天井のシミの原因を屋根材別に解説！各屋根材の雨漏りの対策と対処方法

更新日：2024年04月19日

住宅の天井にシミが発生した際は、早めの対処が重要です！


また、さらに大切となることが原因を理解し、未然に天井のシミを防ぐことです！


本日は、屋根工事の専門家の視点から、天井にシミができた場合の原因や対策、対処方法について解説します！(^^)/

天井のシミの原因

天井のシミの原因はさまざまですが、主なものには雨漏りや結露、配管の漏水などが挙げられます。


特に雨が降った際に雨水が垂れてくる、屋根裏からポタポタと音がするという場合には、雨漏りによるシミである可能性が高いです。


屋根工事の専門業者として、ここでは雨漏りによるシミについて詳しくご紹介します(^^)/

雨漏りによる天井のシミについて

雨漏りの原因もやはり様々ではあるのですが、一般的には屋根の劣化や破損が主な要因となります。


屋根材によっても原因が異なり、代表的な屋根材である瓦屋根、スレート屋根、金属屋根の主な原因は以下の通りです。

瓦屋根

瓦屋根では、瓦が破損している、ずれているという場合や、屋根頂上の棟瓦に不具合が生じていることが原因となる場合が多いです。


棟瓦には漆喰によって固定力・密閉性が高められているのですが、漆喰が劣化している場合ひび割れや剥がれが起こるようになります。


漆喰に隙間が生じている場合はそこから雨水が入り込むこととなり、棟瓦の固定力も低下することになるため棟瓦がずれて雨漏りの原因になります。


そのため、雨漏りを未然に防ぐためには10年ほどを目安に棟瓦や漆喰の点検・メンテナンスをおこなっていただくことが大切です！

スレート屋根

スレート屋根では、屋根材の破損や棟板金の劣化などが原因となります。


スレート屋根は水分を吸水しやすい性質上、雨水の影響で変形やひび割れなどが発生する場合があります。


屋根材の破損を防ぐためには、定期的な屋根塗装でスレート屋根の表面を保護してあげることが重要です。


また、スレート屋根の頂上には棟板金というものが設置されているのですが、この棟板金も経年によって固定力が失われていきます。


固定力が低下した棟板金は浮き上がるようになり、屋根との間に隙間が生じることで雨水が内部を侵食していくようになります。


屋根塗装・棟板金共に10年程度の周期でのメンテナンスがオススメですので、専門業者へ併せて点検を依頼するようにしましょう(^^)/

金属屋根

金属屋根もスレート屋根と共通して、棟板金に注意が必要です。


そしてスレート屋根と異なる点が、金属であるために錆が発生する可能性があるという点です。


錆は金属を腐食させ、被害が深刻化すると金属に穴を空けるようになります。


穴の開いた金属屋根は当然雨漏りの原因になりますので、定期的な錆止め塗装で錆の発生を抑制してあげることが大切です！

どの屋根材でも共通する注意点

さらにどの屋根材でも共通して、防水紙の劣化にも注意しなければいけません。


防水紙は雨漏りと最も密接に関係していると言っても過言ではない部材で、屋根材の下に敷設され、雨水が屋根内部へ入り込まないよう防いでくれています。


そのため、上記でご紹介させていただいた不具合があっても、基本的には防水紙が守ってくれるためすぐに雨漏りが起こるということはありません。


しかし、防水紙が劣化して破れたり穴が空いているという場合には雨漏りが起こることとなり、さらに屋根に不具合がある場合にはその分防水紙も劣化しやすくなっていきます。


防水紙の劣化が始まる築20年～30年ごろを目安に、屋根カバー工法や屋根葺き替え工事で防水紙と屋根材を新しくしてあげましょう(^^)/

天井のシミの対処方法

屋根からの雨漏りによって天井にシミができているという場合には、雨漏りの原因となっている箇所の特定が非常に重要となります。


そのため、天井のシミを見つけたら速やかに知識のある専門業者へ点検を依頼するようにしましょう(^^)/


雨漏り調査によって原因を特定し、雨漏りの原因となっている箇所を確実に補修したうえで、天井の張替え等の工事をすることが大切です！

また、雨漏りが深刻化している場合には屋根の下地にまで影響が及んでいる可能性が高く、その場合は屋根葺き替え工事や屋根葺き直し工事によって屋根全体を補修・張替えすることになります。


被害が深刻化してしまわないよう、天井のシミは早期の対応をお心がけください！


私たち街の屋根やさんでは雨漏りの無料調査や、有料の散水試験などによって確実に雨漏りの原因を特定し、最適なメンテナンス方法をご提案させていただきます！


調査・お見積りは無料で承っておりますので、屋根のことでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください！

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