屋根裏で雨漏りが発生している原因とは?放置のリスクや雨漏りへの対策方法を費用と合わせて解説
更新日:2024年08月23日
「屋根裏からポツポツと雨漏りのような音が聞こえて不安」
「台風の時に天井に染みができたので、屋根裏で雨漏りしてしまっているかもしれない」
このようなご相談を街の屋根やさんではよくいただきます。
雨漏りは天井や壁紙を劣化させたり、お部屋に垂れてきて家財を濡らしてしまうなど、生活にかなり影響を与える被害ですので早急な対処が求められます。
そこで今回は、屋根裏から雨漏りが発生する原因とその対処方法や、見えない部分で漏水が進行している思わぬリスクなどを解説していきたいと思います(^▽^)/
屋根裏で雨漏りが発生してしまう原因とは
基本的には防水紙(ルーフィング)に問題が発生している
屋根裏で雨漏りが発生している原因は、主に防水紙(ルーフィング)の劣化によるものです。
防水紙は屋根の下地と屋根材の間に敷かれており、外部からの雨水や湿気を遮断してくれる重要な役割を果たしています。
そのため、防水紙に破れや切れなどの問題が発生していなければ、瓦やスレートが割れて大きな隙間ができたとしても雨漏りを防ぐことができますΣ(・ω・ノ)ノ!
もちろん、防水紙がしっかりしている状態でも雨水が屋根裏へ回ってしまうような浸入経路があれば雨漏りしてしまうのですが、基本的に屋根から雨漏りが発生する場合はこの防水紙に問題があると考えられるのです。
防水紙の寿命は?
防水紙の耐用年数は20年から30年程度とされておりますが、最近ではより高耐久な種類も登場しています。
経年劣化以外に防水紙が屋根からの漏水を遮断できなくなるのは、以下のような屋根の問題が原因として挙げられます(-_-;
屋根材のひび割れや浮き
屋根材にひび割れや浮きが発生すると、隙間から雨水が通常よりも多く屋根の内側へと浸入し、防水紙の負荷が大きくなります。
特にスレート材の劣化は要注意で、表面の塗装によるコーティングが剥がれると吸水性が高まり、ひび割れや反りといった変形・破損の症状が出やすくなります。
また、塗膜の剥がれによって紫外線からのダメージを負いやすくなることも、スレートが傷む原因として挙げられます。
金属屋根材の場合はひび割れは起きませんが、錆びによる穴あきや耐久性が下がったことで捲れてしまうような破損が発生すると、そこから雨水が浸入して下地に影響を及ぼしやすくなるため要注意です。
<対策方法>
スレートや金属屋根材などは定期的な屋根塗装によって保護を行い、劣化を進行させないような対策がメンテナンスの基本となります(*^^)v
塗装を必要としない瓦屋根では、屋根材にズレや割れがないかをチェックして、もし問題があれば差し替えなどの補修を行うようにしましょう。
屋根塗装の参考費用:税込484,000円~880,000円
棟板金の浮きや飛散
屋根の頂部に取り付けられる棟板金は、経年劣化によって浮きが生じやすくなります。
浮きが出ていると、広がった隙間からは雨が吹き込みやすくなり、防水紙を傷める原因となります(-_-;
また、浮いている状態は風の影響も受けやすくなりますので、特に台風などの強風時には、棟板金が完全に飛散してしまうケースもあるのです。
<対策方法>
棟板金は内部の貫板が劣化していると固定力が大幅に低下して浮きや飛散のリスクが高まります。
そのため、棟板金交換などを必要に応じて検討してください。
棟板金交換工事の参考費用:税込 154,000円~275,000円
漆喰の劣化
瓦屋根の場合、棟部分には側面を埋める漆喰が重要な役割を果たしています。
漆喰があることで棟瓦と平瓦が強く固定され、雨水の吹き込みも防いでくれます。
しかし、時間の経過とともに漆喰は劣化し、ひび割れや剥がれが生じることがあります。
すると雨水が棟から屋根内部へと浸透していきますので、防水紙劣化や雨漏りの原因となります(-_-;
<対策方法>
瓦屋根の漆喰は詰め直しや棟瓦取り直し工事を行うことでメンテナンスが可能です(^▽^)/
漆喰詰め直し工事の参考価格:税込88,000円~330,000円
また、屋根と外壁が接する部分(取り合い)は、雨漏りが発生しやすい箇所の一つです。
この部分の防水処理が不十分だったり、経年劣化によってシーリング材が劣化したりすると、雨水が防水紙を経由せずに屋根裏へと浸入する経路となってしまいます(-_-;
ここまでご紹介した屋根裏の雨漏りに関する主な原因は、目視では発見が難しいため、定期的な点検や専門家による調査が重要です!
屋根裏の雨漏りにはどんなリスクがある?
屋根裏の雨漏りは、建物全体に様々な被害をもたらす可能性があります。
湿気や水漏れによって建物の構造材が腐食し、カビが発生することで健康被害を引き起こすこともあります。
構造部の腐食はお住いの寿命を縮めてしまいますので、特に要注意です。
また、電気設備にも影響を及ぼし、火災の危険性を高めることも考えられます。
断熱材の劣化には特に注意を
屋根裏の断熱材が水分を含むと、断熱性能が著しく低下します。
これにより、夏は室内が暑くなり、冬は寒くなりやすくなるなど、快適な室内環境の維持に問題が発生しやすくなってしまうのです。
結果として、冷暖房効率が悪化し、光熱費の上昇にもつながります。
雨漏り原因の特定、工事は街の屋根やさんにお任せください!
雨漏りの原因を正確に特定し、適切な対処を行うためには、散水検査が非常に有効です(*^^)v
散水検査とは、雨水の浸入経路と思われる箇所に水を掛け、実際の雨漏り状況を再現する方法です。
この検査を行うことで、雨漏りの確実な原因を特定しやすくなります。
屋根や外壁などから水が漏れる箇所を明確に把握することができるため、適切な修理方法を選択する際にも役立ちます。
明らかに屋根からの雨漏りと判断できる場合は、通常の調査でも原因の特定ができる可能性は高いです。
しかし、例えばベランダの防水層や外壁の亀裂のどちらからも雨水が入り込んでいそうな箇所で雨漏りがしていた場合、どこを修理すれば漏水が止まるかは散水検査による特定を行ってから検討する必要があります。
私たち街の屋根やさんでは、多くのお客様から散水検査のご相談をいただき、雨漏り原因の特定を行ってきましたので、ぜひお困りの際にはお任せください!
散水検査の費用は税込55,000円~となります(^▽^)/
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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