スレート葺きとはどんな屋根のこと?スレート屋根の特徴や必要なメンテナンスを詳細に解説!
更新日:2024年09月17日
「スレート葺きとは何だろう?」とお悩みではないでしょうか?
住宅チラシで見かけることが多かったり、リフォームの段階で「屋根はスレート葺きですね」と言われたり、意外と耳にする機会が多いものの、「そもそもスレートとは?」という方がかなり多いかと思います。
スレート葺きがどんな屋根か気になるという方に向け、今回の記事ではスレート屋根の特徴やメンテナンスなどを一挙にご紹介いたします(*^^)v
スレート葺きとは
スレート葺きとは、一般的に「スレート」と呼ばれるセメントを薄い板状に加工した屋根材を使用して屋根を葺くことを指します(^▽^)/
住宅に使用される多くは平型の化粧スレートとして知られており、他には「カラーベスト」や「コロニアル」などのブランド名でも販売されています。
これらのブランド名のスレートの普及率があまりにも高いため、カラーベストとコロニアルはスレート全般を指す言葉としても用いられることがあります。
少しややこしいですが、全て同じ屋根に使用している言葉だと思っていただいて問題ありません(^▽^)/
スレート屋根の種類
スレートの種類としては、天然スレートと化粧スレートの2種類があります。
天然スレート:
天然スレートは天然の岩石から切り出されたもので、高い耐久性と美しい風合いが特徴です。
かなり高価な屋根材ですので一般住宅での使用はほとんどありませんが、実は東京駅の屋根に使用されているのはこの天然スレートなんです(^▽^)/
化粧スレート:
一方、化粧スレートはセメントや合成樹脂を原料として製造されたもので、価格が比較的安価であることが特徴です。
多くの住宅で使用されているのは、こちらの化粧スレートになります。
日本の住宅に広く普及しているため、スレート屋根と言えば基本的にこちらの人工的な化粧スレートを指しています。
スレート屋根の特徴
スレート屋根の特徴としては、高い耐久性が挙げられます。
一般的にスレート屋根の耐久年数は20年から30年程度とされており、適切なメンテナンスを行うことで長期間の使用が可能です。
また、スレート屋根は薄く軽量であるため、施工が比較的容易なことで屋根としての価格が低いこともメリットとして挙げられます(^▽^)/
さらに、様々な色やデザインのスレートが販売されているため、建物の外観を引き立てることに大きく貢献してくれるでしょう。
日本の屋根に求められる耐震性とスレートの関係
スレート屋根は日本瓦と比較してみると、約3分の1程度の重さで済みます。
そのため東日本大震災での地震被害が大きな話題になった後では、軽量な屋根材である化粧スレートを使用することで屋根の全体的な重量を抑え、揺れによる負荷を軽減させる意識が高まりました。
そんな軽量なスレート屋根ですが、日本の住宅における耐震性向上の流れは続いており、現在ではより軽量な金属屋根材が注目されています。
スレート屋根と同等、もしくはそれ以上の耐久性を有することができるガルバリウム鋼板に注目が集まったことで、より軽量な金属屋根材のシェア率が今では高くなっています。
スレート屋根のメンテナンス
スレート屋根を長持ちせる為には、定期的な塗装によるメンテナンスが重要です(^▽^)/
屋根塗装といえば「屋根を綺麗にする」ことがイメージとして強く、スレートの寿命とどう繋がるのか不明と思われるかもしれませんが、実は深い関係があります。
屋根塗装の意味とは
特徴として既にご紹介いたしましたが、スレートはセメントをベースとして形成されている屋根材です。
セメントには防水性が無いため、当然スレートにも雨水を弾くような機能は備わっておりません(-_-;
雨水が浸透すると吸水と乾燥によってスレートが収縮を繰り替えるようになり、負荷が掛かり続けてひび割れや反りなどの原因となります。
想定されていた20年以上の耐用年数を迎える前にボロボロになってしまう可能性もありますので、スレート屋根材には防水性を持たせることが必須となるのです。
そこで重要になってくるのが屋根塗装です(^▽^)/
塗装を施すことによってスレート表面を保護するための塗膜が形成され、雨水を弾いたり、他にも劣化の原因となる紫外線の影響を低減してくれる効果があります!
新築時やリフォームで使用されるスレート材には予め塗装が施されておりますが、10年程度で塗膜が劣化するような耐久性の塗料が使用されていることが多いため、そこからは屋根塗装工事でのメンテナンスによって防水性や耐候性を維持していくことが重要となるのです!
街の屋根やさんでの屋根塗装メンテナンスの参考費用は、税込484,000円~880,000円となっております。
屋根面積や住宅の高さ、使用する塗料などでこの相場に収まらない場合もございますので、まずは無料点検とお見積もり作成で実際の金額を確認してみることがオススメです(^▽^)/
塗装ができないスレートに要注意!
一部のスレート屋根材では、塗装をしても意味のない種類が存在しています。
その理由や具体的な種類、見分け方などは下記の関連ページでご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご確認ください(^▽^)/
関連ページ:塗装ができないパミールなどのスレート屋根について
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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