
HOME > ブログ > ケラバ板金とは何だろう?ケラバ板金の機能やメンテナンスについ.....
更新日:2020年4月27日
屋根には様々な部位があり、それぞれ意味を持っています。ケラバとは屋根の一部で、切妻屋根や片流れ妻側の屋根の端です。ちょっとわかりにくいですが、雨樋がついていない側の端とも表現できます。 とてもわかりにくい場所であることと、ケラバという名前自体にも馴染みのない部位ですが、雨水の侵入を防いだり外壁への日当たりを調整するなどの役目がありますが、実は雨漏れしやすい箇所でもあります。それを防ぐためにケラバ板金を設置する必要があるということで、このページではケラバ板金の必要性やメンテナンスについてご紹介いたします。
前項でも説明しましたが、ケラバとは屋根の側面の妻側部分です。それではケラバ板金の機能について説明いたします。
・吹き込む雨水を防ぐ水切りの役割
雨漏りはどこかに穴が開いていたり、壊れているなどの理由から発生すると思われますが、実はどこからか雨水が回り込んで入り込み雨漏りするケースが非常に多いです。
特にケラバは屋根の端ということで、雨漏りしやすい箇所ですので、そこに水切り処理をしておくことで雨漏りを防いでいるのです。
※雨漏りについてもっと詳しく知りたい方は専用ページをご覧ください。
・外壁に紫外線が当たるのを防ぐ
外壁は常に日が当たっているところと、そうでないところで劣化の速さに違いがあります。その理由の一つは紫外線です。紫外線は外壁の塗料などに悪影響があり、もちろん外壁塗装に使われる塗料はそれに耐えうる性能がありますが紫外線が当たりやすいとそれだけ劣化も早まってしまいます。また、外壁の目地に使われるシーリングも紫外線によって劣化します。ケラバがあることで日差しを遮り外壁や目地を長持ちさせることができます。
・室内への日当たり調整
部屋に日光が入り込む調整にもケラバは一役買っています。特に窓からの日差しは夏場は強烈ですが、ケラバがあることで日差しを遮り快適な生活ができます。逆に冬になると日差しが入らなくて寒くなるのでは?と思われるかもしれませんが、冬場は太陽の照射角が低いため遮られることがありません。ケラバがあることで、夏は日差しを遮り、冬は日差しを取り込むことで四季の変化にも対応することができます。
屋根は雨水が直接あたり、それを屋内に侵入させないための工夫が色々されています。その一つが屋根
水切りです。水切りとは屋根に限らず外壁などに当たった雨水がそこを伝って侵入させないような処理を言います。切妻屋根だけでなく、色々な種類の屋根には雨樋がありますが、雨樋が設置された軒先部分から雨漏りしないように水切りする処理は軒先水切りと言います。他にも谷部の板金や、外壁と屋根の接触部分は壁止まり板金を設置して水切りします。ケラバ板金も水切り処理の一つですので、一言でケラバ水切り板金やケラバ捨て水板金などとも呼ばれます。
雨漏りしやすい箇所であることからわかる通り、ケラバ板金を設置するには専門的な知識と技術が必要です。知識も技術も未熟な業者が施工を行ったことで、雨漏りするケースも多いので、施工する業者を選ぶ場合はケラバ板金の施工実績が多い業者にお願いすることといいでしょう。私たち街の屋根やさんは屋根全般の工事を承っており、もちろんケラバ板金の施工も多く行っています。また、他業者による施工での雨漏りにお困りの方もお気軽にご相談ください。
ケラバ板金を納めるという表現は比較的建築業者側に使われる表現で、ケラバ板金の設置と言った方がわかりやすいかもしれません。ケラバの設置は屋根材の上からではなく、屋根材の下に設置された防水紙の上から取り付け、L字型に外壁の方に板金を曲げて雨水が流れ落ちるように納めます。
ちなみに瓦屋根の場合はケラバ板金ではなく袖瓦と呼ばれるケラバ専用の瓦を使うことになります。
このようにケラバの納め方は屋根や屋根材によっても変わることもあるため、やはり施工実績が多い業者への依頼が重要です。
写真は台風によるケラバ板金が外れてしまった様子です。このように台風などの強風はケラバは特に影響を受けやすく、またここからの雨漏りもしやすい箇所です。
経年による板金の変形などで水分が入り込むと、内部の木部も傷んでしまい、固定用のビスや釘も効きにくくなります。そのようなタイミングで強風に煽られることで破損してしまうケースが多いです。
※お住まいのメンテナンスについての詳細ページはこちら
ケラバ板金は屋根にあるため、ご自分で状況を確認するようなことが難しいです。もちろん梯子などで確認することは可能ですが、落下の危険があることや専門家でなければわからない不具合もありますのでお勧めしません。家の寿命は屋根で決まると言われますが、その上でケラバ板金の状態を常に正常に保つこともひと役かっていることも重要なのです。私達街の屋根やさんでは現地調査にお伺いする時に必ず屋根まで届く梯子を持参してお伺いします。そして可能な限り屋根の上に上り、目視と必要な場合は手で触れて状態をチェックします。現地調査費は無料ですし、もし不具合があった場合の工事のお見積りも無料でお作りいたします。
長年屋根のメンテナンスをしていない方はお気軽にご連絡ください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
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