屋根カバー工法で雨漏りは止まる?葺き替えとの違いとは
更新日:2025年03月26日
屋根の劣化が進むと、雨漏りのリスクが高まります。
特に、既存の屋根材の上に新しい屋根をかぶせる「屋根カバー工法」と、屋根をすべて撤去して新しくする「葺き替え工法」は、どちらも雨漏り対策として選ばれることが多い工法です。
しかし、「屋根カバー工法で雨漏りは本当に止まるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、屋根カバー工法と葺き替え工法の違いや、それぞれのメリット・デメリット、選び方について詳しく解説します。

屋根カバー工法とは?

屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法です。
古い屋根材を撤去しないため、工期が短く、廃材が少ないことが特徴です。
特に、スレート屋根や金属屋根に適用されることが多く、ガルバリウム鋼板などの軽量な金属屋根材がよく使われます。
この工法は、既存の屋根の上から新しい防水紙を設置するため、雨漏りを防ぐ効果が期待できます。
ただし、すでに屋根の内部が腐食していたり、屋根材が相当傷んでいたりする場合は、カバー工法だけでは根本的な解決にならないこともあります。
葺き替え工法とは?

葺き替え工法は、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根に交換する方法です。
屋根の下地から確認・補修ができるため、劣化が進んでいる場合や、雨漏りの原因が屋根の内部にある場合には適した方法です。
葺き替えの大きなメリットは、屋根全体をリセットできる点です。
防水シートや野地板(屋根の下地)を新しくすることで、長期間にわたって雨漏りのリスクを減らせます。
ただし、撤去作業が発生するため、工期が長くなり、廃材処理のコストもかかります。
屋根カバー工法で雨漏りは止まるのか?
屋根カバー工法は、適切な条件下で施工すれば、雨漏りを防ぐ効果が期待できます。しかし、以下のような場合には、カバー工法では十分な対策にならないこともあります。
すでに下地が傷んでいる場合
屋根材の下にある防水シートや野地板が劣化していると、雨漏りが再発する可能性があります。特に、長期間にわたって雨漏りしていた屋根では、カバー工法をしても内部の腐食が進行することがあります。
屋根材の劣化が著しい場合
屋根材の耐用年数が近くなり、強度が十分でないという場合には屋根カバー工事をすることができません。
屋根カバー工法では既存の屋根の上に新しい屋根を設置することになるため、十分な強度が必要です。
屋根の構造がカバー工法に適していない場合
瓦屋根やすでに二重構造になっている屋根など、カバー工法が適用できない屋根も存在しますj。
この場合、葺き替え工法を検討する必要があります。
まとめ

屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねることで、雨漏りを防ぐ有効な方法ですが、適用できる条件が限られています。
すでに屋根の下地が傷んでいる場合や、屋根の構造上適していない場合は、葺き替え工法の方が適切です。
どちらの工法が最適かは、屋根の状態を専門家にしっかり診断してもらい、長期的な視点で選ぶことが重要です。
屋根のリフォームを検討する際は、信頼できる業者に相談し、後悔のない選択をしましょう。
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