります。
そんなことが起きない様に、雨樋の設置後に水を流してみて、キチンと集水器に流れるかどうか確認を行いました。
建物の水平に合わせて、雨樋に勾配を付ける為、糸をはって固定金具の位置を決めていきます。ここではあくまでも建物が地球に対して水平であることが前提となっています。建物が傾いていたり、屋根が下がっていると、この目印もあてにはならないことになってしまいます。ここが難しいところです。
雨樋の交換自体はさほど難しい工事ではありませんが、今までの雨樋の設置状況により、樋を固定する金具を増やしたり、金具のスパンを替えたりを行います。スパンが広いと降雪や強風などによって雨樋が破損することが多くなります。
雨樋の設置状況の最終確認は通水確認です。写真上側に向かって水が流れているのが定点観測写真でお分かりになるでしょうか。写真上側に集水器が設置されています。
単純に見える雨樋工事も、こうしてみると奥が深いものです。寄棟屋根で集水器の設置個所が少ない場合などは水の流れに不都合が起きることがあります。そんな時は集水器の位置を増やしたりと言ったことも行います。
記事内に記載されている金額は2023年02月16日時点での費用となります。
【雨樋修理・交換】こんな場合は要注意!【プロが解説!街の屋根やさん】
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