
HOME > 施工事例 > 目黒区|経年劣化で破損した雨樋の竪樋交換工事
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
しばらくこの状態で使い続けていたようですね。青いテープの部分はエルボと呼ばれる接続部分です。1本では成り立ちませんので、経年劣化によって雨樋から雨水があふれ出した場合、エルボのような接続部分が怪しくなります。テープで養生をされていますが、同じように水があふれてしまったのでしょう。
更に根元の部分、なにかがぶつかるには低すぎる印象を持ちますが、大きく凹んでしまっています。流れる雨水量が多い場合、この凹みは滞留させる原因にもなりかねません。ちなみに一般住宅でも駐車場に面している竪樋に車をぶつけ、凹ませてしまったと何度かお問い合わせを頂きます。ぶつけた場合は更に竪樋が動くことによって他の接続部との間に隙間が生じることがありますので一度点検の上、隙間があった場合は早急に対処しましょう。
竪樋を固定しているのは掴み金具です。躯体に打ち付け、バンドのように回す金具ですが、劣化によってバンドの固定部が外れてしまっているようです。強風時には竪樋も揺れてしまい、運が悪ければそのまま割れてしまいます。軒樋も受け金具や吊り金具で固定していますが、破損することで勾配が悪くなってしまったり、接続部が広がり漏水、雨樋の破損にも繋がってしまいます。雨樋は形状によって使用する部材も変わりますので破損した部分を雨樋の直径(φ)とメーカーを確認しながら交換工事を行っていきましょう。
隣にある竪樋ですが、こちらも掴み金具の破損が見られます。更に紫外線によって色が飛んでしまっています。塗装施工も可能ですが、隣の竪樋の補修工事と合わせ部材ごと取り替えていきましょう。雨樋は塩ビです。経年劣化をするの?と疑問があると思いますが、経年によって表面が剥がれたり割れやすくなります。築年数を考えながら塗装で見栄えを良くするだけなのか、交換工事で雨樋自体の耐久性を考えるか判断していきましょう。
色を合わせていきたい所ですが、退色した雨樋の色に合わせるのは不可能ですので、見栄えは変わりますが新規のグレー竪樋を使用していきます。
まず既存の竪樋の撤去、塩ビは簡単に切れます。これがガルバリウム鋼板や銅板の場合、切断だけでも難しくなりますのでDIYの感覚で行うと大変です。雨樋は若干長めにカットし、エルボの角度接続も含め微調整をしていきます。短い樋の接続の場合は揺れや竪樋の下がりもしなくていいので、なるべく外れないように雨樋用の接着剤を付けていきます。既存の集水桝と接合し、掴み金具を新規に取替え完了です。
こちらも根元から新規の竪樋を伸ばしていき、上側も接続し下に向かって伸ばします。この時にはまだ両方を長めにカットしておきますが、エルボの取付場所を考え切断します。これは排水と竪樋の場所が違う為エルボを必要としますが、雨樋に接合部を持たせないのが理想的な形です。どうしても接続部の方が隙間のリスクも破損の可能性も高くなります。1本の樋の部分的交換も途中でカットし、接続部品を使い継ぎ足しすることは可能です。建築段階でなるべくシンプルにまっすぐ取り付けられるようにするのも住宅に費用をかけない工夫です。
雨水は当然上から下に向かって流れます。重力に逆らわないように、長さを決めていきます。エルボを接着剤を使用しながら取付けます。新規掴み金具での固定をし、工事は完了となります。
長い範囲での雨樋の設置の場合、接着剤等での接着は好ましくありません。揺れに応じて収縮が出来ずに割れてしまう恐れもあります。また、樋は製品によって既に廃盤になっている製品もあります。少しの交換のつもりが合う雨樋が無い為に全交換を余儀なくされるという事もありますので、一度ご確認の上、交換工事を行っていきましょう!
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。【雨樋修理・交換】こんな場合は要注意!【プロが解説!街の屋根やさん】
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