
HOME > ブログ > 中野区松が丘にて棟板金の指摘を受けたとのことで調査のご依頼い.....
更新日:2023年06月09日
中野区松が丘にお住いのお客様より、近所で電気工事を行っている業者から棟板金の指摘を受けたとのことで調査の依頼をいただきましたので現地調査にお伺いしてまいりました。
今年に入ってからこのような案件でのご依頼非常に多くなってきております。親切心から注意をしてくれる業者も少なからずおりますが、ほとんどが営業トークやあまり良くない業者のパターンです。
本当に悪質な業者は見てあげるという名目で屋根に登り、あたかも釘が自然に抜けたかのようなことを行ってきますが、実際には釘を抜いてしまっている場合もございます。
他の箇所で全く釘抜けが起きていないのに、一部分だけ不自然に釘が抜けていたり貫板(棟板金をとめている木下地)が全く裂けたり傷んだりしていないのに釘が抜かれ、板金にだけ刺されていたりするケースをよく拝見します。
もっとひどいものになると、粘着テープで棟板金を張り付けている業者もおりますが、もともと防水性の高いものではありませんし、スレートに密着しないので全く意味がありません。
それどころか板金にテープの跡がついてしまって非常にみすぼらしくなってしまいます。屋根はご自身で登ってチェックするのは危険な箇所です。そのため屋根に登らせる際には信頼できる業者に依頼を行うようにしてください。
案の定ではありますが、棟に異常は見られませんでした。経年劣化によって貫板が痩せて、若干の釘浮きは生じておりましたが、すぐに工事をしないと飛散して危険という状況ではないことをお客様にもお話させていただいたところご安心していらっしゃいました。
屋根の点検を行う際のチェックする点は、まず屋根材には何が使用されているかです。同じスレートでも形状が様々で、年代によってはアスベストの有無も関係してきます。屋根の葺き替え工事を行う際にはアスベストの有無によって価格は大きく異なります。アスベストは焼却処分が難しく、細かくしようにもアスベスト飛散の問題が生じるために処分費用が高くついてしまいます。屋根の葺き替え工事をご検討中のお客様はまずどの年代のスレートが使用されているかのチェックが必要です。
また、塗装を行うにしてもアスベスト含有のものであれば耐久性が高いので問題なく塗装が可能です。しかしながらアスベストの使用制限が始まった2002年~2008年の間に製造されたアスベスト非含有のスレートは耐久性が通常のスレートに比べて低いため塗装には不向きです。ひび割れ等を補修して塗装しても数年後には違う箇所でひび割れ等生じてしまいますのであまり効果的とは言えません。
2008年以降のアスベスト非含有スレートは製造技術の進歩から耐久性が向上しておりますので塗装を行うことが可能です。
使用しているスレートによってメンテナンス方法が異なりますのでお気を付けください。
業者によってはスレートの知識に乏しく、とりあえず塗装の提案をしてくるところもあります。そういった場合数年後にヒビ割れが生じてきて結局屋根の工事を行う必要も出てきますのでお気を付けください。
屋根のメンテナンス方法としては塗装、屋根カバー工事、屋根葺き替え工事がございます。築年数、今後の展望などでご提案内容変わってまいりますがご希望とすり合わせ行いご満足いただける工事のご提案できればと思いますので、ご希望はどんどんおっしゃってください。
屋根のカバー工事は税込877,800円から承っております(切妻屋根60㎡、スレートから金属屋根へのカバー工事の場合)。屋根の形状や使用する屋根材によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年06月09日時点での費用となります。どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
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街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
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