
HOME > ブログ > 瓦の漆喰が剥がれた時はどうしたらいい?補修工事の必要性や参考.....
更新日:2024年04月03日
瓦屋根のお住いですと、ある日劣化した漆喰が剥がれて屋根から欠片が落ちてくる事があります。
ベランダなどで発見できれば気づきやすいですが、剥がれた漆喰は瓦に引っかかって屋根上に留まっていたり、雨樋に入ったりすることも多いです。
そのため、知らない内に屋根全体の漆喰が劣化して剥がれてきているような状態にもなりかねません(-_-;
漆喰は瓦屋根において非常に重要な役割を果たしている部材であり、劣化を放置すると雨漏りの発生原因となるため、本記事でその対策や漆喰補修の重要性についてご紹介したいと思います(*^^)v
そもそもメンテナンスが必要と言われ、初めて漆喰のことを知ったという方も多くいらっしゃいます。
そこで、まず初めに漆喰の詳細や瓦屋根における役割からご説明いたします(^▽^)/
瓦屋根の棟部分には棟瓦などが積まれていますが、その下部で側面に見られる白い部分が漆喰となります!
漆喰は塗って施工する建材で、積まれた棟瓦と屋根面となる平瓦の繋ぎ目を埋めるように塗られています(^^)
では、いったいなぜ漆喰は棟部分に塗られているのでしょうか?
漆喰は瓦を接着して固定し、雨漏りや劣化を防ぐ役割を果たしています(^▽^)/
塗られた直後はまだ柔らかいですが、徐々に硬化して瓦同士を接着し、棟の安定性や固定力強化を行ってくれるのです!
漆喰の内側には棟の土台となる葺き土がありますが、それを保護している役割もあります。
例えば漆喰が劣化して棟から剥がれてしまうと、その箇所から葺き土は外部へ流出してしまいます(>_<)
土台である葺き土が減少すれば、棟の安定性も欠けてしまうのです。
また、漆喰の無くなった部分から雨水が入り込み、雨漏りへと繋がってしまうことも多いです(-_-;
雨水が吹き込んでしまうこともそうですが、露出した葺き土が雨水を吸水して内側に引き込むことにもなります。
漆喰はそうした被害を抑えるため、瓦屋根に欠かせない要素として固定や防水の役割を果たしているのです!
初期の漆喰は美しい白色をしていますが、時間とともに劣化し、補修が必要になります。
現在の漆喰の耐用年数はおよそ20年程ですが、寒さや紫外線の影響でも劣化が進みやすいため、環境によっては10-15年程で剥がれてくるケースもあります(>_<)
剥がれてしまってからでは雨漏りや不安定になった棟の崩れなどの危険性があるため、補修のタイミングとしては漆喰にひび割れや軽度の欠けなどが見られるようになった初期の劣化段階で工事を検討するようにしましょう(^▽^)/
また、築年数や前回の工事からの期間でも判断できますので、「そろそろかな?」と思われましたら一度無料点検をご活用してみてください(*^^)v
漆喰の劣化が進行すると雨漏りの原因となるため、早めの補修が重要です。
漆喰の補修は、軽度な傷みの場合は詰め直し工事が行われることもありますが、これは古い漆喰が劣化しきって剥がれた場合に新しい漆喰も剥離してしまう可能性があるため、本当に軽度な劣化の場合の補修方法となります!
瓦のずれや漆喰の劣化が進んでいる場合には、既存のものを取り除いて新しい漆喰を詰め直す、漆喰詰め直し工事を行います。
▼漆喰詰め直し工事の費用目安
・1mあたり6000円前後(施工範囲20mの場合)
漆喰の補修費用は施工する棟の長さによって異なります。
また、実際には現地の状態によって費用も大きく変わってきますので、基本的には現地をしっかりと調査した上で作成したお見積もり金額を確認し、工事を検討してみることがオススメです(^▽^)/
また、漆喰詰め直しのみでは解決できない棟全体の歪みや雨漏りに対しては、棟を解体して造り直す棟取り直し工事をご提案させていただくこともございます。
漆喰の劣化が確認できご不安な場合には、ぜひ一度ご相談くださいね(*^^)v
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瓦屋根工事、漆喰詰め直し