国分寺市本多で、外壁から生えた白いキノコのようなものを調査しました
更新日:2021年05月13日
梅雨明けで気がついたキノコのような白い物
バルコニーから雨漏りを起こしており、白いキノコのようなものが生えているとお問い合わせをいただき、現場を調査して来ました。確認すると、バルコニーの水切り部分から、何やら白い塊がモコモコと出てきているのがわかります。触ると少しぶにっとしており、手で剥がすこともできます。「白い」「きのこ」などで検索してもなかなか似たようのものがヒットしないというお声もありましたが、これは木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)という菌の一種で、木材に発生して木を腐らせてしまう菌です。
放置していると進行していきます
木ではない部分に生えているのはなぜかと思う方もいらっしゃるかもしれません。建物の構造にもよりますが、木造住宅であればバルコニーの骨組みも木で造られている可能性が非常に高いです。雨漏りによってバルコニーの構造内部に侵入した水分を吸って、バルコニーの内部で腐朽菌が繁殖していると考えられます。繁殖が進み、内部から溢れた腐朽菌が隙間から外に溢れ出してきているのです。木材を腐食させるため、放置し続けると内部の構造をボロボロにしてしまい、最悪の場合外壁から崩れ落ちてしまうこともあります。
梅雨明けに同様のお問い合わせをいくつかいただいております
今年の梅雨は非常に長く、7月の日照時間もとても少なくジメジメとした日々が続きました。そのせいか腐朽菌の発生に関するお問い合わせをいくつかいただいている状況です。表面に出てきてからじゃないと気がつくことができないのが発見の難しいところで、外壁を剥がしてみないと内部でどれだけ進行しているかわかりません。進行具合に応じて工事を行う必要があるため、まずは外壁を剥がして内部を調査する方向性でご提案させていただきます。
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