
HOME > 施工事例 > 調布市下石原で劣化して脱落したパミール葺き屋根を、スーパーガ.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
屋根の調査にはドローンを使用しました。
建物の立地と屋根の形状から梯子を架けるところが無い為、ドローンの許可申請をおこなって空から屋根の状況を見ていきます。
屋根材がボロボロになっているのが確認出来ます。
天窓の左側で色が濃くなっている所は、一枚剥がれ落ちてしまった部分です。丸々一枚脱落していますので、結構な衝撃だったはずですが、建物の他の部分に何も被害は無かったそうです。
急勾配の屋根というよりは壁になっている所にもスレートが葺いてありますので、この部分も新しい屋根材を葺いていく事になります。天窓が何か所か取り付けてありますので、その部分の雨仕舞もしっかりとおこなう必要があります。
落下したスレートです。
このスレートはニチハのパミールという製品で、ニチハのパミールは屋根材として使用される際に特有の問題を引き起こすことが知られています。例えば、パミールは剥離が起こりやすく断面を見ると何層にも分かれて剥離していることが特徴的です。このミルフィーユ層のような症状が出てしまうためパミールは一般的なスレートとは異なり、塗装工事でのメンテナンスが難しいとされています。
その為、今回はパミールを撤去して他の屋根材にする葺き替え工事をおこなう事なりました!葺き替え工事は税込み1,097,800円から承っております。屋根の面積や形状、使用する屋根材によってもかわりますので、まずは街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)
屋根葺き替え工事を開始します!
既存のスレートを撤去して新しい屋根材にするのが葺き替え工事ですので、劣化したパミールを一枚ずつ剥がしていきます。軒先の状況を見ると、ミルフィーユの様に何層にも剥離しているのが確認出来ます。
ここが脱落した部分です。
はっきりと『ニチハ パミール』と表示されています。劣化状況が特徴的ですので、パミールの屋根は直ぐにわかります。屋根を見たときに似たような劣化しているときには、塗装工事でのメンテナンスではなく、今回おこなっている葺き替え工事をお勧めします。
スレート自体が脆いので、作業中にもボロボロと剥がれ落ちてしまいます。
足場がありますので落下の危険性は少ないですが、この様な状態の屋根は調査の時にも上ることは危険ですので気を付ける必要があります。
スレートは一枚に対して4本の釘で固定されていますので、1本1本釘を抜いて屋根材を剥がしていきます。パミールの特徴として、固定している釘がサビて折れてしまう症状もあり、釘抜を打つと釘頭が飛んでしまう物も結構ありました。
パミールはアスベストを含んでいませんので、撤去してもアスベストが飛散する心配はありません。
アスベストが含まれていると、処分費が非常に高額になりますが、パミールは通常の産廃として処分が可能です。
使用した材料です。
屋根材の下に葺くルーフィングは田島のニューライナールーフィングを使用します。非常に耐久性の高いルーフィングで、切れにくくタッカーの刃やビス穴を塞いでくれる性能を持っているので、雨漏りしにくいルーフィングです。
屋根材はアイジー工業のスーパーガルテクトです。SGL鋼板を使用している屋根材で、軽くて耐久性が高い屋根材ですので、元々のスレートよりも屋根自体が軽くなり、工事後のメンテナンス周期も長くすることが出来ます。
急勾配の屋根部分に天窓が設置されています。屋根に穴を開けて取り付けてありますので、この部分が劣化してしまうと雨漏りに直結してしまいますのでしっかりと雨仕舞をおこなっていきます。
急勾配部分ですので雨水の流れは阻害されにくいですが、専用の水切りで雨水が天窓の左右を流れていく様に納めていきます。
雨仕舞は水分が滞留せずスムーズに流れるための通り道を確保することが重要で、雨仕舞いが適切に行われていないと雨漏りのリスクが高まりまってしまいます。
天窓回りの処理が完了しました。
これで雨仕舞も完ぺきで、天窓からの雨漏りのリスクも軽減されています。
急勾配部分の屋根が葺き終わりましたので、通常勾配部分を納めていきます。
スーパーガルテクトはハゼという折り返し部分に上の段を引っ掛けて固定する方法になりますので、軒先部分には専用のスターターを取り付けてから葺き始めます。
1枚は3m位の長さがある材料で、上の段はずらしながら軒先から葺いていきます。
野地板にはビスで固定してハゼを嵌め込んでまたビスで固定する事を棟部分まで繰り返して葺いていきます。
屋根材が葺き終わりましたので最後に棟板金を取付していきます。古いスレート屋根の棟板金は下地に木製の貫板が使用されていましたが、新しい貫板には樹脂製の物を使用します。木製と違い湿気などによる腐食の心配も無く、痩せてしまう事もありませんのでしっかりと固定することが出来る様になります。
屋根の一番高い部分には換気棟を取りつけます。
小屋裏の熱気や湿気などを自然に排出する仕組みになっていますので、換気棟がある事で効率的に小屋裏の環境を改善することが出来ます。
屋根葺き替え工事が完成しました!
パミール葺きの屋根はスーパーガルテクトへの葺き替えで見た目も性能も格段に高い屋根に変わることが出来ました。屋根材自体にも製品保証がある屋根材ですので、工事後のメンテナンスも少なくて済みます。屋根も軽くなり耐久性も高くなりましたので、安心していただけることが出来ました。
私たち街の屋根やさんでは、建物の状況を正確に把握してお客様のご希望を最大限に叶えられる様なご提案をいたします。建物のメンテナンスをご検討中の方は街の屋根やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)/
記事内に記載されている金額は2024年10月25日時点での費用となります。
【工事前】
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【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
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【施工内容】
屋根葺き替え、瓦屋根葺き替え
【施工内容】
屋根葺き替え
【施工内容】
屋根葺き替え、瓦屋根から金属屋根へ葺き替え工事