
HOME > 施工事例 > 東大和市仲原で2018年5月の雹被害に遭った波板をポリカーボ.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
担当:高田
東大和市仲原にお住まいのS様より、2018年5月の雹被害にあったバルコニーの波板屋根の点検・修理見積をお願いしたいとご連絡をいただいたことが今回の工事のきっかけでした。被害に遭った当時は仕方がないかと諦めていたそうですが、ここ最近になって劣化が進み強風の日にはバタバタと大きな音を立てるようになってしまったとのことでした。穴が空いている分には雨の日に濡れてしまうことを我慢していればよかったが、大きな音を立てるようになってしまうとご近所に迷惑が掛かってしまうので、今回の修理に踏み切ったとのことでした。確かにご近所に迷惑をかけてしまうのは何とかしたいところです。
現場にお伺いして状態を拝見したところ、雹によって空いた小さな穴がたくさん空いてしまっており、小さな穴が繋がった結果大きな穴になってしまっている部分も見受けられました。このようになってしまった場合は部分補修してもまたすぐに他の部分がボロボロと崩れてきてしまうため、部分的な補修は基本的にできません。波板全てを交換することで、復旧する方向性になります。
使われていた素材は塩化ビニール製の波板でした。一昔前には一般的に広く使われていた素材ですが、経年と共に強度が弱まり少し叩いただけでもバリバリと割れてしまう特徴があります。築30年を超えるようなお住まいにはよく使われていますので、扱いには注意が必要です。
あまり知られていませんが、雹による被害で建物が損傷を受けた場合、火災保険が適応できることが多くなっています。というのも、火災保険という名前のせいで火災による被害にしか使えないと思い込んでいる方が多いのですが、多くの火災保険では風災や雪災などの自然災害も対象としているものがおおく、雹災もその中に含められています。災害に遭った、もしくは保険が使えると知らなかったなどの方々のために、だいたいの火災保険は災害に遭ってから3年以内であれば保険請求できるように猶予期間を設けているので、昔の被害だからと諦めずに申請してみることをオススメしています。
早速工事に取り掛かります。基本的にバルコニーの波板交換工事には足場を架ける必要が出てきます。バルコニーの中から脚立じゃ作業できませんか?とよくご質問をいただきますが、ほとんどの作業は確かに脚立で可能ですが、端から作業を進めたとして、一番最後の波板を取り付けるにはバルコニーの外から作業をする必要が出てきます。そうしなければ、波板を止めることができません。その最後の仕上げのために足場が必要になるというわけです。
しかしながら、今回のS様邸の場合は足場を組んでいません。これは特殊なケースですが、バルコニーが大きな一階の屋根の上に位置しており、かつ一階の屋根の勾配が1寸と非常に穏やかだったため、屋根の上に脚立を立てることができ、仕上げの作業を行える状況でした。とても稀なケースですが、おかげで足場を立てることなく工事ができたので費用を大きく抑えることができました。
作業の初めは既存の波板の撤去です。とても劣化が進んでいたので、簡単に割れてすぐに取り外しができてしまいました。風で外れて飛んでいかなかったことは幸いだったと言えるでしょう。全て撤去し終えたら、次の工程に移っていきます。
既存の波板は塩化ビニール製の波板でしたが、先述した取り耐用年数が短く経年ですぐに割れるようになってしまうというデメリットがあります。最近では塩化ビニール製の波板とほぼ同じ価格でポリカーボネートの波板が販売されているため、最近の工事ではほぼポリカーボネートの波板しか使わないといっても過言ではありません。
ポリカーボネートは非常に丈夫な素材で、防弾チョッキの素材としても使われているほどです。衝撃にもとても強く、踏みつけたくらいでは割れることはありません。また、耐用年数も10年以上ととても長く、ポリカーボネートを使わない理由が無いというほど優秀な素材です。カラーラインナップも豊富で、採光に特化したクリアータイプや目隠し効果もあるマットタイプなど種類がたくさんあるので、お好みに合わせたものをお選びいただける点もオススメなので、波板交換工事をご検討の方はぜひポリカーボネートでの工事をオススメいたします。
サイズを合わせたポリカーボネート板に穴を開けて、フックボルトで波板を固定していきます。波板を固定する際には二山半(ふたやまはん)という決まりがあります。波板を重ねずに固定していけば隙間ができて雨漏りすることは明白なので、波板同士を重ねることによってそれを防ぎます。この重ねる部分について、波板の山を2つと半分の長さで重ねて施工することが正しい施工方法として知られています。これよりも重なりが小さければ毛細管現象などの影響で波板の隙間に水が浸入して下に漏れ出てしまう可能性が出てきます。正しい施工方法で工事することが、お客様のために繋がっていきます。
全面の波板が固定完了し、波板交換工事が完了いたしました。元々は白っぽい波板が使われていましたが、今回は茶色寄りのブロンズの色にして目隠し効果も兼ねてマットタイプの波板に交換いたしました。マットタイプは紫外線の抑制にも効果を発揮するため、洗濯物を紫外線から守る役割もあります。しっかりと固定されて、今までのようなバタバタという音も出なくなりました。また、丈夫なポリカーボネートにしたことで、同じように雹が降ってきた場合もよほどの大きさでなければまた穴が空くこともないでしょう。綺麗になった屋根をS様にとても喜んでいただけて、私も今回の工事を担当することができてとてもよかったと思いました。
私たち街の屋根やさんでは、感染拡大が続いている新型コロナウィルスへの感染対策を徹底的に実施しています。マスクの着用はもちろん、ご訪問時の手指の消毒なども行っていますので、お問い合わせの際はご安心いただければ幸いです。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。【工事前】
【工事後】
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