
HOME > ブログ > 葛飾区|軽微なひび割れに漆喰詰め増し工事は如何ですか?
更新日:2021年12月02日
東京都葛飾区で「瓦屋根の漆喰を見てほしい」とご相談を頂きました。数日前にお隣の庭先に白い塊が落ちていたようです。
築14年で、雨漏りもなく何の問題もなくお住いになっていたようですが、今まで屋根の状態を確認して来なかったという事で、今回初めて屋根の状態に大きな不安を感じてしまったようです。
早速2階建ての屋根に上がって確認を行います。こちらの住宅から白い塊が落ちたのでしたらそれはきっと漆喰でしょう。
漆喰は瓦の隙間を埋める役割を果たし、石灰に麻すさや海藻のり等を配合した耐久性・耐火性の高い建材です。神社やお寺・蔵の外部保護材料として使われることも多いです。
経年により徐々に頑丈に強固に固まっていきますが、建物の揺れによってひび割れ剥がれる事があります。
今回はこちらの漆喰が剥がれ落ちてしまったのでしょう。漆喰が無くなることで内部の泥が流れ出て屋根の形を崩す他、泥が雨水を吸い込み雨漏りを引き起こす可能性もあります。
瓦屋根では確実に10~15年ごとの漆喰補修が必要です。
剥がれ落ちたのは一部、棟のずれもなく瓦の動きはありませんでした。ほかの漆喰にはひび割れもなく状態は良好ですので、今回は漆喰詰め増し工事で屋根の耐久性を高めたいと思います。
漆喰詰め増し工事とは、今既に施工されている漆喰を剥がしたりはせずに上から漆喰の重ね塗りを行います。
厚塗りしてしまうと棟瓦に雨が溜まり、却って雨漏りの原因になりかねません。また薄塗りでは硬化しボロボロ崩れてしまうので、職人の腕が試されますね。
補修には南蛮漆喰を使用しています。施工時には黒いですが、成分の水酸化カルシウムが二酸化炭素を吸収しながら徐々に硬化していく工程で、徐々に白く変化していきます。
漆喰詰め増し工事を行う事で、小さなひび割れを起こしていた漆喰は見違えるほど綺麗に蘇りました。新たに施工したおかげで屋根の耐久性も回復です。
施工後は粘性もある為、数年で剥がれるという事もなくお客様も一安心して頂けたようです。
瓦自体は陶器瓦の為、色褪せもなく50年近くは平気でお使いいただける屋根材です。しかし、瓦以外のメンテナンスを怠ると、瓦とは無関係の所から崩壊や雨漏りを引き起こしますので、しっかりと頭に入れ補修をしていきましょう。
瓦屋根の漆喰補修工事には詰め増し工事と詰め直し工事があります。この2つの施工は屋根の状態に合わせて使い分けていく必要があります。
漆喰の劣化が軽微なもので細かなひび割れ程度でしたら詰め増し工事が可能です。
しかし、今にも剥がれそうな漆喰がある場合は詰め増し工事ほど無駄なものはありません。既存の漆喰と一緒に剥がれ落ちてしまうからです。
立地環境にもよりますので築年数のみで判断は出来ませんが、築20年近い住宅の場合は詰め直し工事で考えていきましょう。
屋根の上は危険ですし判断が難しい為、今現在の屋根が気になる方はお気軽に街の屋根やさんへお問い合わせくださいませ。
記事内に記載されている金額は2021年12月02日時点での費用となります。ベランダ・バルコニー屋根補修は外装と併せて【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
屋根補修工事
【施工内容】
屋根補修工事
【施工内容】
屋根補修工事、屋根カバー工法
【施工内容】
【施工内容】
その他の工事
【施工内容】
雨樋交換