棟板金が強風で飛散・落下?飛散の原因を徹底分析します
更新日:2023年04月13日
現地調査
お問合せのあった棟板金が飛散した状況を確認します。
先日の強風により棟板金が飛ばされてしまったというのがお問合せの内容で、どのような状況になっているのかを確認していきます。お庭に落下していたという棟板金がウッドデッキの上に置いてありました。剥がされた棟板金を確認すると釘がそのままになって、強風によって剥がされてしまった状況が確認出来ます。
屋根に上って確認すると、棟板金が剥がされていて下地の貫板がむき出しになっているのが見えます。
棟板金は、屋根面と屋根面が合わさった部分にかぶせるように取り付けてある板金で、スレートを葺いた後に下地になる貫板を打ち付けてから棟板金を被せて釘を打って固定していきます。
貫板を確認すると気が黒ずんでいるのが分かります。木製の貫板は経年による痩せや、雨水による腐食などによって黒くなっていきます。よく見ると端の方の貫板が割れているのも見えます。
左の画像が屋根の北側です。釘穴の後がありますが、上に向かって裂けているのがお分かりいただけますでしょうか。棟板金に釘が残っていましたので、板金が持ち上げられて剥がれたことがわかります。
右側の画像は南面になるのですが、北面と違い釘穴が綺麗な状態になっています。棟板金が飛ばされた強風は北風で、北面の板金が持ち上がって南側はスポッと釘が抜けるように外れてしまった様です。
飛ばされていない部分の棟板金もサビが大分広がっていて、遠目からみるとわからないのですが固定が甘い部分があります。
全体的に釘が浮いている状態になっていて、貫板が劣化していることが想定できます。今回の強風では飛ばされていませんが、今後同じような風が吹いたときには残っている棟板金も飛ばされてしまう可能性がありますので、棟板金を全て交換することになりました。
工事までのあいだ棟板金が無いことによって雨漏りのリスクを軽減するために、貫板と貫板の間に防水テープを貼っておきます。この真下は屋根材は無く防水紙(ルーフィング)が見えている状態ですので、防水テープを貼るだけでも工事までのあいだは防水効果が期待できます。
記事内に記載されている金額は2023年04月13日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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