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「パミール」に塗装メンテンナスが出来ない理由|塗装が無駄になってしまうノンアスベスト屋根材とは?

更新日:2024年10月03日

 スレート屋根は、一般的に定期的な塗装メンテナンスを必要とする屋根材です!
 美観の回復と併せて、塗膜の保護機能を回復させることで屋根の寿命を長持ちさせることが出来ます(#^^#)

 ですが、スレート屋根の中には塗装メンテナンスによる施工が出来ない屋根材が存在します(>_<)

 それが、ニチハ「パミール」などのノンアスベスト屋根材と言われる種類です。

 この記事では、「パミール」を含むノンアスベスト屋根材が塗装メンテナンスを施せない理由と併せて、実際に施工させて頂いたパミール屋根の葺き替え工事の様子まで詳しくご紹介いたします!

ノンアスベスト屋根材とは?

劣化が進行しているパミール屋根

 まず、ノンアスベスト屋根とは1990年代後半~2000年代後半までに製造された「アスベスト非含有屋根材」の総称です!

 アスベストと言えば、一昔前に吸入による健康被害が騒がれた素材として有名ですよね。

 優れた特性を持つアスベストはスレート屋根材の耐久性を向上させる為にもなくてはならない存在でしたが、上記の問題から各メーカーによって「ノンアスベスト屋根材」が開発・製造されることとなりました。

 しかし、当時アスベスト非含有屋根材の製造技術が確立されていなかったことから、ノンアスベスト屋根材は経年により著しい劣化症状が発生してしまう欠陥を抱えてしまう事となります😥

 冒頭でもお伝えしたニチハ「パミール」や、クボタ(現ケイミュー)「コロニアルNEO」などその製品の種類は複数存在し、ひび割れ・変色・剥離症状などその劣化症状の特性も様々です。

「パミール」を含むノンアスベスト屋根材の塗装が出来ない理由

 結論として、パミールを含むノンアスベスト屋根材の塗装メンテナンスが行えない理由は、「無駄になってしまう」為です。

 残念ながら塗装によって塗料の保護機能を回復出来たとしても、屋根材自体の劣化症状を止める事は出来ません😰
 せっかく塗装によるリフォームをしても、それに掛かる費用・手間が無駄になってしまいます。


劣化により層間剝離が生じているパミール屋根



 また、劣化が著しく進行したノンアスベスト屋根材は非常に脆くなっており、塗装に必要な高圧洗浄は屋根の状態を悪化させてしまうリスクにもなります。

 屋根を損傷させてしまう事で雨漏り被害を招いてしまう可能性もありますので、そうした観点からもおすすめできません(>_<)

 ノンアスベスト屋根の施工方法としては、屋根葺き替え工事・屋根カバー工法が選択肢となります!

 まずは、専門の施工業者へ相談してみましょう!

葺き替え工事によるパミール屋根のリフォーム事例

 それでは、次に実際に施工させて頂きました葺き替え工事によるパミール屋根のリフォーム事例をご紹介いたします!

 今回は、足立区入谷のお客様より工事のご依頼を承りました(^^)/
 金属屋根への葺き替え工事をおこないますので、初日の撤去作業の状況をご説明いたします。

 

 

ニチハパミールの屋根

スレート葺き屋根

 

 スレート葺き屋根は定期的に塗装工事でのメンテナンスが必要な屋根ですが、前述の通りノンアスベスト屋根材は塗装工事が出来ない(おススメしない)屋根材です(>_<)
 今回工事をおこなっている屋根に葺かれている『パミール』もその一つです!

 パミールは、アスベストを含んでいないノンアスベストの屋根材として販売されました。
画像を見ていただくと一目瞭然なのですが、製造工程によって耐久性が低く面が剥離するような劣化症状が出てしまいます。

 

 

劣化した状態

 

 ここまで劣化が進行していると、塗装しているそばから剥離が起きてしまうので、結論としては塗装工事以外でのメンテナンスを行う必要があります。

 

 

ニチハのパミール

 

 パミールは特徴的な形状をしておりますので、屋根を見ると直ぐにわかります。

 2008年まで販売されていましたので、一番新しいものでも16年は経過しています。
 その為、現在ご使用されているほとんどのパミール屋根が、今回工事をおこなう屋根の様に剥離症状が出ていると思われます。

 

 今回は葺き替え工事でメンテナンスをおこないますので、撤去作業から始めていきます。

 

 

屋根葺き替え工事開始

撤去作業

 

 屋根材(パミール)を撤去していきます。

 

 一枚対して釘を4本打って固定してありますので、1本1本釘を抜いて撤去していきます。今回の屋根材にはアスベストが含まれておりませんので、破片が飛び散らない様に注意しながら作業していきます。

 

 

撤去した屋根材

 

 撤去した材料は梯子に設置したウインチを使って下ろしていきます。古い化粧スレート材にはアスベストが含まれており、撤去方法や処分方法などに注意が必要ですが、パミールは通常の産廃として処分が出来ます。

 

 撤去した後は下地の劣化状況を確認したうえで作業を進めていきます。屋根葺き替え工事税込み1,097,800円から承っております。屋根の面積や劣化状況、使用する屋根材によってもかわりますので、まずは街の屋根やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)/

 

 

 記事内に記載されている金額は2024年10月03日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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