折板屋根には塗装メンテナンスが必要?塗装面積の求め方や塗り替えが必要な理由とは
更新日:2024年04月12日
住宅よりも大型の工場や倉庫に使用されていることが多い折板屋根ですが、地上からですと傾斜の無い屋根上の様子を知ることは中々できませんよね。
ですので、「もし知らない内に劣化していて雨漏りが発生したらどうしよう」とご不安な気持ちになられることもあるでしょう(>_<)
そこで今回は折板屋根について詳しく解説し、気になるメンテナンスや塗装面積の算出方法などをご紹介いたします。
折板屋根はどんな屋根?
折板屋根は非常に高い耐久性を持つ屋根の一種です(^▽^)/
よく大型の工場や倉庫の屋根に使用されています。折板屋根は100mを超えるような長さでも施工可能な程自由度が高く、大規模な面積になる工場などで採用されているんです!
素材自体は薄い鋼板ですが、波型に加工することで耐久性を向上させています(^^)v
一般的に耐用年数は20~30年程と言われています。
折板屋根の固定方法には「重ねタイプ」「はぜ締めタイプ」「篏合タイプ」が存在しており、どれもタイトフレームとボルトを活用して屋根材を施工しています。
それぞれ構造などは異なりますが、「はぜ締めタイプ」「篏合タイプ」は屋根表面にボトルが出ないような仕組みになっているため、見た目の綺麗さやボルト穴からの雨水の浸入がかなり少ない点がメリットとして挙げられます(^^*)
折板屋根のメンテナンス方法
まず、定期的な塗装のメンテナンスが必要です。
塗装が剥がれると屋根が錆びやすくなり、雨漏りの原因にもなります。
特に折板屋根は他の屋根と違って勾配を必要としないため、雨水が屋根上に滞留しやすい傾斜となっていることが多いです。
そのため、塗装によって表面の防水性を維持しておかなければ、錆びが発生しやすくなるのです(-_-;
また、重ねタイプの場合は突出しているボルトが先に錆びることも多く、ボルトを起点として周囲の折板屋根にも錆が広がってしまいます(>_<)
特に工場の折板屋根は状態を地上から確認することが不可能ですので、錆の進行に全く気が付けません。
ですので、定期的に点検を行い錆が軽度な内に塗装メンテナンスを実施することが重要です(^^)
錆が酷かったり、穴が開いてしまっていたら?
折板屋根で雨漏りが発生した場合、既に錆によって穴が開いてしまっていることが多いです。
雨漏りした穴やボルト部分を補修したとしても、既に広範囲の折板屋根が傷んでしまっていると考えられますので、その際には塗装ではなく屋根カバー工法や葺き替え工事を行いましょう。
折板屋根の塗装面積はどう求める?
塗装メンテナンスが重要という事をお伝えしましたが、その費用を計算する上では塗装面積を出さなければなりません。
ただ、スレートやガルバリウム鋼板屋根と違って波型である折板屋根は、通常の屋根面積だけでは正確な塗装範囲とならないのです。
では、どのようにして面積を求めるのでしょうか?
屋根係数を用いた計算方法
折板屋根の塗装面積を求める際には、単純に縦と横の長さを掛け合わせるだけでは正確な計算が得られません。
そこで折板屋根は、屋根面積に決められた係数を掛け合わせることで面積を求めることができます(^▽^)/
例えばヨドルーフという折板屋根の係数は1.44ですので、『屋根面積 × 1.44』で塗装面積を求められます。
係数を求める計算方法もありますので、製品ごとに異なるサイズでもしっかりとした塗装面積を出すことが可能です(*^^)v
三平方の定理を用いた方法
また、屋根の凹部の斜辺の長さを三平方の定理で計算し、その数値を用いて一谷分の長さを求めることができます。
谷の数と横方向の長さを掛け合わせ、そこに先程の一谷分の長さを掛けることで総面積を求めるという方法も存在しています。
正確な面積を求めることで塗装面積が適切に計算され、費用の適正な見積もりが可能となります!
折板屋根の塗装面積を正確に求めることで適切な塗装メンテナンスを行い、屋根の保護や美観を維持することが可能となります。
そのため、折板屋根の塗装業者選びの際には相見積もりなどを行い、見積書に記載された面積が正確かどうかでも信頼性を確認することができますね(*^^)v
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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