瓦棒葺き屋根とは？調布市染地での施工事例から学ぶ特徴と工事内容

更新日：2025年06月28日

はじめに

瓦棒葺き（かわらぼうぶき）とは、主に金属製の屋根材を使用し、芯木を使って固定する屋根工法の一つです。

金属屋根の中でも歴史が長く、耐久性や施工性に優れることから、現在でも戸建住宅や倉庫、工場などで多く採用されています。

今回は、調布市染地で実際に行った瓦棒葺き屋根の施工現場をもとに、その特徴や工程を写真付きでわかりやすく解説します。

街の屋根やさんがどのように屋根を修繕・再生していくのかを、ぜひご覧ください。

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瓦棒葺き屋根の基本構造

瓦棒葺きは、芯木（しんぎ）と呼ばれる木材または樹脂材の上に金属屋根材をかぶせる構造で、屋根材の固定と雨仕舞いの要を担っています。

芯木は、屋根材をしっかりと押さえる役割を果たしており、雨水が入りにくい構造にするため、金属板（葺き板）を立ち上げて施工されます。雨漏りリスクを軽減できる優れた工法である一方、芯木の劣化には注意が必要です。

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腐食した芯木の実態

こちらの写真では、長年の雨水侵入により芯木が腐食してしまっている様子が確認できます。

芯木の腐食は、金属屋根材の浮きや雨漏りを引き起こす原因となるため、早期発見・早期対処が必要です。

瓦棒葺きは一見丈夫に見えても、芯木内部が湿気で腐ると機能を果たせなくなります。

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葺き板の設置工程

写真では、葺き板（どぶ板）を専用工具で折り曲げ、芯木と芯木の間に丁寧に挟み込む作業を行っている様子が見られます。この工程により、雨水の侵入を防ぎつつ、強度を保つ屋根が仕上がっていきます。

職人の手作業によって行われるこの工程は、技術と経験が求められる重要なステップです。短い長さの場合は、工場で折り曲げ加工したものを運び込んで取り付けていきます。

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既存の瓦棒屋根の撤去

瓦棒葺きのリフォーム工事では、まず既存屋根材の撤去作業からスタートします。

こちらの写真では、長年使用されていた屋根材がはがされ、下地の腐食状態が確認できる状態になっています。

既存の屋根材をそのまま重ね張りする瓦棒屋根のカバー方法もありますが、構造材の状態確認のためには撤去をお勧めします。

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樹脂製芯木の使用例

近年では、木製の芯木に代わって樹脂製芯木を使用するケースも増えてきました。

この写真では、耐水性・耐腐食性に優れる樹脂材が用いられており、将来的な腐食リスクを大幅に軽減します。

環境条件の厳しい地域や、メンテナンス回数を減らしたい方におすすめの材料です。

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瓦棒葺き屋根の完成形

すべての工程を終えると、写真のように美しく仕上がった瓦棒葺き屋根が完成します。

直線が美しく、シャープな印象を与える外観が特徴的で、現代の住宅にもマッチします。

しっかりと施工された瓦棒葺きは、10〜20年は安心して使える高耐久屋根となります。

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瓦棒葺き屋根のメリットと注意点

メリット

• ・軽量で耐震性が高い
• ・雨漏りに強い構造
• ・施工が比較的スピーディー
• ・シンプルでモダンな外観が得られる

注意点

• ・芯木の劣化対策が重要（定期点検が推奨）
• ・断熱性が低いため、断熱材の併用が望ましい
• ・雨音が響きやすいため、防音対策も考慮

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まとめ

今回ご紹介したように、瓦棒葺き屋根は実用性と美観を兼ね備えた優れた工法です。

しかしながら、芯木の腐食や屋根材の劣化など、定期的な点検とメンテナンスが不可欠であることも忘れてはなりません。

調布市染地での施工写真をもとに、屋根のリフォームや葺き替えをご検討中の方は、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(^O^)／

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