問題の多いパミールへの被害に火災保険は利用できる?リフォームが必要なパミールへの対策を解説します!
更新日:2024年10月19日
スレート屋根の補修やメンテナンスを業者に相談したところ、「パミールが使われているためリフォームした方が良い」との提案を受けたことはありませんか?
パミールは耐久性に問題を抱えているスレート材であるため、メンテナンスによる状態の維持ではなくリフォームでの屋根材変更が必要となります。
ですが、メンテナンスでの簡易補修や塗装を検討していたところ、急にリフォームと言われても悩むという方は多くいらっしゃいますので、パミール屋根へのリフォームの必要性や火災保険適用について解説していきたいと思います(*^^)v

そもそもパミール屋根の問題とは?
パミールとは、1996年から2008年にかけてニチハ株式会社が製造・販売していたスレート屋根材の一種です。
現在、20年以上前に新築でパミールを選んだ方やリフォームを行った住宅に多く見られるスレート屋根で、通常のスレートとは耐久性に大きな差があることが問題となっています。

パミールの問題点
パミールは、スレートの耐久性向上に大きく貢献していたアスベストの使用に制限が掛かり始めた頃に製造されたノンアスベストの屋根材です。
アスベストを抜いたスレート材の製造が必要となり開発されましたが、従来の耐久性を十分に確認できていないままの販売となってしまったため、10年前後でボロボロに剥がれてしまったりといった問題が頻発しました(-_-;
現在販売されているノンアスベストのスレートはしっかりとした耐久性を持っているため安心できますが、以前のパミールやコロニアルNEOといった一部のノンアスベストのスレートは問題を抱えているため、ご自宅に使用されている場合にはメンテナンスではなくリフォームでの解決が必要となります。
>>パミールを始めとしたノンアスベストのスレートの問題をより詳しく確認できます!

パミール屋根への対処方法は?
耐久性が低く10年前後でかなり劣化が進んでしまうことの多いパミールへは、スレートの基本的なメンテナンスである塗装をしても長持ちさせることに繋げられないため、リフォームが必要となります。
もしパミールの問題を放置するとどうなる?
パミールに限った話ではありませんが、ひび割れや破損が目立つようになったスレート屋根は雨水が屋根の内部へと浸入しやすくなります(-_-;
パミールの下に葺かれている防水紙(ルーフィング)がしっかりとした状態を維持できていれば雨水を遮断することが可能です。
しかし、ひび割れたパミールの隙間などから雨水が内部へ入り込みやすい状況が続けば、防水紙も早めに傷んでしまうことが予想されますので、雨漏りのリスクは高いままとなってしまうのです。

解決方法は屋根葺き替えやカバー工法
カバー工法は既存のパミール屋根の上に新しい屋根材を被せる方法で、葺き替え工事よりも比較的安価に施工できることが特徴です。

一方、葺き替え工事は、古い屋根材(今回であればパミール)を撤去し、新しい屋根材を施工する方法で、より根本的な解決策となります。
どちらの場合でも、軽量な金属屋根材を使用することがオススメです!

葺き替えとカバー工法はどちらがオススメ?
パミール屋根へのリフォームとしては葺き替え工事がオススメです(^▽^)/
カバー工法のメリットは葺き替えよりも施工の手間が少ないことから安く済むことにありますが、パミールはノンアスベストのスレートであるため、アスベストを含んでいるスレート材よりも撤去時の費用は掛かりません。
また、カバー工法では屋根の重要な下葺き材である野地板の補強や新設が行えませんので、今後も安心して長く住んでいきたいとお考えでしたら、葺き替え工事での解決がオススメなのです(*^^)v

パミール屋根に火災保険は適用できる?
よくあるご質問として、「パミール屋根に火災保険は適用できるの?」というものがあります。
火災保険は台風や雪・雹といった自然災害による突発的な被害に対して用意されている補償です。
そのため、元から破損しやすかったパミールは経年劣化や屋根材自体の問題として火災保険の適用範囲外になるのでは、とお考えになる方も多いのです。
ですが、意外にも強風などの影響でパミールに深刻な破損が生じた被害に対し、火災保険を適用して工事を行った事例も多くあります(^▽^)/

