
HOME > ブログ > 武蔵野市で飛散した棟板金の修理と廃盤品「ニューフルベスト24.....
更新日:2021年05月13日
武蔵野市でお問合せのあった建物です。屋根の棟板金が台風の時に落ちてきたそうで直して欲しい、というご要望です。今回の台風24号で棟板金が飛んでしまった建物を何件も調査していますが、下地の貫板が腐食していたり、最初から釘がしっかりと打ち込まれていなかった屋根も非常に多いのが分かります。伺った建物の屋根は、貫板は劣化していましたが腐っている訳ではありません。良く見ると釘がちゃんと刺さっていなかったところが多い様で、その為に風で煽られて飛んでしまったと考えられます。スレート葺きの屋根はスレート自体が大分劣化していて反りや割れがあるのですが、使用されているのは『ニューフルベスト24』というナショナル(現パナソニック)製のスレートです。大体20年~30年ほど前に葺かれていた屋根材でアスベストが含まれているので現在は製造されていません。また、良く使われているスレートの幅が約90センチなのに対して、ニューフルベスト24は60センチ幅の材料なので、他の屋根材と形状が合いません。築年数と屋根材の劣化を考えて、棟板金だけを交換するのではなく屋根全体を新しい屋根材へ葺き替え工事をおこなう事をお薦めしました。
落下した棟板金が敷地の隅に置いてありました。落ちてきたのは2本分ですが、下から屋根が見えないので他にも被害が出ているかもしれないと心配されていました。
屋根の形は切り妻で頂上部分に棟板金が被せてあります。スレートを葺いた後に貫板という木の上に板金を被せて横から釘で固定します。貫板は剥がれておらず屋根の上に残っていました。
棟板金が飛んでしまった隙間から下地に葺いてある防水紙(ルーフィング)が確認出来ます。大分傷みが出ていますが見える範囲では切れている所はありません。防水紙は雨水から建物を守る為に重要な役割があるので、屋根材と合わせて防水紙の劣化も気にしなければなりません。今のところ雨漏りしていないそうですが、早く直さなければ今後雨漏りしてしまいます。
全体的にスレートの劣化が出ています。反ったりヒビ割れが入っていて、一部完全に割れて無くなっていいる所もありました。剥がれた部分からスレートの刻印が見えたのですが、ナショナルのニューフルベスト24というスレートでした。約20年~30年程前に製造されていた材料でアスベストを含んでいるために現在では廃盤品の材料です。また、幅が60センチなので他の物への差し替えも出来ません。武蔵野市で調査した建物は、早急に棟板金の交換工事が必要ですが、屋根全体の傷みと防水紙の劣化も考えると、屋根全体の葺き替え工事をおこなった方が良いでしょう。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
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