
HOME > 施工事例 > 江戸川区本一色にて棟板金を固定している釘の浮きが発生、パッキ.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:岡野
担当:岡野
調査の様子です。R様邸の屋根は寄棟と切妻の複合屋根になります。R様が発見した釘浮き箇所をご案内していただくと隅棟の棟板金の釘が浮いているのを発見しました。
棟板金は屋根の山状になっている部分に設置されており、風の影響を受けやすい場所に取付けられています。棟板金は下地材の貫板に釘で固定されていますが、風や地震などの揺れの影響により徐々に抜けて浮いてきてしまいます。釘が浮いてしまうと固定する力が弱くなってしまいますので台風などの強風や突風の影響で飛散や落下に繋がります。
棟板金の釘浮きは、風の影響以外に熱膨張も原因の一つとして挙げられます。熱膨張とは、金属が熱で温められた時に膨張が起きる現象です。棟板金は金属ですので、気温の上昇や体温の熱で板金が膨張しますので固定している釘も板金の膨張と共に外側に引っ張られてしまいます。気温が下がると、板金が収縮しますが収縮する際には板金だけが収縮し、引っ張られた釘は置き去りにさてれしまいますので釘が浮いてしまうのです。このように、膨張と収縮を繰り返す事で棟板金を固定している釘は徐々に浮いてきてしまい、やがては抜けてしまいます。
釘が抜けている部分はありませんでしたが、隅棟以外にも大棟の棟板金の釘が浮いており、屋根全体の棟板金の釘が浮いておりました。釘が浮いて抜けてしまうと抜けた部分の釘穴から雨水が浸入し、下地材の貫板の劣化に繋がります。貫板が劣化してしまうと棟板金を固定する力が更に弱くなってしまいます。また、釘穴から雨水が浸入すると屋根材の下に敷設されている防水紙の劣化を早めてしまいます。
屋根全体の棟板金の釘が浮いている状況ですので棟板金交換工事が推奨される状態ですが、お客様に調査のご報告をしたところ数年後に屋根と外壁の塗装工事をご検討しているとの事でその際に併せて棟板金の交換を行いたいのでなるべく費用を抑えたいとの事でしたので、今回は釘頭にコーキング処理を施しパッキン付きビスで補強する棟板金補強工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
棟板金補強工事につきましては、税込33,000円~承っております。使用する材料や棟板金の長さにより金額が異なりますので詳しくは街の屋根やさんまでお気軽にお問い合わせください。
棟板金補強工事の様子です。今回、補強する際に使用するのはパッキン付きのSUSビス(ステンレス製)になります。SUSビスはステンレス製になりますので錆や腐食に強く、ねじ込み式になりますので固定する力に優れております。また、ゴムパッキンが付いていますので締め込んだ際に板金とビス頭の隙間にパッキンが挟まる事で雨水の浸入を防ぎ緩みも防止する効果があります。
棟板金をSUSビスで固定する際は必ず横方向からビスを打ちます。固定する際には棟板金に対して真上から釘やビスを打ち込んで固定した方がより強く固定できると思われがちですが、ビスで開いてしまった穴が真上に来てしまいますので、開けた穴から雨水が浸入してしまい雨漏りの原因になってしまいます。
釘頭をコーキング処理する様子です。棟板金を固定している釘の殆どが浮いていますので浮いている釘は打ち込んで全ての釘頭にコーキング処理を行っていきます。釘頭をコーキングで処理する事で再度釘が浮くのを防ぎます。
棟板金の全ての釘頭にコーキング処理を施しましたら、棟板金補強工事は完了になります。固定する力に優れたSUSビスを使用し、風に強い棟板金になりましたのでR様に大変喜んでいただけました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き新型コロナウィルス対策を行っており、感染拡大防止の為マスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。
記事内に記載されている金額は2022年10月14日時点での費用となります。【工事前】
【工事後】
R様のアンケートを詳しく見る→
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今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
スレート屋根工事
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スレート屋根工事
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