
HOME > 施工事例 > 世田谷区鎌田で棟板金交換工事、樹脂製貫板を使用して税込み49.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
世田谷区鎌田で実施した棟板金工事をご紹介いたします!
飛び込み業者から棟板金の浮きを指摘されたというお問合せをいただき屋根の調査を実施しております。下地の貫板が劣化している状況でしたので、足場を架けて全体の棟板金交換工事を行うことになりました!
お問合せいただいたのは、近所で電気工事を行っているという業者がきて棟板金の浮きを指摘されたという内容でした。
その業者が屋根に上って調査して、浮いた状況の画像を見せてもらったそうですが、この様な飛び込み業者に不安があるという事でご連絡いただきましたので、街の屋根やさんでも屋根に上って状況をしっかりと調査させていただきます。
こちらがその指摘されたという部分です。
本来ですと釘が打たれている部分ですが、釘が抜けているのが確認出来ました。
8年ほど前に屋根の塗装工事を行っているという事でしたので、棟板金自体にも塗装してある跡があります。その時に釘も一緒に塗装してあるので、釘が抜ける際に回りの塗膜を傷つけてしまったか、何か力をかけて釘を抜いたようにも見えます。
塗装工事の前に行ったと思いますが、スレートと棟板金の取り合い部分にコーキングが詰められていました。屋根でよくある事なのですが、隙間が空いていると雨漏りしてしまうかも、という事で埋めてしまうケースをよく見ます。
屋根には必要な隙間があり、雨水や湿気を逃がすために空いていなければならない部分があります。
決して『隙間=雨漏り』になるわけではありませんので、埋めてしまった事で雨漏り被害を起こしてしまう事もあるため、適切な工事を行う必要があります。
こちらの釘は浮いています。自然に浮いてきた状態になっていて、この様な症状が屋根全体を見ると何か所もありました。
一番高い部分の棟板金も浮いています。
棟板金はスレートを葺いた後に貫板という下地を固定し、その上に棟板金を被せて横から釘を打って固定しています。経年や雨水などの湿気によって貫板が劣化したり腐食してしまう事で釘が効かなくなって浮いたり抜けたりしてしまいます。
今回棟板金交換工事をおこなう事になりましたが、棟板金交換工事の目的は板金自体の交換というよりも下地の貫板を新しく交換することになります。もちろん一緒に棟板金も新しくしていくので、この様な症状がおこらない様にしていきます。
棟板金交換工事を始めますので、まずは既存の棟板金を撤去していきます。
釘を打って固定してあるので、釘を1本ずつ抜いて板金を取り外すのですが、木製の貫板自体が大分劣化しているのが確認出来ます。
棟板金を固定している釘が効いている部分と効いていない部分が混ざったような状態で、見た目に問題ない部分は釘がしっかりと打たれていました。
この辺りが一番劣化の酷い部分です。
経年による劣化もありますが、棟板金の外側に集中して貫板が劣化していますので、隙間に打たれたコーキングが悪影響を及ぼしている可能性が高いです。
屋根に打ち込まれている貫板を固定している釘は大分サビていて、折れてしまう部分もありますが、サビたことによって膨張して固く固定されているところもありました。
釘を抜いてから貫板を持ち上げると腐食した部分はボロボロになっていて、これでは釘が効かなくなるのも納得な状態でした。
貫板を撤去した後は新しい貫板を取り付けるのですが、この状態で隙間に打たれたコーキングを除去しておきます。棟板金の隙間は塞いではいけない部分ですので、同じような症状が出ない様にしていきます。
新しい下地を固定します。元々は木製の貫板が使用されていましたが、今回の様に経年劣化や雨などの湿気による腐食が起きてしまいますので、今回は木製ではなく樹脂製の貫板を使用します。
雨水や湿気によって劣化しない素材ですので、交換後は固定が緩くなるなどの症状が現れないので安心です。
樹脂製の貫板を固定しました。
貫板の固定は元々釘が使用されていましたが、ビス(ネジ)を使って固定します。釘の様に緩むことがありませんので、貫板をしっかり固定することが出来ます。
新しい棟板金はガルバリウム鋼板製の物を使用します。非常に耐久性の高いメッキ鋼板で、サビにくく塗膜の耐久性も高いので、現在住宅などに使用されている『板金』は殆どがこのガルバリウム鋼板が使われています。厚みは0.35㎜です。
貫板の固定と同様に棟板金もビス(ネジ)を使用していきます。元々は木製の貫板が劣化してしまい釘が緩んだことで浮いたり抜けてしまいましたが、貫板も樹脂製になり棟板金もビスで固定しますので、今後は緩みなどの不具合が出る可能性が非常に低くなり安心して頂ける様になりました!
棟板金を固定するときには貫板との隙間が無い様に上から押さえつけながらビスを打ちます。その為に新しい棟板金の表面が汚れてしまいますので、最後に掃除して綺麗にします。
棟板金全て清掃して綺麗になりました。棟板金自体にも屋根塗装工事の際に塗装してありましたので、なるべく近い色を使用しましたので、違和感なく納めることが出来ました!
棟板金交換工事が完了しました!
今回の棟板金交換工事は足場も含めて税込み490,000円でおこなわせていただきました。棟板金の長さや屋根の形状によっても変わりますので、しっかりと調査をおこない適正な工事金額をご提案させていただきます(^^)/
私たち街の外壁塗装やさんでは、点検・お見積もりを無料で対応しております。お住まいの事でお悩みやお困りのことがございましたら、お気軽にお問合せいただけますと幸いです(*^^*)
記事内に記載されている金額は2024年02月02日時点での費用となります。
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今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
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【施工内容】
棟板金交換、換気棟
【施工内容】
棟板金交換
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