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透湿ルーフィングとよく使われている防水紙との違いは?メリットとシェア率が低い理由を解説!

更新日:2024年03月22日

 透湿ルーフィングは、通常のルーフィングシートとは一体何が異なるのでしょうか?

 近年では透湿ルーフィングを屋根の防水シートとして採用することも増えてきていますが、大半のお住いの屋根では非透湿ルーフィングが普及しています。
 その理由や、透湿ルーフィングの特徴とメリットについて詳しく解説します(^▽^)/

防水紙それぞれの特徴

透湿ルーフィングは通常のルーフィングシートと何が違う?

 どちらもルーフィングですので、基本的な役割は建物内部への雨水の浸入を防ぎ、野地板や屋根裏への染みこみを抑えることにあります。
 
 ただ、透湿ルーフィングは屋根全体で5%程しか使われていないとされており、多くは非透湿ルーフィング(改質アスファルトルーフィングなど)となっているのが現状ですΣ(・ω・ノ)ノ!

改質アスファルトルーフィング

 では、そんな透湿ルーフィングと広く普及しているルーフィングにはどのような違いがあるのでしょうか。

◆透湿ルーフィングの特徴・メリット

 透湿ルーフィング最大の特徴は、名称の通り湿気を透けさせる、つまり湿気を通して外に逃がすことができる点です(^^)

透湿ルーフィング

 屋根の隙間などから浸入してきた雨水への防水に加え、屋根裏で発生した湿気などを外に逃がすことができる優れものなんです!
 この機能により、屋根下地の湿気や結露を抑制し、特に木材が使用されている構造物の劣化を防ぐことができます(^▽^)/
 
 湿気を通すことから防水面が不安に思えるかもしれませんが、透湿ルーフィングは雨水をしっかりと受け止めて染み込ませない性能になっているので安心です!

防水はしっかりしつつ、透湿性のあるルーフライナー

 また、通常のルーフィングとは耐久性も大きく異なります!
 透湿ルーフィングは50年~60年程と、一般的なルーフィングの30年よりもはるかに長持ちすることが分かります(*^^)v

外壁ではスタンダードな透湿ルーフィング

 屋根と同様に外壁にもルーフィングは張られていますが、そのほとんどは透湿ルーフィングとなっています!
 
 外壁は壁内での結露や湿気の発生によって断熱材や重要な構造材がダメになってしまいやすいため、透湿性を高めることは非常に重要となっています。
 
 では、どうして耐久性もあり、外壁と同様に湿気の劣化を対策できる透湿ルーフィングは、あまり屋根に使用されていないのでしょうか?

屋根下地として透湿ルーフィングのシェア率が低い理由

 一番の理由は、やはりコストの高さにあるのではないでしょうか。
 
 透湿性ルーフィングは非透湿性ルーフィングよりも施工上のコストや技術が必要とされるため、一部の業者やお客様が選択を避ける傾向があります(><)

工事で用意された防水紙

 また、透湿性ルーフィングを使用する場合には屋根に通気層を設ける必要があり、これが追加の工程やコストを要することもシェア率低下の一因となっています。

 確かに耐久性は非常に高いのですが、その分非透湿性のルーフィングよりも金額や施工コストが高くなっているのが選ばれにくい原因の一つと考えられます(--;

◆耐用年数が長いことも逆に選ばれにくくなっている

 透湿ルーフィングは50年以上使用できる耐久性を有していますが、もし屋根材が30年で寿命を迎えてしまった場合、透湿ルーフィングも途中で新しいものに変更する必要が出てしまいます(--;

 

 なぜ?と思われるかもしれませんが、スレートなどは葺き替えで屋根から剥がす際に防水紙も破けてしまうため、新しいものに変えなければなりません(><)
 
 そのため瓦屋根など屋根材も60年以上の寿命を持つような状況でないと、非透湿ルーフィングの耐久性で十分だったこともシェア率が低い原因と予想できます。

近年では評価が上がる傾向も

 近年では屋根材の進化も著しく、特に新築時のシェアが№1となった金属屋根材でも30年以上の耐久性が見込める製品は数多く登場しています。

耐久性の高い金属屋根材

 そうなると、逆に30年程で寿命を迎えてしまう防水紙では雨漏りが起きてしまうため、透湿ルーフィングのような高耐久なルーフィングシートが必要になってくるのです!
 
 ですので、一気にという訳にはいかないでしょうが、今後は透湿ルーフィングのシェア率も伸びていくのではと思われます(^▽^)/

まとめ

 以上のように、透湿ルーフィングに限らず防水シートを選ぶ場合には、屋根材などの寿命との兼ね合いも含めて検討する必要があると覚えておいてください(*^^)v
 
 防水シートをリフォームで選択する場面は「屋根カバー工事」や「屋根葺き替え工事葺き直し工事)」となり、街の屋根やさんでは施工経験も豊富にございます!
 
 どんな防水シートを選ぶのが正解か相談したい!と言う場合でも、ぜひお気軽にご相談ください(^▽^)/

▼屋根カバー・葺き替え工事の参考費用(スレート屋根の場合)
 ・屋根カバー工法:税込 877,800円~1,430,000円
 ・屋根葺き替え工事:税込 1,097,800円~2,200,000円

 記事内に記載されている金額は2024年03月22日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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