
HOME > 施工事例 > 町田市三輪緑山で雨漏りしている廃盤品のセメント瓦葺き屋根は、.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
町田市三輪緑山で以前に工事をおこなった建物です。玄関を入って直ぐの天井から雨漏りしていて染みが出来ているので見て欲しい、というお問い合わせでした。5年ほど前に2階の屋根の漆喰工事をおこなっているのですが、今回雨漏りしているのは1階の屋根が絡んだ部分です。昨年の台風24号の後から雨漏りしてしまったそうなので、原因がどこに有るのかをしっかりと調べます。
雨漏りしているのは赤い円で囲った部分の真下です。この下が染みが出来ている天井なので、原因はその周囲にある事が分かります。色が違う瓦が2枚あるのですが、これは大分前に割れた時に差し替えをおこなったそうです。その横には板金が刺してあり、ここは数年前に割れた部分を隠すために取り付けたそうです。セメント瓦は現在では製造されていませんので、以前の様に部分的に差し替えをおこなったりする事は出来ません。
割れている瓦があるのですが、新しい瓦と差し替える事が出来ません。割れた事で下地の防水紙の状態も確認出来、築30年下地のメンテナンスをおこなった事が無いという事もあり、大分劣化が進んでいました。瓦も廃盤品で下地に葺いてある防水紙(ルーフィング)の劣化もありますので、新しい屋根材への葺き替え工事をおこなう事になりました。
今回工事をおこなうのは1階の屋根(下屋)の為、2階の屋根の様に棟もありますし、外壁にぶつかる所もある為に雨水がしっかりと流れる様に雨仕舞いが重要になります。今回は葺き替え工事ですので、屋根のセメント瓦を全て剥がして処分するところから始まります。
瓦葺きの屋根は、下地の上に横向きに打ち付けた瓦桟に瓦を引っ掛けて葺いていきます。パッと見は問題が無くても、瓦の下で瓦桟が腐って折れていたり、防水紙が劣化して切れている事もあります。防水紙(ルーフィング)は20年~25年程度で寿命となりますので、ボロボロになった防水紙は雨漏りの原因になります。瓦桟と古い防水紙を剥がして新しい屋根の下地を作っていきます。
セメント瓦を剥がした下地の状態ですと新しい屋根材の下地として使う事が出来ませんので、合板を上から張りかぶせます。合板を張りかぶせする事で新しい屋根材の下地にもなり、屋根の強度も増す事が出来ます。
野地板で下地を補強した後は防水紙(ルーフィング)を葺いていきます。屋根は屋根材の1次防水と防水紙の2次防水の2段階で雨水から建物を守っています。屋根材が破損していても防水紙が劣化していなければ雨漏りする事はありません。逆をいえば、屋根材に問題が無くても防水紙が切れたりしていれば雨漏りしてしまうので、屋根材よりも重要なのが防水紙なんです。
新しく葺く屋根材は化粧スレートです。瓦と比べて厚さが薄い屋根材です。今回工事をおこなっているのは1階の屋根なので、外壁とぶつかる部分があります。新築の時に葺かれたセメント瓦ですので、雨押えという板金が外壁の裏側から出ています。その板金の裏側に防水紙(ルーフィング)を立ち上げて板金を被せますので、雨仕舞いをしっかりとおこなう事が出来ます。壁際は雨漏りに繋がりやすい部分ですので、しっかりおこないます。壁際の板金の取り付けが終われば軒先からスレートを葺いていきます。
ケイミューのコロニアルクアッドが新しい屋根材で、葺き上がった後に壁際の板金を納めます。屋根を葺く前に取り付けた板金が『谷』になるので、屋根材の下に回り込んだ雨水がスムーズに下へ流れる様に造りになっていますので、壁際からの雨仕舞いも万全です。
軒先から葺いてきたスレートは屋根の一番高い部分まで葺き終えた後は、棟板金を被せます。壁際の雨押えとの取り合い部分の納め方もしっかり行わないと雨水が入り込んでしまいます。屋根は屋根材の下にも必ず雨水が回り込むので防水紙を下に葺いていますが、壁際や棟などからはなるべく雨水が入り込まない様に納める必要があります。屋根には必要な隙間もありますので、その部分は塞がずに雨水の逃げ道を作りながら雨水が入らない様にする事が大切なのです。
壁際と棟の板金が納まったら屋根葺き替え工事の完成です。セメント瓦と比べて新しい屋根は軽くなりますので、築30年を経過した建物にとっては負担が少なくなりました。下地も防水紙(ルーフィング)も新しくなり、お問合せのきっかけになっていた雨漏りの原因も解消出来ましたので、町田市三輪緑山で葺き替え工事をおこなったY様にも、安心出来ると喜んでいただけました。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。屋根葺き替えで雨漏り解決!メリット・デメリットを解説!【アメピタ!】
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