ベランダ・バルコニーの雨漏りリスクが高いのはなぜ?雨漏りの原因を現地調査の様子と併せて解説!
更新日:2024年09月17日
ベランダ・バルコニーは日当たりが良い生活スペースとして幅広く活用できる一方、お住まいの中でも雨漏りリスクが高い場所です(>_<)
雨漏りを未然に防ぐ為には、定期的な点検・メンテナンスは必要不可欠です(>_<)
それでは、ベランダやバルコニーから雨漏りが生じてしまう原因や、必要なメンテナンス方法にはどの様なものがあるのでしょうか(・・?
そこで、今回はベランダ・バルコニーの雨漏り原因や定期的に必要となるメンテナンス方法を実際の現地調査の様子と併せて詳しい情報を解説いたします(^^)/
ベランダ・バルコニーの雨漏り原因と必要なメンテナンス方法

それでは、ベランダ・バルコニーに多く発生する雨漏りの原因と必要なメンテナンス方法について詳しく解説致します(^^)/
防水層の劣化
雨漏りの主な原因としてまず挙げられるのが、「防水層の劣化」です!
ベランダやバルコニーは屋外の生活スペースとして幅広く活用できますが、床面はほとんど平坦なため水はけが非常に悪く雨水がたまりやすい環境です。このため、適切な防水対策は欠かせません!


防水層は紫外線や雨風の影響で経年劣化が進むとひび割れや剥がれが発生し、そこから雨水が建物内部に浸入する可能性があります(>_<)
防水層の耐用年数は工法によって異なりますが、一般的に10~15年程度とされているため定期的な補修や防水工事を適切な時期に行っていくことが重要です。
ただし、防水工事には「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」「アスファルト防水」などの種類があるため、施工箇所や建物の特徴に応じた工法を選択することがポイントとなります。
まずは、信頼できるリフォーム業者・施工会社に相談し、見積りを依頼してみましょう!
パラペット上部に設置された「笠木」の劣化
パラペットはベランダ・バルコニー外周部に設置された「立ち上がり壁」を指し、その上部を保護する為に設置された部材を「笠木」と呼びます!

そうした中、防水層の劣化に続き雨漏りの原因となりやすいのが「笠木の劣化」です(>_<)
笠木はパラペットを雨風・紫外線から保護する役割を担っていますが、それ故に劣化が進行しやすい場所です。
特に、パラペットに繋ぎ目に施された「シーリング・コーキング」は太陽から降り注ぐ紫外線を受ける事で硬化が進み、ひび割れ・肉痩せ・剥離などの症状が進行します。
その様な隙間から雨水が浸水してしまう事で、パラペット内部や躯体部への雨漏り被害を生じさせてしまいます😰
また、「笠木」の素材は様々ですが、金属素材であれば「錆」の発生による穴あきなども雨漏りの原因となります。
雨漏りを未然に防ぐ為には、定期的な笠木の点検を行い、シーリングの打ち替えや板金の補修・交換工事を行っていくことも大切です(#^^#)


排水溝の詰まり

最後に、直接的な原因ではありませんが、排水溝の詰まりにも注意が必要です!
ベランダ・バルコニーの排水は排水溝に大きく依存していますが、そうした排水溝は土・枯れ葉・ゴミなどで詰まる事も多いです。
じつは、そうした排水溝の詰まりは床面への水分の滞留を招いてしまい、防水層の劣化を進行させてしまう大きな要因となります(>_<)
「たかが排水溝の詰まり…」だと思わず、防水層を守る為にも定期的な排水溝の清掃を行う事も大切ですよ(^^♪
バルコニーから生じている雨漏りの現地調査事例
次に、雨漏りトラブルにお困りのお客様よりご依頼をいただいた現地調査の事例をご紹介いたします。
今回は、八王子市散田町のお住まいへ現地調査にお伺いをさせていただきました!
先月の台風の時に天井から大量の雨漏りが起きたという事で、原因を突き止めて雨漏り修理工事をおこなっていきます。
天井裏から確認します

