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片流れ屋根の雨漏りが多い理由とは?特有の特徴を元に、劣化しやすいポイントや雨漏りさせない対策をチェック!

更新日:2024年03月13日

 片流れ屋根はシンプルかつモダンな見た目が人気の要因となり、平成29年度の3000戸を調査した結果では約3割の住宅に取り入れられている程の割合を誇りますΣ(・ω・ノ)ノ!
 
 すっかりメジャーな形状となっている片流れ屋根ですが、よく『雨漏りがしやすい形状』という評価を耳にしませんか?
 
 そんな情報があると、ご自宅の片流れ屋根が心配になってしまいますよね(>_<)
 なぜ雨漏りに弱いと言われているのか、その理由をしっかりと解説させていただきます!

片流れ屋根

片流れ屋根はなぜ多くの住宅で採用されているのか

 まずは片流れの形状が住宅の屋根の割合を大きく占めている理由について確認してみましょう(^▽^)/
 
 片流れ屋根は、一方の側面が高く、もう一方の側面が低い形状をしています。
 この形状がスタイリッシュでモダンな外観を演出することができるため、近年では人気が非常に高まっています(^^)
 

片流れ屋根のスタイリッシュさ


 さらに、太陽光パネルの設置がしやすいというのも人気の理由かもしれません。
 シンプルな形状故に、一方向に向けられる屋根面積が大きくなるため、太陽光パネルの効果を発揮しやすい屋根ともいえるんですね(*^^)v
 
 他にもメリットはいくつかありますが、それと同時に「雨漏りが発生しやすい」と言われるような要因を含んでいるのも事実です。
 次はその点について見ていきましょう(>_<)

なぜ雨漏りが発生しやすいの?

◆特定方向に雨水が集中しやすい

 一方向にのみ傾斜している形状ですので、雨水も一定方向のみに流れていきます。
 すると軒先の屋根材や、雨水を受け止めて適切に排水するための雨樋に負荷が掛かりやすくなるため、劣化して雨漏りの原因となることが多いのです(-_-;

特定方向へ雨水が集中しやすい

 特に雨樋の歪みや破損は雨水が樋を通らずに溢れてしまい、外壁や軒天へ干渉して建物内部へ浸入してしまう可能性が大きくなります。

◆外壁との接合部が原因になりやすい

 屋根の頂上と外壁との接合部分は雨水が浸入しやすく、適切な雨仕舞での対策などが必須となります!
 
 隙間から雨水が入り込むと、内側の防水紙が傷みやすくなったり、浸入経路によってはそのまま室内まで届いてしまうことも考えられます。

外壁との取り合い部分

 他の形状と比べ、片流れ屋根は外壁と屋根の取り合い部分が風雨に晒される環境となっていますので、そこを起点に雨漏りが発生しやすいという訳ですね(>_<)

片流れ屋根は住まない方が良い?

 結論から申し上げますと、そんなことは全くありません!(^▽^)/

 確かに片流れ屋根は雨漏りの原因となりやすい部分が多く、実際のデータでも2016年時には約75%の雨漏りが片流れ屋根だったというデータもございます(>_<)

片流れ屋根の側面


 
 ただ、どのような屋根材・屋根形状にもデメリットは存在しますので、雨漏りの対策を適切に行う必要がある点はどの屋根でも変わりはないのです!

 片流れ屋根では劣化しやすい防水紙や軒先付近に注意を払うことで、雨漏りの可能性をぐっと減らすことができます。
 
 例えばリフォーム時に防水紙に高耐久な透湿ルーフィングを採用してみたり、地上から特に変化がないように見えても、専門業者に雨樋や屋根材の点検を定期的にしてもらうことで雨漏りを対策していくことができます。
 
 先ほども少しだけ触れましたが、外壁との取り合い部分ではしっかりとした水切り金具での雨仕舞も重要となる為、やはり専門家の調査を受けつつ対応していくことが重要となります(*^^)v

片流れ屋根で安心して過ごすためには

まとめ

 片流れ屋根に限らず、屋根の形状や勾配によっては様々なメリットやデメリットがありますので、屋根のリフォームや新築を考える際には慎重な検討が必要です。
 
 また、現在片流れ屋根の建物にお住いで、一度屋根の状態を調べておきたいという場合には、ぜひ街の屋根やさんの無料点検をご活用ください(^▽^)/
 
 詳しいスタッフが現場へお伺いし、梯子やドローンを使用して屋根に異常がないか、雨漏りの原因となりそうな劣化は発生していないかをチェックいたしますます!

 記事内に記載されている金額は2024年03月13日時点での費用となります。
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