
HOME > ブログ > 世田谷区尾山台にてコロニアルNEOが葺かれた屋根の点検を行い.....
更新日:2021年9月17日
世田谷区尾山台にお住いのお客様よりお問い合わせいただきまして調査をしてまいりました。
早速屋根に登ってみると、使用されていた屋根材はコロニアルNEOでした。
コロニアルNEOは2001年から製造販売されたスレートで、ノンアスベストスレート先駆けともいえる製品です。当時アスベストの健康被害の観点から規制が厳しくなってきた中で製造され、一躍話題になりました。ですので2001年から製造の終了した2008年の間に建てられたお宅に多く使用されております。
しかしコロニアルNEOはある特徴から屋根業界では悪い風に知られております。その特徴というのは耐久性に問題を抱えているという事です。
そもそもアスベストは建材の耐久性を上げるために混ぜられておりました。このコロニアルNEOは簡単に言えばそのアスベストをただ抜いただけの製品なのです。
2000年代初期に造られたノンアスベストスレートのほとんどはこれに該当し、10年以上経過した今ひび割れや欠けなどの症状が出てきているのです。
今回調査した屋根でも例外なくひび割れや欠けなど生じておりました。そしてこのコロニアルNEOの質の悪いところは他にもあり、ロットによって耐久性にばらつきが生じているという事です。コロニアルNEOでもそれなりの耐久を持ったものもあれば、築浅で割れ欠けの症状が出始める場合もあります。
ご自宅の状態が気になるという方は一度点検を依頼してみるのも良いかもしれません。
スレートは塗膜が劣化し撥水性が損なわれてくると水を吸って反りが生じてきます。反ったスレートは風の影響を受けやすくなり、ひび割れなどを助長しますので注意いたしましょう。
また、棟板金の釘抜けも生じておりました。棟板金は貫板と言われる部材に対して水平に釘打ちをして固定をしていきます。貫板が劣化してくると釘が利かなくなり抜けが生じてしまうのです。幸いにも釘の抜けはありましたが、貫板の状態は良く、しっかりととまっていたので問題はありませんでした。
今回は屋根の葺き替え工事とカバー工法の2パターンのお見積りを作成させていただきました。コロニアルNEOはノンアスベストのスレートなので廃材処分費がそれほど大きくなりません。屋根の重さなどが気になるという方は葺き替え工事がおススメです。
私達、街の屋根やさんでは新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてマスクの着用を徹底しております。何かお困りごとありましたら安心してご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年09月19日時点での費用となります。街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
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