麻生区片平で強風で捲れたシート防水を塗膜防水で保護しました
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
麻生区片平で屋上防水工事をおこないました。お問合せのきっかけは、台風の強風によって屋上のシート防水が捲れてしまった、という事でした。勾配がついている屋根とは違い、防水工事がおこなわれるのは陸屋根(りくやね)という平らな部分ですので、下から確認する事が出来ません。工事をおこなった建物もRC造(鉄筋コンクリート造)で陸屋根になっているので、お客様が気付かれたのは、屋上でバサバサと音がするからでした。気になって見てみると、屋上のシート防水が半分近く捲れてしまっていたそうです。取りあえずガムテープや防水テープなどで貼ってありましたが、また捲れてしまう心配があるので直したい、というご希望でした。捲れたシートを一旦剥がして貼り直す工事が確実ですが、今回は大掛かりな工事をおこなわず、部分的な防水工事をおこなう事になりました。シートのジョイントが無くなりましたので、風の影響を受けなくなり安心出来る様になりました。今後同じような強風の時にも捲れない様な防水工事をおこないましたが、工事の内容については下記の事例をご覧ください。
担当:富田
- 【工事内容】
- 防水工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 4日間
- 築年数
- 35年
- 平米数
- 95㎡
- お施主様
- K様邸
- 【工事内容】
- 防水工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- エクセルテックス
- 施工期間
- 4日間
- 築年数
- 35年
- 平米数
- 95㎡
- お施主様
- K様邸
【被害の状態を確認します】
建物はRC造(鉄筋コンクリート造)で陸屋根になっています。陸屋根には防水工事が施工されていて、麻生区片平の建物はシート状の防水材が貼ってありました。シート防水は幅が1m程度のシートを張っていくので、必ずジョイントが出来ます。繋ぎ目が重なっていますので、ゴムシート防水が敷かれています。
捲れて切れた部分に、ガムテープと防水テープを使ってこれ以上捲れない様にと、お客様ご自身で仮で固定していました。シート防水は幅は約1m程度ですが、長手に向かってありますので10mの長さがあれば10mは一枚のシートを敷きます。今回の様に捲れてしまうと、最悪の場合端から端まで全て捲れてしまう事になります。
【断熱材と一体になったシート防水】
ゴムシートの裏側には断熱材が貼ってありました。断熱材と床部分が接着されていない為、外周部とジョイント部分だけで持っていた状態なので、ジョイントが剥がれてしまえば、今回の様に半分以上捲れてしまいます。長い目で見れば全体的にシート防水を直した方が良いのですが、今回は被害を受けた内側の部分だけ防水工事をおこなう事になりました。
【屋上防水工事を開始します】
ゴムシート防水の表面を水洗いで綺麗にしていきます。今回の工事はシートを剥がさずに、上から塗膜防水で保護する工事をおこないます。水を掛けながら表面を洗っていくと、汚れた水がどんどん流れていって表面が綺麗になります。
ゴムシート防水がめくれてしまった原因になっているが、シートのジョイント部分です。ここの付着が落ちてきて強風によって剥がれてしまっていました。ゴムシートの裏側に断熱材が貼られていますが、コンクリートの下地と接着されていないので、ただ乗っているだけの状態でした。浮いた部分に接着剤を注入してはがれ難くなる様にしていきます。
【下地処理で屋上面を一体化します】
ゴムシートが溶けない様に、水性の塗膜防水材を使用します。水性ですので、作業しやすくするための希釈には水が使われます。エクセルテックスという防水材を使用しますが、下塗りはエクセルテックスの希釈を上げた物が使用されます。
下塗りに塗りムラが出ていると仕上げの防水材の密着性に関わりますので、浸透して表面に下塗りの膜が貼る様に塗布してきます。
下塗り工事が完成しました。補強クロスを貼って屋上部分を一枚の面として一体化しました。表面にジョイントが出来ませんので、今回の様に強風で捲れる心配が無くなりました。
【水性の防水材エクセルテックスを使用します】
エクセルテックスは水性の防水材で、有機溶剤を使用しない為に無公害の防水材を言われています。液体の主剤に硬化剤であるセメント系パウダーで防水性能を発揮する防水材です。
主剤と硬化剤に水を入れて撹拌機で均一になる様に撹拌していきます。エクセルトップを2回塗って防水層を造っていきます。
この様な塗料タイプの防水材は、シート防水などの様に繋ぎ目が無く防水層が一体化しますので、捲れたりする事がなくなります。防水層のままだと紫外線によってあっという間に劣化してしまうので、最後に保護材のトップコートを塗布します。
【トップコートを塗布して仕上げます】
防水層が問題無ければ、今後のメンテナンスはトップコートを塗布する事で防水層の劣化の進行を遅らせていきます。
色々な種類の防水材がありますので、何を使えば良いか迷われると思います。防水工事をおこなう場所や建物の構造と下地の状態を調査して、最適な防水工事のご提案をします。
屋上防水工事が完成しました。今までのシート防水の継ぎ目が無くなって一体化になったので、風の影響を受けなくなりました。防水層も新しくなり、ジョイントも無いので捲れる心配もなくなりました。安心してお住まいになれるので、これで安心です。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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