
HOME > 施工事例 > 江戸川区|経年劣化したスレート屋根をスーパーガルテクトで屋根.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:谷
担当:谷
【点検の様子】
定期的なメンテナンスを行っていると住宅の状態はしていない住宅に比べ全く違います。たとえばサイディングであれば浮きや反りが全くない、モルタルであればクラックが目立っていない等、見栄えも良く建物の状態も良いです。ヒビ(クラック)等は経年によってどうしても発生します。しかし、定期的な補修をしていく事で、一度に係る補修費用も時間も箇所も少なく済みます。
外壁はメンテナンスのお陰で全く問題ないようです。築30年には見えないほどの住宅にするにはどれだけ住宅を気遣うかによって大きく変わりますよね。では早速、軒天と屋根を点検していきましょう。
軒天は遠目から見ると一見なんの変哲もないように感じますが、軒天の塗装にムラがあるのか、剥がれのせいなのか、色に差があるのかなと感じます。
梯子をかけて近くで確認してみます。2人で回ると安定性を考え1人が下で支えます。このように支えるだけで梯子が揺れにくく点検もしやすくなるんです。軒天は3年前に補修下にも関わらず、早くも剥がれが起きています。剥がれ方を見る限りベニヤのようですね。
軒天は垂木や桁を隠し、外観をよくするためと小屋裏への延焼を防ぐ目的で設置されています。
逆に和風建築ですと、木材を活かす為に桁を出している住宅もありますが、近年では洋風建築が大変多く、軒天を設置する住宅が多いのです。また軒の出が広いと外壁に雨が当たらず外壁材の傷み防止にも繋がります。シャープな住宅が増加する中、なぜこのような設計になっているのか、軒天は必要な理由について考えてみるのもいいかもしれませんね。
軒天に薄い染みが付いています。軒天は外壁から出ている分、傷みも多いのですが、だからと言って屋根があるので常日頃、雨水に当たっているわけではありません。なぜ染みが出来るのか、これは屋根からの雨漏りの可能性があり得ます。屋根の雨漏りが起きていると軒に雨水が流れ、軒天を出口にしようと流れてきます。軒天に黒い染みがある場合、屋根・1階の場合はバルコニーからの雨漏り調査を行う必要があります。
もし仮に雨漏りが起きていたとするなら、雨漏り箇所の補修をしてから軒天の補修を行います。
雨漏りが起きていなくとも、ベニヤであれば劣化も早いですので、補修する際にはケイカル板やガルバリウム鋼板での張替をするのも手です。比較的安価で頑丈なのはケイカル板です。状態を確認した上で、どの材料で施工するのかは築年数や今後の方向性をふまえて決定していきましょう。
では屋根の状態を見ていきます。築30年の屋根には見えません、一度張り替えたのでしょうか?スレート屋根は塗装をしたとしても20~25年と言われています。アスベスト含有のスレートであれば耐久性も高いのですが、2004年を境にノンアスベストのスレートに変わっています。葺き替えが2004年前なのか、後なのか、このような場合でも後の補修方法が変わります。
今の時点で既に表面塗膜が無くなってしまっています。屋根自体には破損は見られませんが、入母屋のような鳩小屋のような特殊形状は納まりが難しく、少しの隙間で雨漏りを起こしてしまいます。原因特定も難しいので気付いた時点で速やかに調査・補修をする必要があります。
スレート屋根に苔の発生が出てきています。スレートの塗膜劣化に伴って水分を含みやすくなります。それによって苔が発生し更にそこに雨水が滞留しやすくなります。苔の発生した部分に紫外線が当たり乾燥すると、屋根材の浮きや反りの原因に繋がります。浮いた屋根材は元に戻りませんので、こうなる前に苔を発生させない状態を維持することが重要です。
今回、雨漏りと今後のメンテナンスも考えてガルバリウム鋼板で屋根カバー工法工事を行っていきます。軒天は増し張り工事後に塗装で表面保護をしていきます。
【施工の様子】
まずは足場の仮設です。駐車場のカーポートまで足場の範囲が伸びてしまいますので、ポリカを取り外し、足場を立てます。作業効率・安全面の為にステージを設けていきます。足場は外壁からおよそ30㎝程離した場所に60㎝幅のブラケットに40㎝の作業床を取り付けますので最大で90㎝外壁から離れたところに単管が立ちます。その為、邪魔になる場合はポリカの脱着、植物の伐採等も費用がかかってしまいます。
