
HOME > 施工事例 > 文京区での窓周辺からの雨漏りをシーリング補修と雨樋清掃作業で.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
担当:渡辺
雨漏りに気づいたのは、壁と天井の隅です。この場合、窓からの雨漏りではなく、どちらかというと屋根や屋根に近い部位からの雨漏りが疑わしくなります。
そこで屋外の状態を確認してみると、陸屋根(ろくやね)と呼ばれる平坦な屋根で出入りが出来る造りの様で、手摺が取り付けられていました。
マンションやビルで多く見られる陸屋根ですが、住宅ではあまり見かけませんよね?
多くが傾斜(勾配)が付いており、スレート屋根や瓦等で仕上がっています。
では陸屋根にした場合、傾斜のある屋根とどのような違いが出てくるのか、メリット・デメリットのご紹介をしたいと思います。
①屋根部分まで有効活用できる
屋根に傾斜がほとんどなく歩行が容易なことから、さまざまな用途で使用することが出来ます。
洗濯物干し、家庭菜園等、敷地内で行いたいけどお庭を作るスペースがない場合に、屋上を代替することが可能です。
屋上緑化にすることで紫外線を遮り屋上温度上昇の軽減、ヒートアイランド現象の緩和をすることも出来ます。
太陽光パネルを設置すれば、光を遮るものもない為効率的に発電することが可能でしょう。
②最上階の室内も広く感じる
住宅の屋根は切妻や寄棟、片流れ等がありますがどれも傾斜が付いている為、最上階の部屋の天井が斜めになっているケースがあります。
陸屋根の場合は屋根自体に傾斜が無い為、室内高が広くなり開放感が感じられます。
③屋根の劣化チェックが簡単
傾斜が無い為お住まいの方も簡単に陸屋根に上ることが出来ます。その為、傾斜のある屋根よりも定期的にチェックでき、異変があれば早期に気づくことが出来るでしょう。
①最上階が暑い
通常の住宅では、小屋裏に断熱材を敷き詰め、夏の暑さとや冬の寒さを軽減させています。
対して陸屋根は屋根と天井の間に通気層が少なく、暑さを室内に通してしまいます。
その為、暑さ対策をしっかりと講じていく必要があります。
②雨漏りのリスクが高い
陸屋根にも排水に向かって非常に緩やかな傾斜がついています。
しかし歩行をしても違和感を感じないほどのわずかな傾斜ですので、雨水の流れも緩やかです。
紫外線と水捌けの問題から、防水が傷んでしまいます。
防水層が傷めば雨漏りを起こし、室内に雨水が入り込んでしまいます。
その為、メリットでもある出入りの容易さを活かし、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
③積雪に注意!
傾斜のある屋根は積雪時に雪を滑らせて落下させます。これが破損や怪我の事故になってしまうのですが…
陸屋根ですと、雪は積もる一方です。その為一定量に達した際には、ご自身で雪かきを行う必要があります。
排水部分が詰まれば、雪が解けても水捌けが悪い状態のままですので、早急に対処しましょう。
ここまで陸屋根の特徴をご紹介したのですが、今回はまた違った箇所が原因のようですので、一つずつ原因を拾い出し補修を行っていきましょう。
まずは最上階の外壁に見られる構造クラックです。モルタル外壁に発生するひび割れ(クラック)には2種類あり、軽微で細いヘアクラックはほとんどのお住まいで見られると思います。
そしてヘアクラックを放置すると、構造クラックと呼ばれる大きなひび割れに成長します。名前の通り構造的に異常をきたすようなヒビですので、早急に補修を行う必要があります。
クラックはサッシ周りや板金周りに発生しやすい為、雨漏りを起こすとクラックが問題なのか、接している部位が問題なのかが分かりにくくなります。
必要以上に補修箇所が増えないように、気づいた時点で直していきましょう。
笠木と外壁の取り合いにも隙間が発生し、笠木の継ぎ目にも隙間が出来ています。
このような細かな隙間を埋めるコーキング材は、経年劣化で徐々に傷んで隙間を作ります。
その為、板金や外壁材に問題が無くとも、別で補修を行っていかなければなりません。
このどちらからも雨水が浸入している可能性もありますし、問題が無い可能性もあります。
本来隙間があってはならない場所に、隙間が出来てしまうのは非常に危険です。
もちろんお住まいには埋めてはいけない隙間もありますので、適当に補修することはしないでください。
不安な場合は、お気軽に街の屋根やさんへご相談ください。ご相談や無料点検も承っております。
こちらは箱状の雨樋ですが、板金の為耐久性には優れています。排水部にはゴミや土が溜まり水捌けが悪くなってしまっています。
雨水量が多く水が溜まった状態が続くと、雨樋の寿命も短くしますし、全く予想もしない場所から雨漏りを起こすリスクも高くなってしまいます。
通常の丸樋・角樋など金具で取り付けているお住まいは、雨水の詰まりだけで破損してしまいますので、専門業者に清掃を依頼しましょう。
板金部・排水ドレン自体には破損もないので、劣化による雨漏りではないでしょう。
雨樋の外側の壁には板金が立ち上がっているようですが、固定している釘が錆びている事が確認できました。
釘が抜ければ雨水が入り込む原因にもなりますので、釘の交換、ビスへの変更、コーキング埋め等で対処していきましょう。
手摺にも錆が見られ、腐食がはじまっている印象が見受けられました。
こちらも注意点は釘と一緒です。鉄部は錆が天敵ですので、錆びる前に塗装で保護を行いましょう。
腐食が進行している場合は、溶接等で補修が必要になり、施工費用も高くなりますので、お気を付け下さい。
今回は、雨漏りを起こしている可能性の高い隙間をコーキング補修して、原因を消していきましょう。
まずは雨樋清掃です。溜まっているゴミを片付けるだけで状態が改善するケースが非常に多い為、こまめに行いましょう。
木々が近いお住まいは、草除けネット等の対策製品もある為、ぜひ設置を検討してみてください。
清掃後の雨樋です。再度確認をしますが、やはり傷んでいるような場所は見当たりませんので、今の所問題はないでしょう。
鋼板に傷が付けば、錆が発生し拡大してしまいますので定期的な点検をしましょう。
笠木・外壁の隙間をコーキング材で埋めていきます。仕上がりが綺麗になるようにマスキングテープで、まっすぐ養生を行います。
外壁や板金に近い色のコーキング材を使用し、目立たないように補修をしていきます。
クラック部分を充分に覆いながらコーキング材で埋め、養生テープを剥がします。補修する際には表面に薄く乗せるだけでは効果がありません。
しっかりと厚みをつけて隙間を防ぎます。少しでも隙間があれば雨水が入り込んでしまいますので、出隅・入り隅は特に隙間が出来ないように施工していきましょう。
今回の補修工事は以上です。雨天時に雨染みが広がっていないか、随時チェックを行いながら雨漏りが解消したか、原因が別の場所にあるのかを見ていきましょう。
ちなみにクラックは補修しましたが、コーキング材は紫外線により劣化します。機会があれば塗装で塗膜保護を行いましょう。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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