
HOME > 施工事例 > 葛飾区東四つ木で横葺きから縦葺きへの屋根カバー工法を施工。排.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:藤崎
担当:藤崎
金属屋根で多く採用されている葺き方には横葺きと縦葺きの2種類が存在します。横葺きであれば横縞、縦葺きであれば縦縞のような見え方となりますが、文章よりも画像をご覧いただいた方がわかりやすいかもしれませんね。上の二つの画像は今回の工事の施工前と施工後の写真なのですが、左側の写真が横葺き、右側の写真が縦葺きとなっています。
横葺きの屋根材のメリットはやはりそのデザイン性ではないでしょうか。横葺きでは様々なデザインを表現することができ、横縞の間隔や長さなどを縦葺きよりも柔軟に組み合わせることができます。
一方で横葺きには緩勾配の屋根への施工に不向きであるという点があります。重なり部分によって雨水がスムーズに流れづらく、斜面が緩やかである場合は特に排水性を意識する必要があるのです。今回工事をさせていただいた下屋根は緩勾配であったため、横葺きによって雨水が滞留し、雨漏りが発生しやすい状態となっていました。
縦葺きを採用するメリットは雨水がスムーズに流れやすいという点です。屋根の頂上から下側まで段差がなく、雨水の流れを遮るものがありません。屋根の傾斜がなだらかであるという場合に、ぜひオススメさせていただきたい工法となっています。
今回は雨漏りのある横葺きのお住まいということで、縦葺き屋根へのカバー工法によって雨水の排水性を高め、防水性も一新し雨漏りを解消いたします。
このあと、縦葺きではなく「立平葺き」と何度か記述させていただきますが、これは縦葺きの一種です。縦葺きには瓦棒葺きと立平葺きとさらに細かく分類できるのですが、今回は軽量性に優れ、よりスタイリッシュな見た目となる立平葺きを採用させていただきました。
こちらが雨漏りの状況となります。天井材に不具合が生じたとの事で1枚完全に外してしまったとのお話でした。廻りの天井材にも若干水染みが発生しておりこの直上と周囲に原因が有る事は明白な状況です。
部分的に言うとこの外した天井材の丁度中央部分に水染みの広がりが見受けられました。野地板が黒ずんでいる症状が水染みとなります。バラ板の野地板ですので隙間から屋根の防水シートの方も見えています。要はこの防水シートに劣化、或いは穴あきの症状が有り、そこから水の浸入が想定される訳です。
実際その直上の屋根がこちらです。1階上部の下屋根の部分で、実はこちらの下屋根は2年前に今回と同じような雨漏りが発生したとの事で、他業者でこの横葺きの金属屋根に葺き替えたそうです。そして2年を経て、また前回と同様な雨漏りを来たしてしまったと言う事で今回は当社へのご相談となりました。
間違いなくこの屋根材の下の防水紙から水が漏っている状態です。見解としては非常に緩い勾配においてこの横葺きの屋根材を葺いてしまっている事から、雨量の多い際やこの面に向かって吹く風を伴う降雨の際、水の滞留が多くなりその水が逆流してしまう事で雨漏りの発生に繋がったと推測されました。よって今回はこの屋根に立平葺きの屋根材でカバー施工する事で工事提案をし、お客様よりご依頼を頂き施工する運びとなりました。
屋根工事のスタートとなります。今回の工法は既存屋根に重ね葺きとなりますが、新規の野地板を取り付けてカバー施工する事と致しました。先ずは構造用合板と呼ばれる厚さ12ミリの板を屋根の規格に合わせてカットしていき、一旦屋根全体を覆う様に新たな屋根下地の構築を図って参ります。
こちらが野地板の設置完了状況となります。屋根が少し変形した形状でしたので、当然これから葺いていく屋根本体についてもこの形状に合わせた現地でのサイズ加工が必要となります。
続いて作業は防水シートの敷設作業です。新たに設置した屋根下地の野地板を守る為に、非常に重要な役割を担う下葺き材です。改質アスファルトルーフィングと呼ばれる材料で機能性、耐久性共に高く、現在屋根施工において多くで使用される防水シートとなります。
防水シートの敷設を終えた後、屋根材本体の取り付けとなります。今回は前回の轍を踏まぬ様、立平葺きの屋根材で雨漏り防止対策に重点を置いて施工していきます。使用した材料は協和と言う会社の製品でアールロックと言う屋根材です。嵌合式と呼ばれ隣同士1枚ずつ嵌めかみ合わせる方式で取り付ける形となります。
屋根本体の設置完了し、壁際の雨押え役物の取付となります。こちらも採寸を行いその場でサイズに合わせてカットして取り付けを行って参ります。
壁際との取り合い箇所や開口箇所にはシーリング材を充填して水の浸入防止措置を講じて行きます。これが仕上げ工程となり、屋根の重ね葺き、所謂屋根カバー工法の完成となります。
屋根施工と同時に抜けてしまった天井材もきちんと修復して差し上げました。色は若干異なってしまいますが、屋根のカバー施工によりこれで雨漏りの心配もなく解消されるので、天井の修復作業も行えます。
更に今回別の場所で雨樋の損壊部分が有りましたので、こちらも交換施工を致しました。壁際の飾り桝から落下して雨樋が部分的に外れてしまったので、この際ですので、飾り桝から下まで全て交換を行いました。
以上で一連の工事も完了となります。立平葺きのアールロック屋根も非常にしっかりと仕上がった印象です。縦葺きの屋根材になったことで、横葺きとは異なり水が滞留したりする事は解消され、雨漏りの心配もなくなる事で、お客様にもご安心頂き過ごして頂ける事と思います。
私たち街の屋根やさんでは、屋根工事における基本原則に則った施工で、お客様にご安心頂ける様取り組ませて頂いております。新型コロナウィルス対策の方も採りながら業務を進めておりますので、皆様もお気軽にお声掛け、ご相談頂ければ幸いです。
記事内に記載されている金額は2023年01月20日時点での費用となります。【工事後】
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