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品川区中延で棟瓦が飛ばされて割れた原因は台風15号による強風でした

更新日:2019年10月1日

品川区中延で瓦屋根の調査をおこないました。台風15号の強風によって棟瓦が飛ばされてしまい、回りの瓦にぶつかって割ってしまいました。剥がれた棟瓦はビニールで養生してありますので、直ぐに雨漏りする心配はありません。断面がS字になっている瓦は、棟瓦の下に芯木という木があり、棟瓦を釘で固定しています。釘穴から雨水が入りこんでしまうので、経年によって芯木が不足して釘が効かなくなってしまいます。

S瓦の洋風瓦葺き屋根

断面がS時のS瓦 飛ばされた瓦がぶつかって割れてしまいました

台風15号の強風によって被害を受けた瓦葺きの建物は沢山あります。瓦自体は重い屋根材ですが、一枚一枚は瓦桟に引っ掛けて葺いてあるだけですので、強風によって飛ばされてしまう事があります。重い瓦が飛ばされますので、ぶつかると被害が拡大してしまいます。剥がれた棟瓦の回りには飛ばされた瓦によって割れた瓦が何枚もありました。

棟瓦が飛ばされたところにはビニールで養生してあります

飛ばされた棟部分にはお客様がご自身でビニールを被せて養生がしてありました。芯木が腐食しているので、今回飛ばされなかった瓦も同じような風が吹いた時には剥がれてしまう危険性があります。全体的に棟瓦の下地に傷みが出ていますので、芯木を新しく交換する取り直し工事をお薦めします。

棟瓦取り直し工事で雨水が入りにくい納めにします

漆喰が剥がれると雨水が入り込んでしまいます

棟瓦の下には漆喰(しっくい)が詰めてあります。和瓦と違いS瓦などの洋風瓦の場合、棟には半丸の瓦だけが乗せられている納めが多くなっています。漆喰の裏には芯木があるので、雨水が入ると木が腐食して棟瓦が崩れてしまう原因になります。

中の木に棟瓦を釘で固定します 下の木が腐食して釘が抜けてしまいます

芯木に棟瓦を被せて釘で固定されていましたが、普通の釘が使われていますので、釘穴の回りから雨水が浸入してしまい、釘を伝わって芯木を腐食させてしまいます。今回調査した品川区中延の瓦葺き屋根は、棟瓦取り直し工事をご提案しますが、同じ様な漆喰を詰める湿式工法ではなく、ハイロールを使用した乾式工法をお薦めします。芯木も木を使わずに樹脂製の物を使用すれば、腐食して釘が抜ける心配も無くなります。

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