◆パミール屋根へ火災保険を適用した工事を行った例
街の屋根やさんで過去に行った施工事例の中から、パミール屋根へ火災保険を申請して工事をさせていただいたものをご紹介いたします!
リンクから詳細な施工内容や写真、火災保険の申請理由などをご確認いただけます。
>>雹によって破損したパミール屋根へ、火災保険を適用した屋根カバー工事を実施!
もちろん状況や保険会社の判断によってはパミール屋根に火災保険が下りないこともあるのですが、もし適用できた場合には復旧のための補償を受けつつリフォームを進められるため、経済的負担を軽減させることができます!
街の屋根やさんでは、これまでも多くの被害状況の調査、火災保険の申請サポートと施工を行ってまいりましたので、お困りの際はぜひ一度ご相談いただければと思います(^^)v
調査、お見積もり作成は無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいね(^^*)
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

関連動画をチェック!
【新シリーズ:施工事例を紹介!】雹(ひょう)の被害を受けたスレート屋根をスーパーガルテクトで屋根カバー工事!【施工事例を紹介!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
ニチハパミールの問題。今後のメンテナンスが不安な方へ、5つの解決策をご紹介
漫画でページの内容を先読み! 屋根材が何層にも渡って剥離し、ミルフィーユのようになってしまい、最終的には剥がれて崩れ落ちていく… そんな悪夢のような光景を各地で起こしているのがニチハの屋根材「パミール」です。普通のスレート屋根材よりもはるかに短い時間で屋根材としての機能を喪失してしまう「パミー…続きを読む【最新版】火災保険が適用される屋根工事や保険金申請の流れ
火災保険が適用される屋根工事、ってどういうことをイメージされるでしょうか? 昨今は大型台風の上陸や突然の雹による影響で屋根の破損が頻発し、火災保険を利用して無料・もしくは金額の一部負担のみで修理を行うケースも増加しました。 それに伴い火災保険が屋根工事に使えるという認知も広がったため、現状で発生し…続きを読む屋根リフォーム会社を選ぶ6つのポイント
「新築から10年が経過したからそろそろ塗装を考えなきゃ」 「雨漏りが急に始まってしまったから修理してほしい」 「地震が心配だから屋根を軽くしたいな」 など屋根リフォームや屋根工事を考えるきっかけは築年数やお住まいの状況によってそのタイミングはそれぞれです。共通しているのはお住まいを末永く維持してい…続きを読むリフォーム中や工事中の職人さんへの不安、マイスター制度によって全て解消致します
これから外装リフォームを行うというお客様、職人さん達に対してさまざまな不安を抱えていませんか。『休憩時のお茶のこと』、『工事中、不在にしてしまうこと』、『喫煙のこと』、さまざまなことが気になるでしょうし、お客様のご希望もあるでしょう。こうしたお悩みに対してお客様のご負担を減らすのがマイスター制度…続きを読むプロが教える屋根リフォームで失敗しないコツ
屋根リフォームの主な目的は、雨漏りの防止や安全対策です。頻繁におこなう必要はありませんが、定期的に屋根の状況をチェックして、必要があれば補修や清掃、塗り直しをおこなうことで、屋根そのものの寿命を延ばすことができます。春の大風や夏場の暑い日差しに台風、冬の積雪などで屋根は徐々に痛んできています。「う…続きを読むお客様に最高のリフォームを届けるための街の屋根やさんの10のお約束
街の屋根やさん東京ではお客様にご安心とご満足いただけるよう10のルールを定めました。スタッフ一同、このルールを厳守し、お客様がご納得されるサービスを提供することを。お約束いたします。…続きを読むこのページに関連する漫画コンテンツ動画をご紹介
漫画で読むならコチラ
動画で見るならコチラ
あなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

このページと共通する工事内容の新着施工事例
- 【青梅市新町】劣化したノンアスベストスレートへジンカリウム鋼板を使用したカバー工事を税込150万円にて行わせていただきました!
-
【施工内容】
スレート屋根工事
- 日野市三沢にて石付きの屋根材エコグラーニを使用して屋根の葺き替え工事を税込243万円にて行わせていただきました!
-
【施工内容】
スレート屋根工事
- 国分寺市西本町にてディプロⅡを使用して屋根のカバー工事を税込175万円にて行わせていただきました!
-
【施工内容】
スレート屋根工事