屋上(陸屋根)の雨漏りリスクが高い理由|浸水被害を未然に防ぐ「防水工事」の重要性とは?
更新日:2024年09月12日
住宅・ビルの屋上は「陸屋根」とも呼ばれる屋根形状の一種です。
物干しスペースや太陽光発電パネルの設置場所など、そのスペースを便利に活用する事が出来ます(#^^#)
ですが、その一方で雨漏りリスクが高く、それを未然に防止する定期的な「防水工事」を必要とする場所でもあります。
この記事では、屋上(陸屋根)の雨漏りリスクが高い理由から、それを防ぐ「防水工事」の大切さについて詳しい情報を解説致します(^^)/
屋上(陸屋根)の雨漏りリスクが高い理由
屋上や陸屋根の雨漏りリスクが高い理由は、その構造的特徴にあります!
まず、屋上の床はほとんど平らな構造のため、雨水が滞留しやすく排水効率が非常に悪いです(>_<)
屋上は一般的な傾斜屋根と異なり、「防水層」のみで雨水から建物を守っているため、一度防水層に問題が生じれば、雨漏り被害に直結してしまいます。
また、落ち葉やゴミによって、備え付けられた排水口に詰まりが生じてしまうケースも多いです😰
その様な状態は水はけを著しく低下させ、屋上に水たまりを作り出し防水層への負担を増大させます。
一般的な屋根にも言える事ですが、屋上からの雨漏りを未然に防ぐ為には定期的な点検・メンテナンスが特に必要不可欠です!
屋上からの雨漏り被害を未然に防ぐ「防水工事」
屋上において、雨水の浸水防止は防水層に大きく依存しています。
その為、前述の通り防水層の劣化は雨漏り被害に繋がりますので、定期的な防水工事を欠かす事は出来ません😥
防水工事の種類によってその耐久性も変わってきますが、一般的に防水工事をご検討されるタイミングの目安は約10~15年に1度と言われています。
ですが、防水層の劣化進行具合は日当たりやお住まいの立地によって変わります。
たとえ目安年数を経過していなくても、ひび割れ・色褪せ・剥離などの症状が確認される場合は信頼できる施工業者に点検・対応を依頼しましょう!
また、防水層を主に紫外線から保護している「トップコート」の塗り替え工事を行う事もポイントです(#^^#)
保護機能を回復させることで、防水層の寿命を延ばす事が出来ます。
ただし、トップコートの塗り替え頻度の目安は約5年程度と比較的短い為、注意が必要です!
屋上防水の劣化を起因とした雨漏りの現地調査
次に、実際にご依頼をいただいた「屋上防水の劣化進行による雨漏り被害」の現地調査の様子をご紹介いたします!
今回は、狛江市元和泉で雨漏り調査をおこないました。
ここ最近ゲリラ豪雨の様な降り方をする雨が続いていましたので、普段の雨では漏らないところも雨漏りするというお問合せが非常に多くなっています。
雨漏りは原因特定が重要になりますので、さっそく調べていきます。
雨漏りしている状況を確認します
雨漏りしている室内の天井を見ていきます。
天井のボードが剥がれていて下地のべニアもボロボロになっている状況です。いつ落ちるかわからない状況ですので、雨漏りを至急止めていかなければなりません。
天井は2カ所に雨漏りの症状が出ています。雨漏りはどこから雨水が入り込んでいるのかを調べることが大切ですが、浸入箇所は1カ所とは限りませんので、可能性が有る部分はしっかりと処置していきます。
屋上防水とシールの劣化
雨漏りしている天井の上は屋上になっています。
何度か部分的に補修作業をおこなった形跡はありましたが、大分年数が経過している様で劣化している状況でした。天井の2か所から雨漏りしていましたので、原因箇所がどこにあるのか調べていきます。
手摺の支柱を固定している基礎部分ですが、床面の防水が切れているのが分かります。多少の雨であれば問題なさそうですが、雨量が多くなり雨水が溜まってしまうとこのような隙間からどんどん雨水が入り込んでしまう事になります。
手摺の支柱も大分サビが出ている状況でしたので、鉄骨製の柱部分からも雨水が浸入している可能性も高いと思います。
サッシ回りのシールも劣化が進行しておりますので、ここからの雨水の浸入が考えられます。雨漏りの原因箇所の特定のために散水試験(税込み55,000円~)を実施することがあります。今回は散水をおこなう事で雨漏りの被害が広がってしまう可能性が有りますので、調査した結果を元に床面などのウレタン防水工事とサッシ回りのシール工事をご提案させていただきました。
私たち街の屋根やさんでは、お客様のお困りになっていることを解決するために適切な工事のご提案をおこなっております!
特に防水工事はアスファルト防水・シート防水・ウレタン防水など施工方法の種類が様々で、実際の施工箇所に施工方法を選定する必要があります!
最適な工法をご提案させて頂きますので、お任せください😊
ベランダ・バルコニー・屋上の防水工事をはじめ、屋根・外壁など建物の事でお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください(*^^*)
点検~お見積りの作成まで無料にて承っております!
記事内に記載されている金額は2024年09月12日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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