
HOME > 施工事例 > 杉並区永福で割れたスレートの差し替えと税込み6,050円/m.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
お問合せが有った屋根の不具合の確認です。
スレートが一枚落ちかかっているので直したい、というのがお客様からのお問合せの内容です。左上のスレートが一枚斜めになっているのが確認出来ました。片側はまだ固定されている様ですが、このままでは落下してしまう危険性がありますので、早急に対処する必要があります。
軒樋も外側に歪んでしまっており、調査に伺ったときは雨が降っていたのですが、雨水が竪樋の方に流れずに外側からバシャバシャと落ちている状態でした。
落ちそうなスレートを交換するには棟板金を外す必要がありますので、スレートの交換と棟板金交換、一緒に歪んだ雨樋の修理工事をおこなう事になりました。
屋根はスレート葺きの面と緩い勾配の瓦棒屋根になっていて横から見ると『へ』の字になっている屋根です。作業は瓦棒葺き部分からおこなっております。
まずは落ちそうになっているスレートを撤去するのですが、棟板金を取り外さないと剥がせないため棟板金の撤去をおこなっていきます。
棟板金を剥がすと下地になっている貫板が見えます。屋根を葺いた後に貫板を打ち付けて棟板金を被せて釘で固定されています。
経年や雨によって貫板が腐食してしまう事で、棟板金を固定している釘が緩んで抜けてしまう事もあります。今回の工事中でも釘が効いておらず手で簡単に抜けてしまうところもありました。
棟板金のジョイントや釘穴、瓦棒などの場合は屋根からの跳ね返りの雨水で貫板が腐食してしまう事もあります。今回も一部手で触るとボロボロと崩れてしまう傷みのところもありましたので、交換のタイミングとしては良かったかもしれません。
割れたスレートを剥がしました。
スレートは一枚の幅が約90センチで、4本の釘を打って固定しています。今回は一番端の方で幅と高さをカットして合わせてありましたので、釘は2本打って固定されていた様です。
右側は釘穴もしっかりと残っていますが、左側の釘が打ってあったと想定できる部分が割れています。幅が既成のサイズでは無かった為に釘穴を新たに開けて打っていた様で、その周りが完全に欠けて無くなっていました。そのため右側の釘を支店に左側は下がっていた様です、
割れていたのは1枚だけですので、同じサイズにカットして葺いていきます。釘穴周りにコーキングを打って新しくカットしたスレートを乗せて釘で固定します。
下穴を開けてから固定しましたので、割れる心配も無さそうです。スレートの交換が終わりましたので、新しい棟板金を取り付けしていきます。
新しい棟板金を取り付ける際にも元々の状態と同じように下地の貫板を取り付けていきます。
棟板金のサイズに合わせて貫板の取り付け位置が決まりますので、棟板金を被せながら固定していきます。
元々は木材の貫板が使用されていて経年や雨水によって劣化していましたが、新しい棟板金の貫板には樹脂製の物を使用します。
木材とは違いますので雨による腐食もありませんので、腐食により固定が緩んでしまう心配もありません。また、釘を打って固定されていましたが、全てビス(ネジ)によって固定していきますので、更に抜けにくくなります。
端から端まで1本の棟板金になる訳ではありませんので、必ずジョイントが出来ていきます。また、一番端の部分は折り曲げて挟み込むなどの加工が必要になってきますので、現場の合わせてカットしたり折り曲げていきます。
重なる部分には先にコーキングを打っておき、ジョイント部分からの雨水の浸入を防ぎます。
しっかりとはめ込んだ後は釘ではなくビスを打って固定していくのですが、古い貫板は厚みが薄いものも多く、元々釘が斜めに打たれていたり固定が甘い部分もありましたが、樹脂製の貫板は厚みもありますので打ち損じも無くしっかりとした固定が出来ます。
パッキン付きのビスを使用する事で、ビス穴からの雨水の浸入を防ぐことが出来ますし、ビスですので釘とは違い抜けたり緩む心配も無くなります。
棟板金の交換工事が完成しました。
古い貫板を撤去して新しい樹脂製の貫板を使用しており、棟板金も貫板も固定には全てビスを使用しました。強固な固定になりましたので、多少の風には全く問題ない状態にすることが出来ております。棟板金交換工事は、税込み6,050円/m~承っておりますので、建物の大きさや長さによって適切なお見積もりをお出し致します。
最後に屋根の上の掃除をおこなって完成です。
今回の工事では、棟板金の加工はハサミでおこなっていますので、鉄粉などが出る作業はございません。しかし、棟板金の固定の際には多少の切り粉の様なものが出てしまい、放置するとサビの原因にもなりますので、工事の最後は綺麗に屋根の上を清掃して完成となります。
歪んでいた雨樋は半月といって断面が半月からの雨樋で、下から金物で支える固定方法になっています。歪んでしまった原因は金物が下がってしまったことにより雨樋が外側に傾いている事でした。
歪みや割れなどの破損が出てしまうと交換工事が必要になりますが、今回は歪み調整で直せる範囲までの作業をおこなっております。吊り金具の歪みを直したことで雨水が竪樋に流れ込むようになりましたので、暫くは安心です。
屋根修理工事が完成しました。
割れたスレートの交換と棟板金交換、一緒に雨樋の歪み調整もおこないましたので、これで安心できる状態にすることができ、お客様にも大変喜んでいただけました。
私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスク着用・アルコール消毒の徹底、オンラインでの打合せにも対応しておりますので、安心して工事をお任せください。
記事内に記載されている金額は2022年04月08日時点での費用となります。【棟板金】釘浮き・錆 雨漏りを防ぐ棟板金チェックポイント【プロが解説!アメピタ!】
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街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
棟板金交換
【施工内容】
棟板金交換
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