足場自体はお客様には関係ありません。工事をするにあたって必要で、工事が終わったときに残る物ではありません。しかし、作業スタッフの安全を守る為ですのでご承知おきください。
ちなみに足場は4500年前、ピラミッドを建設する時代からあったようですね。工事の際に必要にはなりますが、足場をかけるチャンスも滅多にありませんので、仮設時に出来る補修はしておきましょう。
屋根カバー工法は既存の屋根材を剥がす必要がありません。その為、工期の短縮、屋根材撤去の費用削減に繋がります。アスベストが含まれている屋根材の場合、撤去費用も大幅に高くなります。野地板等の下地の補強が必要ない場合で、施工費用を抑えたい場合は屋根カバー工法がお勧めしています。
まず棟板金と貫板を外し、軒先から棟に向かって防水紙を張り、役物を取り付けていきます。瓦屋根では銅板やステンレス、ガルバリウム鋼板と様々な種類がありますがガルバリウム鋼板の場合は同質役物・同色での施工になります。雪止めも同質・同色での施工になりますので屋根が綺麗に整いますね。
役物設置が終われば続いて屋根材を軒から取り付けていきます。使用材料はIG工業のスーパーガルテクトのシェイドチャコールです。従来のガルテクトを全て廃止、新たに改良を加えスーパーガルテクトに置き換わっています。いままで沿岸地域の保証ですと5㎞以遠から500m以遠に縮小、穴あき保証が20年から25年に拡大致しました。塗膜・赤錆保証も5年延びていますのでメーカーの自信も表れていますね。
表面の塗装方法は変わらず立体的な「ちぢれ塗装」です。鋼板・板金と聞くと安っぽいとイメージがあったとしても、スーパーガルテクトの重厚感のある仕上がりにきっと満足されるでしょう。
また、鋼板ときくと雨音が気になったり断熱効果に不安を感じたりと言った事を耳にします。スーパーガルテクトは鋼板の裏に断熱材を一体化させることで優れた断熱性能を発揮、合わせて防音にも役立ちます。
雨押えと棟には貫板を設置し、板金で囲いビス打ちをします。新築時には釘打ちで施工されていますが、SUSビスで止めていきます。ステンレスに取り替えることで錆びにくく長期間に渡って屋根が維持できます。雨押えの設置だけでは防水には不十分です。板金と外壁からの取り合いから雨水が入り込まないようにマスキングテープでの養生、シーリング処理を行っていきます。
軒天の補修に入ります。軒天は増し張り工事が可能です。有孔板の箇所については通気性を保つために一度切り取って上から張り付けます。有孔板が取り付けられていない場合は小屋裏換気の為にも有孔板もしくは換気口の設置をするとよいでしょう。
他の部分はケイカル板で増し張り施工をしていきます。軒天は湿気が籠りやすい場所です。ベニヤは木材ですので比較的傷みやすくなってしまいます。耐久性・耐火性・耐水性に優れている為湿気の籠りやすい場所でも使いやすい材料です。
増し張り後は隙間とフィニッシュ跡をパテ処理をして塗装を行います。軒天には湿気に強く通気性を保つための塗料を使用していきます。
日本ペイントのケンエースでの2回塗りが完了いたしました。軒天は白めの色の事が多く採用されています。住宅を1周ぐるりと回っていますので暗めの色にすると住宅全体に重厚感を与えますが一歩間違ってしまうと全体が暗い印象になってしまいます。
特にこだわりのない場合は明るめ、白系で塗装して明るい印象にしましょう!
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。【屋根カバー工法】塗装で解決できない不具合はカバー工法で解決!【街の外壁塗装やさん】
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【施工内容】
屋根補修工事、屋根カバー工法
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屋根カバー工法、スレート屋根カバー工事、ガルバリウム鋼板
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