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【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:木下
担当:木下
府中市北山町にお住いのN様邸にて屋根の葺き替え工事が終了いたしましたのでその様子をご紹介いたします。まずは点検の際なのですが、通りがかりの業者から屋根のカバー工法を勧められたが心配なので一度見て欲しいとのご依頼をいただきまして調査を行いました。
屋根材にはコロニアルNEOが使用されており、塗膜も劣化が見られておりました。コロニアルNEOとは旧クボタが2001年から製造販売していたノンアスベストのスレートで問題を抱えたものの一つです。製造技術が拙い時期に製造されたために耐久性に大きな問題があります。10年程経過するとひび割れや欠けが生じてしまいます。ですので塗装によるメンテナンスはオススメできません。
当初お客様は屋根のカバー工法を検討なされておりましたが、ノンアスベストのスレートであるので葺き替え工事を行った際の処分費がそれほど高額にならないこと、野地板の増し張りを行うので屋根の強度を増すことができることのご説明をさせていただいたところ、金属屋根への屋根の葺き替え工事を行うことになりました。
使用しますのはアイジー工業のスーパーガルテクトです。スーパーガルテクトはガルバニウム鋼板で作られた屋根材で金属屋根でも人気の高いものです。特徴的なのは屋根材の裏面に断熱材がついているというところです。この断熱材があることによって金属屋根特有の暑さを軽減できますし、雨音も押さえてくれますので快適にお住いになれるかと思います。重量も1㎡あたり5kg程度と非常に軽量ですので耐震性の向上も期待できます。
屋根工事の一歩目として既存棟板金の撤去を行っていきます。板金を取り外していくと古くなった貫板が姿を現しました。木材の貫板はスタンダードなものですが経年劣化により腐食してくると釘の抜けや棟板金の浮きが生じてきます。今回は樹脂製の貫板を使用しますので腐食の心配はありません。
貫板の撤去を行った後は屋根材の撤去を行っていきます。屋根材は薄くて軽そうに見えますが思ったよりも重量があります。苔の生えたスレートは滑りやすくなっているので撤去の際には気を付けなければなりません。
また、先述の通りコロニアルNEOは非常に脆いので撤去を行っている際も簡単に割れてしまいます。
撤去を進めていくと古い防水紙が見えてきました。使用されていたのは田島ルーフィングのpカラーという防水紙でした。このpカラーは価格重視の防水紙で耐用年数は10年程だと言われております。劣化が大分進んでおりましたのでぴったりとくっついてしまっておりました。
屋根材を剝がし終えたらトラックに積んでいきます。今回はノンアスベストのものなのでこのように積んでいきますが、アスベスト含有のものの場合は専用の排気袋に詰めなければいけないので大変です。
続いて古くなった防水紙を撤去していきます。先ほども申しましたが、しっかりと張り付いてしまっていたのではがせる範囲で剥がすような形になります。
ある程度防水紙を剥がし終えましたら野地板の増し張りを行っていきます。
野地板の増し張りは構造用合板を貼り合わせていくのですが屋根の形状によってどうしても大きさが合わない部分が出ていきます。そのようなときはその場で裁断して調整いたします。職人さんはこの作業をテキパキとこなしていきますので見ていてとても気持ち良いです。
左の写真のような小さな隙間もぴったり張り合わせを行いました。
いよいよ屋根工事の要のルーフィング作業を行ていくのですがその前に今回使用する材料の紹介をいたします。
まずは防水紙です。防水紙には改質アスファルトルーフィングのMルーフィングを使用しました。期待耐用年数は30年ですので、雨漏りの心配なく長年安心してお住いいただけます。
続いて貫板です。貫板は樹脂製の貫板タフモックを使用しました。前述のとおり腐食の心配がありませんので釘の抜けなどの心配がなくなります。
そして屋根材にはアイジー工業のスーパーガルテクトSシェイドモスグリーンを使用しました。このシェイドモスグリーンは落ち着いた色調の緑色なのでシックな印象の仕上がりになります。
ルーフィングと屋根材葺きの作業は軒先側から進めていきます。といいますのも雨水が流れた時のことを考えた時に、重なっている面が下を向いていれば中に入る心配がありません。ですのでここからの作業は軒先側から仕上げていきます。
大屋根が終わりましたら下屋根の方も行いました。下屋の部分は雨押え部がありますのでしっかりと仕上げていきます。
ルーフィング作業を終えたら次はケラバの板金を取り付けていきます。ケラバの板金は水切りを目的として施工されます。屋根材の下に入った水を排出するために取り付けられますので捨て板金ともいわれます。
ケラバの板金を取り付けた後は屋根材を葺いていきます。屋根材も大きさが決まっておりますのでどうしても長さが合わない部分が出てきます。その際にも現場で裁断して適切な大きさにして施工していきます。金属屋根自体はかなり薄いので加工はしやすいです。
棟の部分まで屋根材を葺き終えたら最後に棟板金の取り付けを行ってまいります。樹脂製の貫板を貫板を取り付けてから棟板金をかぶせていきます。
棟板金をつけ終わってアンテナを元に戻したら作業終了です。
これですべての工程が終了いたしました。天候を見つつの日程だったのですが職人さんが手際よく進めてくれたので予定通りに進めることができました。屋根の仕上がりも深緑色の映えるシックな仕上がりになっておりお客さまにもきれいになったと言っていただけました。
下屋の部分もきれいに仕上がりました。大屋根に比べて目に入りやすい部分なので綺麗になったのが分かりやすいです。
私達、街の屋根やさんでは新型コロナウイルス感染防止対策としてマスクの着用を徹底しております。何かお困りごとありましたら安心してご相談ください。
1年点検を実施させていただきましたのでその様子をご紹介いたします。1年点検とは街の屋根やさんで施工保証の一環として行わせていただいておりますアフターサービスで、まずは施工後1年目に点検、その後は隔年で保証期間に応じて行わせていただいております。
屋根に登って問題が発生していないかの確認を行っていきます。屋根は1年中過酷な環境に曝されております。少しでも問題が生じていないかを確認していきました。
屋根の上に鳥の糞が落ちてしまっておりました。鳥の糞は酸とアンモニアが含まれております。乾燥した糞と雨水と反応してしまうと化学反応を鉄を腐食させてしまいます。しっかりと清掃をさせていただきました。
今回使用したスーパーガルテクトは非常に錆に強い屋根材です。もともと錆難いガルバリウム鋼板にマグネシウムを混合して更にサビに強い超耐久ガルバを使用しており、表面にも焼き付けの遮熱塗料が塗布しておりますので暑さ対策の面でも撥水性の面でも安心の屋根材です!
完工後と同様にドローンでの撮影も行わせていただきました。全体を俯瞰で確認できますので非常にありがたいアイテムです。このように完成後に撮影するとビフォーアフターが分かりやすくていい感じです!
屋根の葺き替え工事は税込987,800円~承っております。(※切妻屋根60㎡スレートからスレートの場合)屋根の形状、使用する屋根材によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2022年06月09日時点での費用となります。【工事前】
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今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
スレート屋根工事
【施工内容】
屋根葺き替え、瓦屋根葺き替え
【施工内容】
スレート屋根工事