雨漏りした天井部分を剥がして天井裏から原因箇所を見ていきます。
天井を解体するときにはゴミや埃が出てしまいますので、ビニールなどでしっかりと養生をおこなってから作業していきます。

天井はケイ酸カルシウム板(ケイカル板)が張ってあり塗装で仕上げてあります。雨漏りによって水を吸っていて天井自体が脆くなっています。天井の下地には雨漏りの影響は出ていません。

天井裏の状態を見ていきます。床下地になっている梁部分に雨染みが出来ていますが、雨漏りから結構日数が経過していましたので、今濡れている状況ではありません。
天井裏には電気の線が結構通っていますので、雨水が電線を伝わって1カ所に集まってしまう事もあります。天井裏でどのあたりから雨漏りしているかの想定が出来ましたので、今度は外部から状況を見ていきます。
外部から原因箇所を特定します

雨漏りの跡が付いている梁の真上がサッシになります。ここはバルコニーになっていて床にはスノコ状に板が敷いてあるのですが、雨量が多い雨が続くと排水が追い付かなくなりオーバーフローの状況になってしまいます。

床のスノコを外してみるとサッシの下部分が雨漏りの原因の様でしたので、この状態で散水試験を実施して水をかけながら剥がした天井裏から症状が出るかを調べていきます。
散水試験は税込み55,000円から承っており、原因が特定できればピンポイントで必要な雨漏り修理工事をご提案することが出来ますので、雨漏りでお困りの方は街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)
記事内に記載されている金額は2024年09月17日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

八王子市ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
関連動画をチェック!
防水工事で雨漏り防止!陸屋根・屋上のチェックポイント【プロが解説!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
雨漏り修理・雨漏り改修工事
※梯子をかけず、高所作業とならない(下屋・陸屋根・屋上・バルコニー) 詳細:明らかに破損していたり、穴が開いていたりする箇所に対しコーキングまたは防水テープにて、訪問担当者が即時対応・補修が可能な場合に限る。 「メンテナンスをしていたのに雨漏りした!」 一体なぜ雨漏りが起きてしまったのでしょ…続きを読む雨漏り修理の費用と失敗しないためのポイント!修理や原因の特定方法
突然発生した雨漏りに対して修理をどのように進めればいいのか、初めての場合では悩みがちなポイントが多くあります。 「雨漏りが発生したけど、直せそうなら自分で修理しても問題ない?」 「雨漏り修理にいくらかかるのか相場を知りたい」 今すぐの雨漏り修理に迫られている方もいらっしゃるかと思いますので…続きを読む雨漏り修理に火災保険が適用される条件を徹底解説!申請の流れと注意点
雨漏り修理に火災保険が適用できれば、突然の被害による経済的ダメージを減らせますので非常に心強いですよね。 ですが、雨漏り修理に火災保険が適用される条件を満たしていなければ、保険金を利用した工事を行うことができません。 もしかしたら、ご自宅の雨漏りのケースでは火災保険がおりない可能性があるので…続きを読む

あなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

このページと共通する工事内容の新着施工事例
- 杉並区成田東で発生したバルコニーの雨漏り修理事例 〜ウレタン通気緩衝工法による防水工事〜
-
【施工内容】
防水工事
- トップライトからの雨漏りを屋根カバー工法で解消した葛飾区四つ木の施工事例
-
【施工内容】
屋根カバー工法、雨漏り修理
- 八王子市小比企町でのウレタン防水による雨漏り修理工事のご紹介|街の屋根やさん
-
【施工内容】
雨漏り修理、防水工事
八王子市と近隣地区の施工事例のご紹介
- 町田市能ケ谷|バルコニーの雨漏りをウレタン通気緩衝工法(税込273,000円)で根本解決!写真でわかる完全修繕の流れ
-
【施工内容】
防水工事
- 多摩市聖ヶ丘にて、雨漏りの発生したバルコニーの笠木交換を税込630,000円にて行わせていただきました!
-
【施工内容】
雨漏り修理
- 日野市三沢にて石付きの屋根材エコグラーニを使用して屋根の葺き替え工事を税込243万円にて行わせていただきました!
-
【施工内容】
スレート屋根工事