修理依頼時に役立つ!瓦屋根の部位ごとの名称と必要なメンテナンスの費用相場
更新日:2024年02月21日
瓦屋根の修理やリフォームを業者に依頼したい時、意外と困るのが施工箇所についての説明です(-_-;
「直してもらいたい部分を伝えたいけど、どんな名称か分からない…!」
「曖昧に説明してしまったけど、ちゃんと不具合箇所は伝わっているのかな…?」
そんなお悩みを抱えないためにも、瓦屋根の各部位の名称についてまとめてご紹介したいと思います(^▽^)/
瓦屋根の部位ごとの名称
瓦屋根は日本の伝統的な屋根形態であり、その部位ごとに特有の名称があります。
一部の名称は瓦以外のスレート屋根や金属屋根でも共通しているものがありますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
◆棟
棟は屋根の頂上にあり、屋根の面と面が交差する部分を指します!
瓦屋根の一番上に位置する地上と水平な棟部分は「大棟」とも呼び、そこから軒先へ向かって下ってきている棟を「隅棟」と分類することがあります(*^^)v
ただ、基本的にご連絡時には「棟から雨漏りがしている」「棟が崩れてしまった」というように、「棟」だけでお伝えいただいて問題ございません(^▽^)/
▼棟瓦取り直し工事の参考費用
税込 88,000円~330,000円
◆漆喰
漆喰は瓦屋根の棟部分に主に使用されている部材のことです。
漆喰の大きな役割は防水であり、棟の側面へ詰めることで雨水が内側へと浸入しないようにしています(^^)
また、漆喰は瓦を固定する役割も果たします!
和瓦自体の耐久性は60年以上と言われていますが、屋根を構成する上で欠かせない漆喰は経年劣化でひび割れや剥がれが発生し、雨漏りの原因となってしまいます。
そのため定期的に漆喰詰め直しや棟瓦取り直し工事を行っていくことが重要です!
▼漆喰詰め直し工事の参考費用
税込 88,000円~330,000円
◆破風
次に、棟の下には「破風」と呼ばれる部分があります。
破風は屋根の端部分で、風雨から建物を守る重要な役割を果たします(^▽^)/
破風板があることで横殴りの雨であっても雨水の浸入を防げます!
横から吹き付ける風も破風板に当たることで分散され、屋根や外壁へ及ぼす影響を減少させられているのです(*^^)v
◆軒
軒は外壁よりも出っ張っている屋根の先端部分です(^▽^)/
「軒先」という言葉は皆様も普段使われているのではないでしょうか?
屋根に降りかかった雨水が集まってくるのも軒先ですので、雨樋を設置して適切に排水を行う部分でもあります!
瓦屋根ですと、軒先専用の瓦が存在していることもあります(*^^)v
◆谷
屋根面が合わさって山折りになっている部分は「棟」でしたが、お住いの屋根の形状によっては谷折りになっている部分が存在します。
そこはそのまま「谷」と呼ばれており、雨水が入り込まないよう板金が設置されています(^^)
この板金は「谷樋」や「谷板金」と呼ばれ、形状的にも雨水が集中しやすい箇所のため雨漏りの原因になることが多いです(>_<)
錆びで穴が開いてしまっていると雨水が下地に影響を与えやすくなりますので、もし屋根に谷が存在している場合には定期的な点検で状態を確認しておくことが必要ですね(*^^)v
▼谷板金交換工事の参考費用
66,000円~132,000円(税込)
→谷板金のメンテナンス・修理の詳細についてはコチラ(^▽^)/
名称を知っておくと工事の際に便利です!
これらの部位の適切なメンテナンスや点検・修理は、建物の耐久性や美観を保つために重要です。
そこで業者から不具合箇所やメンテナンスが必要な部分を説明されるとき、今回ご紹介したような名称を知っておくとスムーズに理解することができます(*^^)v
ただ、普段は中々使わない知識でもありますので、お問い合わせの際には名称が分からなくても一度お気軽にご相談いただければと思います!
私たち街の屋根やさんではお問い合わせをいただいた後、現地での点検からお見積もりのご提出まで無料で承っておりますので、ぜひご活用くださいね(*^^)v
→ご相談から工事の流れについてはこちらでご確認いただけます(^▽^)!
記事内に記載されている金額は2024年02月21日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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