足立区西新井で昨年の台風19号(令和元年東日本台風)で被害を受けた棟板金を火災保険を使って交換しました
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
足立区西新井のお住いのY様から、私たち「街の屋根屋さん」にお問合せを頂いたのは屋根の頂点にある板のようなものが浮いているように見える、というご相談からでした。お話の様子から棟板金と思われ、調査に伺う日程の件でご連絡をさせていただき実際に調査に伺って参りました。伺ってみるとY様のおっしゃる通り棟板金の一部が浮き上がっているようです。屋根に登らせていただきより詳しく調査を進めさせていただきました。切妻形状の屋根部分の中央付近の北側面の棟板金の浮きが発生しており屋根の塗装も引っ張られるように剥がれていたのでおそらく昨年の令和元年東日本台風の影響であろうと推測されました。火災保険にご加入とのことでしたので火災保険に申請を行い、無事にほぼ見積もり通りの内容を認めてもらう事が出来ましたので契約、工事を承る事になりました。被災したのは親棟の部分だけでしたが今後の事を考慮して屋根の棟全体を交換する工事を行う事になりました。
担当:渡辺
- 【工事内容】
- 棟板金交換 ガルバリウム鋼板
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 1日間
- 築年数
- 20年
- 平米数
- 棟板金15m
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- Y様邸
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証年数
- 一年間
- 【工事内容】
- 棟板金交換 ガルバリウム鋼板
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- ガルバリウム鋼板製棟板金、タフモック(樹脂製貫板)
- 施工期間
- 1日間
- 築年数
- 20年
- 平米数
- 棟板金15m
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- Y様邸
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証年数
- 一年間
点検
足立区西新井のY様から、屋根の頂点の板が浮いているように見える、とのことで私たち「街の屋根やさん」にお問合せをくださいました。普段は見ることもない屋根をふと見た時に違和感を感じたそうです。現場調査の日程調整をご連絡させていただき調査に伺わせていただきました。ふと見ただけではわかりにくいのですが、切妻屋根部分の中央付近の棟板金が盛り上がっているように地上からは見えます。比較的急勾配の屋根なので棟際が隙間があるように見えることもありますが、一部分だけなのでその可能性は低そうです。
調査の日は、風が強く屋根に登る事を躊躇いたしましたが、梯子を追い風になる部分にかけさせていただき屋根調査を行っていきました。私たち「街の屋根やさん」では屋根に登らなくても調査が出来る様に「ドローン」も導入しておりますがさすがに強風ではドローンも飛ばすことはできません。また雨の日もドローンは飛ばすことが出来ません。そこはうまく使い分けて調査を行わせていただいております。屋根の上で目線の高さから見る限りでは特段の不具合は感じられません。ただ、切妻屋根部分の棟板金(親棟)に補修がされている跡があるのが見られました。この部分は何かと、Y様にご確認をさせていただいたところ、数年前に屋根・外壁塗装工事を行った際に業者さんが実施したものではないか?とのことでした。あくまでも推測ですがその工事の時にも一部棟板金の浮き上がりがあり補修を行ったのかもしれません。ただし、「脳天打ち」といわれる板金の上から止める方式になっており、なぜその方法になったのかまでは確認することはできませんでした。
脳天打ちで補修をしている側は板金の浮きは見られませんがその反対側の棟は地上で確認した通り、屋根の中心部分付近で浮き上がり、板金と屋根の境の塗膜もはがれていました。最近で強風と言えば、やはり昨年(令和元年)にあった2つの台風でしょう。おそらくですがそのどちらかの影響で被害を受けたものと考えられます。火災保険にはご加入とのことでしたので保険申請を行い、ほぼこちらの見積もり通りの工事内容を認めてもらう事が出来ました。切妻部分の棟はすべて交換で出しておりますが、影響のない隅棟(下り棟)は保険対象外です。ただし、今後の事を考えると交換しておいた方が安心なのはY様もご承知でしたので、屋根のすべての棟を交換する工事でご契約、工事を承らせていただきました。
工事
屋根は6寸勾配です。足場を組んでの工事となります。新型コロナウイルス感染防止対策を行い、工事を行わせていただいております。既存の棟板金、下地の貫板を撤去し新しい棟板金工事の準備を進めます。棟板金が飛んでしまって雨漏りを起こすケースは棟板金があったところの隙間に見える防水紙が破けてしまっている場合に見られます。Y様も特に雨漏りなどは発生しておりませんでしたので防水紙はまだ健在であると考えられます。
切妻部分の親棟、寄棟部分の隅棟ともに交換していきますので、既存棟は撤去となります。
今回の工事では、下地になる貫板は樹脂製の「タフモック」を使用しています。樹脂製の貫板は木材よりも腐食に強く耐久性が高いです。木材よりはコストは高いですが、安心を買うと思えば安いのではないでしょうか。タフモックの貫板を設置した後に、ガルバリウム鋼板製の棟板金を被せ、棟板金の側面とタフモックをステンレス製ビスで固定して工事は終了となります。
完成
しっかりビスで固定された棟板金は、木材のように痩せることがほぼ無い樹脂製貫板としっかり固定され台風でも外れることはないでしょう。Y様も保険で直すことが出来たということと台風で飛んでご近所様に迷惑をかけることが無いだろう、と喜んでいただくことが出来ました。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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