
HOME > ブログ > 品川区東中延で築50年超のいぶし瓦屋根の葺き替え工事
更新日:2021年05月13日
品川区東中延にて葺き替えをご希望のお客様からお問合せをいただき、現在の瓦屋根の調査をお伺いしました。ご覧の通り築50年以上の建物ということでいぶし瓦にも経年による色むらが目立ちかなり年季が入っていることがわかりますね。
所々棟や瓦にコーキングが施されており長年、部分補修によって屋根を維持されてきたことがわかります。いぶし瓦は瓦表面は炭素膜で覆われており、銀色をしているのが特徴の日本瓦で30年から半世紀ほどの寿命がある屋根材です。色むらがあるということは表面の炭素膜が剥がれてきている証拠でもありますが、逆にこのような色むらがいぶし瓦らしく味があるという評価をされる方もいらっしゃいます。
メンテナンスフリーと勘違いしている方も多い瓦屋根ですが、他の屋根材を使用した屋根同様定期的なメンテナンスが必要となります。確かに瓦自体は長ければ半世紀以上と大変に長い寿命を持っていますが、屋根を構成する部材は瓦だけではありませんよね。
例えば瓦の下に葺かれている葺き土や杉皮は防水材としての役割を果たしていますが、屋根材の隙間や割れた瓦から入り込んできた雨水が土を少しずつ浸食したり、それによって徐々に杉板も劣化・腐食を進めてしまいます。当然防水材としての役割が果たせなくなってしまえば、雨漏りを誘発してしまうのは時間の問題です。
また棟瓦を固定している漆喰部分。遠目から見ても白や茶色になっていることがお分かりいただけると思います。白く見える部分はかろうじて漆喰の表面に残ってはおりますが、耐久年数をとうに過ぎて割れています。また茶色い部分は完全に漆喰が剥がれて土が見えてしまっています。このような状態になると棟瓦の固定力が弱まっている証拠でもあるのでずれや例えば地震が起きた際に倒壊を招いてしまうようなリスクもあるわけです。また露出した土が雨水を吸い込み、時間をかけて雨漏りにつなげてしまうといったこともあります。
この度の品川区東中延のお客様は数年単位の延命ではなく、「ご子息も長くお住まいになれるように」というご希望をお持ちでした。漆喰の詰め直しや割れた瓦の差し替えだけでは、これまでの時の経過で傷んでしまった屋根の下地まで直すことはできません。また50年を超える瓦屋根は屋根の防水材として土が使用されているため屋根が大変重く、屋根に重心がかかってしまい地震時に大変不安でしょう。屋根材を一新し、屋根の軽量化さらに傷んだ下地から新しくできる屋根葺き替えは長い目で見た際にお住まいを維持するうえで効果的だと言えます。屋根が倒壊してしまった、雨漏りによって構造部まで被害が及んでしまったなど取返しの付かない事態に陥るまえに瓦屋根と言えども早めのメンテナンスを心がけていただきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
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