瓦棒葺き屋根の魅力と進化:日本の伝統的屋根工法を屋根のプロが解説!
更新日:2025年01月10日
瓦棒葺き屋根は、日本の伝統的な屋根工法の一つで、主にトタンやガルバリウム鋼板などの金属板を使用した屋根です。
この屋根工法は、その独特の構造と特徴により、多くの住宅や建物で長年にわたって使用されてきました。
瓦棒葺き屋根の構造
瓦棒葺き屋根の基本的な構造は、屋根の斜面に沿って一定間隔で配置された「瓦棒」と呼ばれる角棒状の芯材を中心に構成されています。
この瓦棒の上に金属板を被せ、固定することで屋根を形成します。
また、近年では、「心木なし瓦棒葺き」も登場しています。
この方式では、木製の瓦棒を使用せず、金属板自体で凹凸を作り出すことで、従来の瓦棒葺きの外観を模しています。
瓦棒葺き屋根の特徴
瓦棒葺き屋根には以下のような特徴があります。
高い排水性
棟から軒まで1枚の屋根材で覆うため継ぎ目がなく、屋根に降った雨水をスムーズに排水することができます。
その高い排水性から、勾配の緩い屋根でも問題なく施工することができます。
低コスト
他の屋根工法に比べ、比較的安価に施工することができます。
瓦棒葺き屋根の課題と進化
瓦棒葺き屋根にも課題があります(-_-;)
主な問題点は、心木あり瓦棒葺きにおける瓦棒の腐食です。
軒から雨水を吸い込むことで木材が腐食し、強風時に屋根全体がめくれる危険性があります。
この課題に対応するため、「立平葺き」や「縦ハゼ葺き」といった新しい工法が開発されました。
これらの工法では、木製の瓦棒を使用せず、専用の固定キャップや金属板同士を接合する方法を採用しています。
瓦棒葺き屋根のメンテナンス
瓦棒葺き屋根には、定期的なメンテナンスが必要です。
築年数や経年劣化の進行度合いによって、以下のメンテナンス方法の中から適切な方法を選択する必要があります。
屋根にどのようなメンテナンスが必要かを自分で見極めるのは難しいと思います。
お困りの際は、街の屋根やさんへご相談ください!
熟練のスタッフが隅々まで丁寧に屋根を点検し、必要なメンテナンスをご提案します。
まとめ
瓦棒葺き屋根は、その高い排水性とコストパフォーマンスの高さから、日本の建築において長く重要な役割を果たしてきました。
しかし、従来の心木あり瓦棒葺きには腐食の問題があり、新しい工法の開発につながりました。
現代では、心木なし瓦棒葺きや縦ハゼ葺きなどの改良された工法が主流となりつつあり、耐久性と性能の向上が図られています。
街の屋根やさんでは、瓦棒葺き屋根の点検を無料で行っています。
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