
HOME > 施工事例 > 練馬区石神井台にて表面の劣化してひび割れを起こした部分の南蛮.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:木下
担当:木下
練馬区上石神井にお住いのお客様より、築20年とのことでメンテナンスを検討しているとのお問い合わせをいただき調査をさせていただいたことがきっかけでした。
屋根にあがって様々な部分の調査を行ったところ、漆喰が劣化してきており、ひび割れて隙間が出来たり、隅棟と大棟の取り合い部分の漆喰が全くない状態でした。このような状態では冠瓦から雨水が侵入してしまい、雨漏りを引き起こしてしまう可能性もありましたので、漆喰の詰め直し工事をご提案いたしました。
下屋根部分にも漆喰の詰まっている部分がありましたが、幸いにもそれほど劣化している状態ではありませんでしたので今回は大屋根のみのメンテナンスを行うこととしました。
工事を行うにあたって勾配もある屋根だったので足場の仮設を行わせていただきました。簡単そうに見えますが屋根の上で作業を行うことは危険を伴います。作業性の問題からも足場の仮設が必要と判断した場合にはそういった旨のご提案になります事、あらかじめお含みおきいただければ幸いです。
まずは既存の漆喰を剥がしていきます。漆喰は浮いている箇所に関しては簡単に削ることができるのですが、しっかりとくっついている部分もありましたので根気よく剥がし作業を行っていきました。
漆喰を剥がしていくと内部の葺き土が出てくるので適度に清掃を行いながら作業を進めていきます。
また、既存の瓦が釉薬瓦で勾配が6寸勾配だったのでかなり滑りやすくなっておりました。滑って転んでしまわないように気を付けながらの作業になりました。
今回は隅棟4本と大棟1本の工事でしたのでなかなか大変な作業ではありましたが、職人さんがスムーズに作業を進めてくれたので一安心です。
新規の漆喰には、馬場商店のシルガード(白)を使用しました。このシルガードは南蛮漆喰と言われるものにシリコンなどを混ぜ合わせたもので防水性に優れたものです。耐用年数も15年以上もちますので申し分ない性能があります。シルガードには白と黒があるのですが、今回は既存の色に合わせて白のものを使用しました。
シルガードは空気に触れると硬化を始めていきますので、手早く作業を進めていかなければなりません。綺麗に仕上げるのも職人さんの腕次第という事になります。また、厚く塗りすぎてものし瓦からはみ出してしまいそこから雨水が侵入してしまうこともありますので適度な厚さに仕上げることが重要です。
1本目の隅棟が終わったので残りの隅棟と、大棟を同様に仕上げていきます。
すべての棟の漆喰を詰め終わりましたのでしっかりと乾燥期間を設けて作業の終了です。
足場の解体前にも確認させていただき問題ないかをしっかりとみて足場の解体を行いました。
足場の撤去後も、確認してほしいとのご依頼がありましたので梯子をかけて確認させていただきました。
特に問題のあった隅棟と大棟の取り合い部分も問題なく施工しております。これでここから雨水が侵入する心配はなくなりました。
瓦屋根はメンテナンス不要とよく言われますが、それは瓦自体の話であって今回のように漆喰や防水紙に関してはメンテナンスの必要があります。特に防水紙の寿命は25~30年程度と言われておりますので築年数が20年を越えてきた場合は屋根の葺き直しや葺き替え工事なども視野に入れておいた方が良いかと思います。
お客様にも写真でご確認いただき、職人さんが頑張ってくれていた姿をみて安心したと言っていただけました。
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記事内に記載されている金額は2021年10月29日時点での費用となります。和瓦?セメント瓦?漆喰補修や塗装などのメンテナンス【街の屋根やさん】
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【施工内容】
瓦屋根工事、漆喰詰め直し
【施工内容】
漆喰詰め直し
【施工内容】
漆喰詰め直し