
HOME > 施工事例 > 八王子市中野上町にて火災保険を利用してケラバ板金の交換工事を.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:木下
担当:木下
現地調査時の様子をお届けいたします。お客様所有の工場のケラバ板金の部分が風にあおられて浮き上がってしまっておりました。下から見ても浮き上がっているのが確認できましたのでかなり折れ曲がってしまっているものだと感じました。実際に登って確認したところ、上部の部分はボルトで固定されていたのですが横の部分は固定がされておりませんでした。このような状態では下から吹きあげられたときに曲がってしまってもおかしくありません。今までよくもっていたなという印象を受けました。
場所によっては裂けてしまっており飛散してしまうような状態になっておりました。ケラバや破風は屋根の端部にあたりますので風の影響を受けやすい部分になりますので注意が必要です。
お客様が針金で応急処置をされておりました。一般的な住宅の屋根でも6mほどの高さもありますし大変危険ですのでご自身で屋根に登ろうとはしないでください。私達街の屋根やさんでは点検・見積まで無料で行っておりますので何かお困りごとありましたらお気軽にご相談ください。
火災保険を使用し、ケラバ板金の交換工事を行うことになりました。火災保険は火事のみならず自然災害による被害も適用の範囲になります。申請には一定の基準が設けられております。例えば今回の被害は風災によるものなのですが、風災の場合風速20m/s以上という基準がございます。気象庁のデータより、2月下旬には20m/s以上の風速が出ていたことが確認できましたので申請を行いました。無事に火災保険の申請も下り、お客様のご負担もほとんどなく工事を行えました。
工事日は幸いにも天候に恵まれ晴天でした。雨天の場合作業を行うことができない場合がありますのでその点お含みおきいただければ幸いです。
解体作業の様子です。まずは既存の板金を撤去していきます。かなり高さがありますので万が一にも物を落とさないように慎重に作業をしていきます。
ボルトの部分がサビておりましたが電動工具(インパクト)のおかげで簡単に取り外しを行うことができました。
取り外し完了です。もともと金属の屋根をかぶせるような造りになっていました。いよいよ新しい板金をかぶせる作業を行っていきます。
その前に既存のボルトの位置にできた穴をコーキング材でふさいでいきます。しっかり穴をふさいだことを確認し、板金の施工を始めていきました。
新しい板金をL字アングルとボルトで固定していきます。今までは上面のボルトの位置のみで支えておりましたが、L字アングルの取り付けを行うことで面での固定をしていきました。ボルトの位置にかかる負担が減りますので以前のような裂けが出にくくなります。
横側からも固定をしていきます。この際強く締めすぎると上面が持ち上がってしまいますので適度な強さで締めていく必要がありました。
すべてのアングルを取り付けた後に、ボルトをコーキングで埋めていきます。これはボルトの部分から水が浸透していくのを防ぐために行っております。水は毛細管現象により小さな隙間から侵入してきます。ボルトの隙間からも侵入する場合がありますのでしっかり対策しました。
以上で作業終了になります。板金はしっかりと固定されており、横向きにも固定しておりますので安心です。
工事が終了し、お客さまにもご確認いただいたのですが、しっかり固定されている様子を見てとても安心されておりました。
私達、街の屋根やさんでは感染拡大を続ける新型コロナウイルス感染防止対策としてマスクの着用を徹底しております。また、調査の際にもお客様との間隔をしっかりと保ちソーシャルディスタンスの遵守を行っております。お家のことで分からないことや、困っていることなどございましたら安心してご相談ください。
上記は折半屋根のケラバ板金工事でしたが、通常のスレートや金属屋根の場合は少し板金の形などが異なってまいりますので、今回は金属屋根での板金の納まりについてご説明させていただきます。
下の図は参考になりますが、屋根の葺き替え工事を行わせていただいたお客様邸の写真です。この部分はドーマーの部分になるのですが、スターター(唐草板金)とケラバ板金が絡んでくる箇所になります。
他にもドーマー部分は雨押え部なども絡んできますが今回はケラバ板金と唐草板金についてのご説明をさせていただきます。
まず、唐草板金ですが、こちらは軒先につけられる板金で捨て水切りともいわれます。この板金は軒先から雨水がまわりこむのを防ぐ働きをしており、屋根の改修工事には必須の板金といえるでしょう。この板金を取り付けないと軒先から雨水伝わって野地板の腐食などを引き起こす可能性もあります。改修工事を行う際には取り付けがされているかしっかりと確認しましょう。
また、この唐草板金ですが、端の方には雨水の排出口を設置しており、その部分から雨樋にきちんと落とすことができます。これによって軒裏や外壁に伝わる雨水を減らすこともできますので、屋根の部分だけでなく様々部分の寿命にかかわってくる板金なのです。
続いて、ケラバ板金ですが、こちらも唐草板金と基本的な働きは同じです。このケラバ板金は一見すると、屋根材を葺き終えてから設置されるように見えますが、実は屋根材の下にもぐりこんでいる部分があります。もぐり込ませた部分の端には返しをつくり、雨水の流れをある程度コントロールする役割も果たしています。この返しがあるのとないのとでは、雨水の広がり方に大きく差が生まれてしまします。こういった小さなことでも屋根の寿命に関わることですのでしっかりと行うことが大切です。
このように同じような板金に見えてもそれぞれ工夫が施されております。屋根の工事を行う際にはこういった細かい部分もきちんと施工する業者選びが重要になってくるのです。
記事内に記載されている金額は2021年12月23日時点での費用となります。【工事前】
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今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
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街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
その他の工事
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