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更新日:2021年05月13日
日野市にて築12~13年のお住まい無料点検を承りました。屋根は葺き替えをご検討中とのことですが、通常はスレート・瓦・金属屋根材も20年以上は持ちますので塗装メンテナンス等で充分です。しかしスレート屋根材の中には塗装が出来ない屋根材が存在します。今回はその屋根材の一つニチハのパミールが劣化した状態をご紹介します。
【塗装できない屋根材ニチハのパミール】
色褪せや雨染みの状態は築10年を経過した屋根材で良く見られる症状です。パミールでなければ問題なく塗装メンテナンスを行う事が出来た事でしょう。しかし屋根材の端が捲れ始めている事が分かりますか?
近くで見ると良く分かりますが、屋根材自体が上層から剥がれ始めてしまっています。パミールは(1996~2008年)に販売されたノンアスベスト屋根材の先駆け製品です。ノンアスベスト屋根材になる前までは、健康被害に問題を起こす以外には頑丈なアスベストを混合していたため、割れも少なく寧ろ高い耐久性を維持することが出来ていました。それほどアスベスト(石綿)は優れた素材だったのです。その為、アスベストに代わる素材が見つからず様々な工夫を凝らしながら屋根材を開発しなければなりませんでした。
ミルフィーユ状に形成されたパミール
こちらは屋根材1枚の断面図です。ミルフィーユ状に重ねて形成していることが分かりますが、屋根材に雨水が入り込むことによって表面から剥がれる層間剥離を起こすのがパミールの特徴です。剥がれた様子を見るとパミールとわかりますが、図面等がなくとも軒先の凹凸が等間隔になっていてクレーターのような白い剥がれ跡が見られるのもパミールの特徴ですので、見分けることは可能です。また今回のような剥がれを起こしていなくとも、使用したラスパート釘にめっき処理が薄い物が混入されていたこともあり、屋根材自体が滑落してしまう問題もあるようです。
パミールは屋根材の表面から剥がれてしまいますし、洗浄の高い水圧で屋根材が剥がれてしまいますので、塗装メンテナンスが出来ません。
今回のように剥がれが目立つようになると、ポロポロ屋根材が落ちてくるようになりますので早急にお問い合わせください。お住まいの雨漏りを防いでいるのは防水紙ですが、屋根材が劣化することで防水紙の保護が出来ず劣化を促進することになります。
屋根葺き替え工事を行う際に心配されるのがアスベスト(石綿)の飛散や処分費用ですが、パミールにはアスベストが含まれていませんので問題はありません。屋根に残したまま屋根カバー工法を行っても問題はありませんが、住宅の負担にもなりますのでコストを検討した上で全撤去してしまった方が良いでしょう。現在のスレート屋根材は改良を重ねて剥がれや滑落といったトラブルも起こりにくくなっていますので、ご安心ください。2018年になりパミールをご使用のお住まいはほとんどが築10年を経過してしまいました。保証期間内であれば別屋根材の提供を受けられる可能性がありますので、丁度10年目という方は一度施工会社やメーカーに確認してみましょう。
今回のお住まいは経年劣化が酷く進行していましたので、雨漏りを起こす前に葺き替え工事を行っていく予定です。他のお住まいでもパミールかもしれない、屋根材が落下してくる、補修方法を知りたいといった方がいらっしゃいましたら、お気軽に街の屋根やさんへご相談ください。点検・お見積りは無料ですのでご安心ください。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
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