
HOME > ブログ > 軒先唐草とは?屋根の劣化や雨漏りを防ぐための役割やメンテナン.....
更新日:2024年09月04日
軒先唐草は聞き馴染の無い言葉かもしれませんが、基本的にはどの屋根にも設置されている部材を指しています。
また、風呂敷によく用いられている「唐草模様」をご存知であれば、業者との打ち合せで軒先唐草が登場すると「屋根と唐草にどんな関係が?」と疑問に思われるかもしれませんね(^▽^)/
今回は知名度の低さとは比べ物にならない、重要な役割を持つ屋根の役物「軒先唐草」をメインテーマに屋根の情報をお届けしたいと思います。
軒先唐草は、屋根の軒先部分に取り付けられている水切り用の板金を指しています(^▽^)/
水切り板金はその字面から想像できるかもしれませんが、雨水を浸入・または染み込ませないように設置される金属製の板金です。
その内、軒先に設置されている水切り板金を軒先唐草と呼ぶことがあるんです(*^^)v
冒頭でも軽く触れましたが、風呂敷の模様にも使用される「唐草」がどうして屋根の水切り板金の別称として用いられているか気になりますよね(-_-;
軒先唐草の名称は、かつて日本の瓦屋根に唐草模様が施されていたことに由来しています。
かつて日本の瓦屋根では、軒先部分に使用されていた軒瓦に伝統的な装飾として唐草模様が描かれていました。
軒先だけに使用される瓦のために「唐草瓦」とも称され、古い建物や仏閣の瓦屋根ではそのデザインが確認できるかもしれません。
この唐草の装飾を語源とし、現代の屋根の軒先に必要とされる水切り用の板金の事を「軒先唐草」と呼ぶことがあるんです(^^)
軒先唐草には、当然ながら水切り板金としての重要な役割が存在しています。
その最たるものが、屋根上から伝って来た雨水を雨樋へ適切に流すことです!
「雨水は自然と雨樋へ流れるのでは?」と疑問に思われるかもしれませんが、軒先唐草がないと軒先へ集まった雨水の一部は雨樋へ落ちず、そのまま屋根の裏側へと伝って入り込んでしまったうのです(-_-;
特に多くの部材が組み合わさる軒先部分では、建材同士にわずかな隙間が生まれやすく、狭い管が液体を吸い上げるような「毛細管現象」が発生しやすいとされています。
そのため雨水が重力とは関係なしに屋根裏へと引き込まれてしまうことが考えられるため、それを防止するためにも水切り板金である軒先唐草の設置はほとんどの屋根で必要とされています(^▽^)/
もし雨水が屋根裏にまわると、木部の腐食や断熱材をダメにしてしまったり、雨漏りの原因となる可能性が高いため要注意ポイントなんです!
軒先の他にも、屋根にはいくつかの場所で水切り板金が設置されています。
ケラバとは、屋根の側面に位置する部位を指す言葉です。
側面には雨水が流れないため雨樋は設置されていませんが、外壁部分から突き出るようになっていることで壁や窓に雨水が当たる量を減らすための役割があります。
雨水が当たりやすいケラバに板金を設置し、雨水が軒天を伝って外壁へと流れないように遮断する効果も持ち合わせています(^▽^)/
下屋根では上階部分の外壁との取り合いに板金が設置されています。
屋根と外壁が出会う部分はどうしても隙間が発生しますので、そこを覆い隠すように板金を設置し、シーリングなどで完全に雨水の浸入する隙間を塞ぐことで雨仕舞としての機能を果たしています(^▽^)/
軒先唐草は金属製の板金ですので、通常は時間の経過とともに錆などの劣化が発生します。
腐食や劣化を防ぐため、屋根や外壁の塗装時にはこうした付帯部の板金を錆止め塗料などで塗装することがあります。
軒先唐草だけでの交換は構造上できませんので、新しくするためには屋根葺き替え工事やカバー工法が必要になってきます(^▽^)/
私たち街の屋根やさんでは、塗装によるメンテナンスや葺き替えによるリフォームなど、屋根の幅広い工事に対応しておりますので、もしご不安なことがありましたらなんでもご相談くださいね(*^^)v
点検からお見積もり作成の費用は無料ですので、お気軽にご連絡・ご依頼いただけますと幸いです!
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【施工内容】
その他の工事
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