武蔵野市でセメント瓦屋根の漆喰詰め直しと小技を効かせたメンテナンス
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
ある日、お庭を見たら白っぽいコンクリートのような塊が落ちていて「何だろう」と思っていたら、日に日にその量が増えてきたという武蔵野市にお住まいのN様です。その正体が屋根の瓦を支えている漆喰だと気づいたのは数週間後だったそうです。驚いてすぐに弊社にお問い合わせをくれたそうです。
担当:富田
- 【工事内容】
- 漆喰詰め直し
- 【工事詳細】
-
- お施主様
- N様邸
- 【工事内容】
- 漆喰詰め直し
- 【工事詳細】
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- お施主様
- N様邸
【点検の様子】
N様のお家はセメント瓦の屋根でした。棟から剥がれ落ちた漆喰が屋根の上に残っています。セメント瓦を固定している釘もほとんどが浮いている状態で、頭が飛び出している状態です。
谷樋の近くの瓦が割れていました。その下の瓦も大きく割れています。屋根の上に太陽熱温水器が載っていました。形状からするとかなり古いタイプのようです。ご使用されてないということなので、工事前に降ろしてしまいます。
【漆喰詰め直し】
まずは浮いている釘を打ち込むことからはじめます。浮いているということはそれだけ瓦もずれやすくなっているということなので、安全性や作業性にも影響を及ぼします。打ち込みましたら、シーリング材の出番です。
シーリング材で釘の頭とその周辺を保護します。錆びにくくなりますし、釘穴から雨水がその下に浸透していくことも防げます。セメント瓦を固定する釘にはパッキン付きのものもあります。そちらに交換してもいいのですが、その場合、釘を抜いて再度、打ち込むことになります。釘を抜いた場合、再度、そちらに打ち込んでも固定力は弱まる可能性が高いのです。ちょっとした小技ですが、その後の持ちが違ってきます。
詰め直すのは漆喰から進化したシルガードを使います。シリコンを含んでいる分だけ、防水性が高いと言われている製品です。傷んだ漆喰を剥がしていき、その上からシルガードを詰め直していきます。
漆喰の内側に詰まっているものは泥や練った土です。泥や練った土は瓦の角度や位置を固定するために使われます。泥や土ですから、その外側の漆喰がなくなってしまえば、雨などで流出していき、やがては棟の倒壊に繋がります。それを漆喰やシルガードで守っているわけです。
割れた瓦を接着し、元に戻しました。まだまだ使用には耐えられるでしょう。隅棟(寄棟などで屋根の四隅にある傾斜のついた棟)にもシルガードを詰め直しました。これで棟が崩壊してしまう危険性も激減しました。
【竣工 漆喰詰め直し】
シルガードを使った漆喰詰め直しが完了しました。瓦を固定している釘も打ち込みなおし、その上からシーリング材で処理をするという小技も効かせております。太陽熱温水器も撤去しましたので、屋根も軽くなりました。安心してお過ごしください。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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