江戸川区鹿骨でベランダの下の部屋が雨漏りしているお客様のベランダ防水工事をウレタン塗膜防水通気緩衝工法で行いました
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
江戸川区鹿骨にお住いのW様は三階建てにお住まいです。二階の部屋の天井から雨漏りが発生していたそうなのですが、今年の梅雨の長雨で雨漏りが我慢できないほどに酷くなり、ご近所でもある私たち「街の屋根やさん」にお問い合わせをくださったそうです。雨漏りとのことで急いでみてもらいたいのととにかく早く直したい、というのがご希望でしたのでW様のご在宅のタイミングで最短でお伺いさせていただくことになりました。お伺いしてみると二階のお部屋の天井から漏れた雨漏りが壁を伝って床もシミを作ってしまっている状態でした。雨漏りをしている部屋の直上は三階のベランダとなっているのがわかり、位置関係からまず原因としてベランダの漏水が考えられました。梅雨が明けてしばらく経つ日にお伺いをさせていただいたにも拘わらず雨漏り部分はやや湿った感じになっており、そのことも考慮しながらベランダの調査を進めていくと雨漏りをしている2階の部屋の真上にはベランダの排水口があるのがわかりました。その排水口はベランダ屋根の雨樋もあり、またエアコンのドレンホースも二台分集まってきていました。雨が降ったいないのに湿っている状態であるのはエアコンのドレン水と判断でき、雨漏りはベランダ排水口からと考えられました。ベランダの防水工事は建物建築後、1度も実施されていないとのことでしたので、雨漏りをしている排水口に改修用ドレンを挿入し床面、立上り面にはウレタン塗膜防水を行う事をご提案しお盆前に工事に入れるとのことでウレタン塗膜防水工事のご契約を頂き、作業を行わせていただくことになりました。
担当:渡辺
- 【工事内容】
- 雨漏り修理 防水工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 実工事3日間、仮設から解体まで1週間
- 築年数
- 30年
- 平米数
- 小面積の為、1式扱いとなります
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- W様邸
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証年数
- 10年
- 【工事内容】
- 雨漏り修理 防水工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- ダイフレックス DSカラー、改修用鉛ドレン、脱気筒
- 施工期間
- 実工事3日間、仮設から解体まで1週間
- 築年数
- 30年
- 平米数
- 小面積の為、1式扱いとなります
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- W様邸
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証年数
- 10年
江戸川区鹿骨のお客様は三階建ての建物にお住まいです。以前より二階の部屋に雨漏りがあり、今年の長雨で悪化してしまいどうにも困って私たち「街の屋根やさん」にお問い合わせを頂きました。今年の梅雨はほとんど雨の降らない日はなかったくらいの梅雨だったので相当に困っているご様子でした。 雨漏りという事で室内に入らせていただくため、お客様に承諾を頂き、かつ新型コロナウイルス感染防止対策でマスクの着用、消毒を実施させていただいてからの調査を行わせていただきました。
室内雨漏りの様子
二階の部屋の天井に雨漏りを養生した跡を確認いたしました。天井からかなりの量の雨が漏ってきたためお客様が緊急に対処したものとのことです。天井の隅には黒カビが発生していました。
天井から漏った雨が壁を伝い、床も隅に雨染みを作っていました。かなりの量が染み込んだのがわかります。雨漏りのしている部屋の直上は三階のベランダに当たる部分とのことで確認をさせていただくことになりました。
雨漏りの原因を調査
雨漏りを起こしていた部屋の直上は排水口となっておりました。見てわかる通りエアコンのドレンホースも二台分集まっており、ベランダの屋根の雨樋もあり、水が集中する部分となっておりました。お客様のお話を伺うと、梅雨明け後も何となく湿った状態が続いているとのことで、雨以外で水が出るのは現状ではエアコンドレンホースしかないので原因はベランダの排水口にある可能性が高まりました。建物屋根の雨水はベランダには一切関係ないのが飾り升の様子からもわかります。
ベランダは2箇所の排水口から排水を行っているようですが、反対側の排水口は水の集中は無いようです。ベランダはモルタル抑え防水でクラックの後をお客様が補修した形跡が見受けられましたが、この辺りは原因ではないと思われます。
外部からも位置関係を確認すると、やはり排水口に原因があると考えるのが自然でしょう。お客様のご要望もあり、ベランダを再防水工事をするご契約を頂き早急に着手することになりました。既存がモルタル抑えの為、再防水の浮き上がりを防止するためにもウレタン塗膜防水の通気緩衝工法にて実施し、排水口部分には改修用ドレンを設置して雨漏りを改修いたします。
工事着手(仮設工事)
防水工事は室内を通らせていただくことも多い工事ですが、お客様がほぼご不在とのことで足場を組んでの作業とさせていただきました。
防水工事着手(1日目)
足場を組み終わったので、いよいよ防水工事に入ります。雨漏りを起こしている為、高圧洗浄で一気に汚れを落とすことはできないため、ブラシなどを使用してベランダに溜まった泥やコケ、汚れを落としていきます。
ベランダ面の清掃が終了したら、カチオン系の下地調整剤にて下地調整を行います。これは既存がモルタル抑えの防水仕上げとなっている為です。
下地調整後はプライマーという接着剤状の材料をベランダに塗布し、通気緩衝シートを床面に敷設します。改修用ドレンもこのタイミングで設置して行きます。
通気緩衝シートの敷設後、床面の一番高い部分に脱気筒を設置します。脱気筒は抜けきれなかった水蒸気を外部に逃がす役割を担っています。
シートの継ぎ目には補強テープを貼り付けます。改修用ドレンまわりや脱気筒周りにもしっかりと補強テープを施工していきます。
床からの立ち上がり部分にはメッシュシートを用い、補強も行っていきます。ここまで下処理を行ってから防水塗料の塗布となります。防水塗料も立上り用と床用とは微妙に異なっています。それは「粘度」です。立上りに使用するウレタン防水塗料は床用よりも粘度が高くなっています。それは垂れを防ぐためです。
今回使用しているウレタン防水塗料は、ダイフレックス社のDSカラーという弱溶剤系の塗料となっています。エアコン室外機の下も施工するため、室外機は足場をうまく使ってスリングで吊ってスペースを確保しています。1日目の作業はウレタン塗膜を1層作成するところで終了となります。ここまで施工しておけば、急な雨でも雨漏りを起こすことはありません。
防水工事(2日目)
梅雨明け後は、あの長雨がうそのように良い天気が続きました。施工2日目はウレタン塗膜の2層目を塗布していきます。気温が高い事もあり乾燥は早いですが、2日目の施工はここまでとなります。防水工事は一日でできる作業が限定されてしまうので面積や規模の割に日数がかかってしまいます。
防水工事(3日目)
防水塗料2層目がしっかり乾いたのち、最終工程のトップコートの施工となります。トップコートはウレタン防水層の保護のために塗布します。よく勘違いされることも多いのですがトップコートだけでは防水機能としては不十分です。
完成
改修用ドレンは直接、飾り升の竪樋に挿入されることでベランダ内の水を外部に排出させることで雨漏りをさせない構造になっております。
エアコン室外機も新しいウレタン防水塗膜を傷つけないようにゴムマットの上に置かれます。施工後、まだ大雨に遭遇しておりませんが、湿った感じはなくなってきた、とお客様にも安心していただいております。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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