
HOME > ブログ > 屋根断熱のメリットと注意点を一挙ご紹介、結露による腐食は要注.....
更新日:2023年11月16日
近年建てられている住宅は、昔の日本住宅とは形も構造も変わってきました。
「もっと快適に、もっとおしゃれに」
という傾向が高まってきたことも影響していますが、住宅の使い方によって、その住まいに関連するサッシ等に求められることも変わっているのです!
昔は小屋裏に上がって遊んでいたという方もいらっしゃると思いますが、小屋裏自体がないという住まいも現在はよく見かけます。
小屋裏には断熱材が敷き詰められていますが、小屋裏がないというお住まいはどこで断熱性を保っているか気になりませんか?
実は現在は【屋根断熱】という方法をとっているお住まいが非常に多いのです!メリットが多い屋根断熱ですが、気を付けないといけないこともある屋根断熱について、今回はご紹介したいと思います(^^♪
現在の高気密・高断熱住宅では屋根壁どちらも断熱材が敷き詰められており、快適な室内を実現できています!
屋根では天井断熱と屋根断熱どちらかで対応をするのですが、これは断熱材を取り付ける位置によって分類されます。
屋根裏を使用せず敷き詰められている住まいではおそらく天井に取り付ける天井断熱が採用されています。
そして小屋裏を居住スペースに使用している住まい、小屋裏がなく吹き抜けになっている住まい等は屋根の室内面に断熱材を取り付ける屋根断熱が採用されています。
屋根断熱は平成24年時点で新築のおよそ30%にまで普及し、現在建てるほとんどの住宅で採用されている断熱方法です。
皆さんがお住まいになられている住宅で「どっちだろう?」と考えられた方はまず小屋裏を確認されてみてはいかがでしょうか(^_^)/
非常に多く採用されている屋根断熱ですが、なぜここまで普及したかというと、現在の住まいの使用方法に合った施工だからです!( ˘へ˘ )
ロフトや吹き抜け等、室内を最大限活用する現代住宅では、断熱材を敷き詰めることで屋根裏が使用できない天井断熱がニーズに合いません。
屋根断熱は屋根面で断熱性を保つため、屋根裏部屋も断熱空間になり快適に過ごすことができます。
吹き抜けにしたいという住まいも屋根裏を除かない限り吹き抜けには出来ませんので、屋根断熱が採用されています。
こうすることで室内に解放感が生まれるんですね。
しかし同時にデメリットもあります(>_<)
屋根面積は小屋裏と較べ傾斜がある分広くなります。そのため、屋根断熱のほうが天井断熱よりも1~3割ほど高くなるのです!
また天井断熱は小屋裏までの居住スペースに効果を持ちますが、屋根断熱はさらに広い空間に断熱性能を持たせます。
室温を調整する範囲が広くなりますので、エアコンやヒーターが効きにくい、光熱費がかかるといったデメリットが生じます。
高気密・高断熱住宅で注意したいのは外気温と室内気温に差が生じる「結露」です(>_<;)
快適な室内を維持するために得た弊害でもありますが、換気を行わないと内外気温の差で結露が生じ構造部分が腐食してしまう恐れがあります。
天井断熱の場合は棟や妻側に換気口を用いる屋根裏換気が可能ですが、屋根断熱の場合は屋根面に断熱材を取り付けているため小屋裏換気は必要ありません。ですが換気口を設けなかった場合、屋根の下地が結露により急激に腐食してしまいます。
では、どのようにするのか…。
通常は棟換気と軒裏換気により吸気と排気をさせ続けます。吸気を行っても排気が出来なければ意味がなく、逆も然りです(/_;)
屋根断熱には垂木の内側に断熱材と通気層を設ける【充填断熱】と垂木の上に断熱材を張り、更にその上に通気層を設ける【外張り断熱】がありますが、どちらにしても必ず滞留することのない通気層を必ず設けなければ結露が発生し、住宅全体の耐久性を低下させる恐れがあります!
またこれは断熱方法に関わらず言えることではありますが、結露を発生させない、住まいの寿命を維持するうえで「雨漏りを発生させない」ことが非常に重要です。高気密・高断熱の住まいでは昔の住宅と較べ、湿度・結露による腐食スピードはすさまじく速くなるのです(>_<)
住まいの断熱方法に関して考える方は少ないかと思います。
新築時はもちろん、引っ越し時は目に見える間取りや家具家電の準備で忙しくなるためです。
しかし実は快適な生活を維持するために断熱材は欠かせず、屋根断熱か天井断熱かでメリット、注意点だけでなく住宅の使い方すら変わってくるのです!
いざ雨漏りを起こした、リフォームを検討されるときに断熱材について考えさせられる方は多いかと思いますが、その時にはすでに結露で腐食していたというお住まいも少なくありません。
今現在、大切なお住まいでどのような断熱方法をとっているのか、屋根断熱で充分な換気が出来ているのかを見直してみてはいかがでしょうか?(^_^)/
私たち街の屋根やさんはお客様のお住まいを安全・快適な状態に維持することを目的にリフォームを行っています。お見積り、点検等は無料で承っておりますのでご安心ください(^^♪
記事内に記載されている金額は2023年11月16日時点での費用となります。ベランダ・バルコニー屋根補修は外装と併せて【街の外壁塗装やさん】
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【施工内容】
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屋根補修工事、屋根カバー工法