
HOME > ブログ > 新宿区西落合にて素焼き瓦の漆喰調査に伺いました
更新日:2023年02月16日
新宿区西落合にお住いのお客様より、漆喰が落ちてくるようになったため点検のご依頼をいただき調査へ伺いました。瓦屋根の場合、30年~50年以上の耐用年数が多いため、割れたり、雨漏りの発生がない限りメンテナンスをするというイメージがないかもしれません。
屋根上に、剥がれた漆喰がいくつか落下していました。やや大きめのものもあり、剥がれた部分が心配です。屋根は、S形瓦(粘土瓦)が使用されていました。写真でもS字のようにカーブを描いている形が分かります。 漆喰剥がれの状況を詳しく確認していきます。
洋風瓦 の S形は、SpanishのSが由来ともいわれています。暖かみのある赤土色をしているものが多く、数色の瓦を混ぜ合わせながら葺く「混ぜ葺き」も人気の瓦です。耐用年数は30年~50年ほどで、耐用年数での葺き替えが必要です。また、漆喰や内部下地の防水紙、シーリングや板金等は、定期的なメンテナンスが必要です。
棟(むね)といわれる屋根の面と面が合わせる山部分に、棟瓦(丸瓦/冠瓦)を被せています。この台土部分に雨風が直接当たることを防ぐため、表面に漆喰を施しています。表面にある漆喰が剥がれてしまうと、台土が雨風に晒されてしまうことになります。直接雨風を受けた台土が少しずつ崩れて流出してくると、棟部分にズレが生じてきます。地震等で一気にズレてしまうなどの危険性もありますので、大きな被害になる前に手入れが大切です。
調査の結果、表面の漆喰はが貼れていますが、台土の流出は少なめで棟瓦のズレは出ていませんでしたので「漆喰の詰め直し」をご提案となります。
棟瓦が針金(番線)で固定されていますが、一部、針金がちぎれてしまっているのも確認出来ました。固定が無くなっている場合、強風や地震で落下してしまう恐れもあり、危険です。また、屋根と外壁の取り合い部分には、板金によって、屋根内部に入った雨水が、建物内部へ侵入しないように工夫(雨仕舞)を施しています。
雨水が屋根内に入ったとしても、防水紙に劣化や破れ等の不具合がなければ、すぐに雨漏りにつながることはありません。しかし、防水紙の耐用年数は約20年ですので、部分葺き直し等での対処をおすすめします。
私たち街の屋根やさんでは、引き続き新型コロナウイルス感染予防のため、手指の消毒・マスク着用等の徹底をおこない、訪問時もご安心していただけるよう努めております。
●瓦の葺き直し:11,000(税込み)/㎡~
●瓦の歪み調整:22,000(税込み)/㎡~
記事内に記載されている金額は2023年02月16日時点での費用となります。
和瓦?セメント瓦?漆喰補修や塗装などのメンテナンス【街の屋根やさん】
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