
HOME > 施工事例 > 江戸川区西篠崎で令和元年房総半島台風のご被害で火災保険を使用.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:藤崎
担当:藤崎
現地調査にお伺いし、先ずは遠目にお住まいを確認致しました。この通り棟板金が捲れたり部材が散乱してしまったりと、屋根の上部で荒れてしまっている状況が確認できました。こちらおお住まいは3階建てとなります。ベランダにギリギリ梯子は掛けられても登る事は困難な状況でしたので、どうしても足場を早めに設置して作業に取り掛かる必要性がありました。
台風後、お客様の方でお住まいの周囲を確認したところ棟板金が落下している事を確認され、当初はこの部材が何か判らなかったそうですが、屋根から捲れた棟板金がはみ出ている状況も下から見えたとの事で、屋根の部材であるとお気付きになられた様です。その上で状況確認や修繕方法について聞きたいとの事で、当社へのご連絡を頂きました。
こちらが棟板金の捲れによりはみ出してしまった棟板金です。また落下すると危険も有りますので、早々に対応が必要となります。更に屋根上には貫板が完全に外れて隣家の外壁にもたれかかっている状況でした。こちらも次なる強風被害で飛ばされて周囲へ影響を与えてしまう可能性も有りますので早々に撤去が必要となります。今回これだけのご被害が発生している事で、明らかに火災保険の適用を受けての修繕工事が可能です。但し火災保険の場合、申請してから承認まで日数が掛かってしまう事も考えられるので、火災保険の申請を行う事は勿論ですが、同時に施工の方も早めに対応して欲しいとの事で、承認を待たずに工事の段取りを行う事となりました。
よって早い段階で足場を仮設させて頂き、散乱した屋根部材を撤去させて頂く事と致しました。3階建てのお住まいの場合どうしても屋根まで梯子が掛けられず、登れないケースもあります。そうした場合、どうしても養生作業等も出来ず早期に足場を掛けての対応が必要となる事があります。火災保険をご使用される場合、承認を得るまで工事が出来ないと言った事は有りません。被災状況の報告を写真と共に申請すれば、その後修繕工事を先付けで行っても問題は有りません。但し注意が必要なのは、被害が画像上でも明らかに判れば問題ないですが、画像などで判りづらい場合等は、現地確認に火災保険の鑑定が入る事も有ります。そうなると修繕工事を終えてしまうとその判断が出来なくなりますので、保険承認が下りないと言った事にも繋がる可能性が考えれますので、その辺りはご相談された工事業者の方からの助言等もお聴きになられた方が良いと思われます。
幸い、足場仮設後すぐに職人の手配も出来たので翌々日には工事の方の段取りも採れました。既存の棟板金を全撤去して新しい棟板金への交換を行います。
今回交換施工に当たり、新しい貫板には従来の木材では無くこのプラスティック樹脂製の貫板を使用して参ります。木材はどうしても年数の経過と共に腐蝕が発生し弱体化してしまう懸念を伴います。この樹脂製貫板であれば木材とは異なり腐蝕の心配も軽減され、先々の事を考えると耐久性の面からもベストな部材であると言えます。更に昨今の極端な気象状況を考えると台風対策等の意味合いも含め棟板金交換工事においては、樹脂製貫板を使用するケースが殆どとなります。
樹脂製貫板を予め長さに合わせてカットして屋根上では取付のみで済む様準備していきます。
新しく取り付ける棟板金の規格に合わせて貫板をきっちりと取り付けて行きます。更に釘止めでは無くしっかりとビス固定で強固な下地となる様設置していきました。工事おいては何事も下地が重要となりますので、こう言った細かい部分も一つ一つきちんと施工をしていく必要性があります。
下地貫板の取付完了です。こちらお住まいは切妻勾配の屋根ですので一直線に貫板が設置されました。この貫板に棟板金を被せて取り付けて参ります。
端側から順番に棟板金を被せてビス固定で取り付けを行います。
予め規格に合わせて貫板を設置して行きましたので、ぴったりフィットするような形で棟板金が被さります。これで下地の貫板と棟板金が一体となり従来よりは強度の強い棟の構築へと繋がります。
最後に端部の処理を行い仕上げとなります。棟板金を少し延伸させて切妻の端の頂上部を覆う様に織り込んでいきます。
これが端部の棟板金の処置となります。板金を器用に織り込んで咬み合わせて、あとは隙間になる部分にシーリングを施して仕上げ完成となります。
無事工事の方も終了し棟板金交換の完了となります。お客様の方もこれで心配はいらなくなりましたと安堵の表情を浮かべておられました。
このように台風などの自然災害では火災保険を活用しての修繕工事が可能です。勿論被災部の修繕工事のみを施工されるのも一つですが、折角足場を組んでの施工となり、その分が保険での対応が出来るので、これを機に屋根全体の葺き替えやカバー工事、或いは外壁塗装工事と言った全体的なお手入れをされるのも一つの方と方法と言えます。私たち街の屋根やさんでは部分修繕は勿論、そのいずれの工事でのご対応も可能となります。新型コロナウィルス対策も必要な状況下ではありますが、その辺りの対策にも万全を期して取り組んでおりますので、皆様もお気軽にお声掛け頂ければ幸いです。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。 2019年9月9日の台風15号、10月12日の台風19号の勢力は凄まじく、各地より被害のご相談をいただきました。江戸川区にお住まいのお客様からもお問合せをいただき、私たち街の屋根やさんでは、数多くの災害復旧工事を実施してきました。
台風発生当時に比べて、ブルーシートがかかった屋根を見かける機会も減り、それだけ復旧工事が進んでいるように感じますが、中には、まだ工事を行えていない方もいらっしゃると思います。台風シーズン前にしっかりと補修を行いましょう。
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