
HOME > ブログ > 陸屋根のメリットとデメリット解説!増加傾向の理由と適切な防水.....
更新日:2024年08月27日
陸屋根はよくイメージされるような三角のシルエットの屋根とは違い、フラットな形状で屋根材を必要としません。
同じ屋根として分類されるものの陸屋根には必要なメンテナンスが大きく異なっていますので、「劣化に対してどんな工事を行えばいいの?」と疑問に思われるかもしれません。
そこで、陸屋根の特徴や近年増加傾向にある理由、メリット・デメリットや雨漏りを防ぐための重要な防水メンテナンスをお伝えいたしますので、陸屋根の維持にお悩みの方、これから陸屋根のある住宅の購入を検討されている方はぜひチェックしてみてください(*^^)v
陸屋根(りくやね)は、勾配のない平面な屋根のことを指します。
傾斜のある屋根とは異なりますので、屋上という表現が最も陸屋根をイメージしやすいのではないかと思います(*^^)v
陸屋根は主にビルやマンションで見られますが、近年では戸建て住宅にも採用されるようになってきました。
陸屋根が増加傾向にある理由は、主に以下の点が挙げられます。
陸屋根は屋根の形状として非常にシンプルであり、建物全体にスッキリとした印象を与えることができます。
このシンプルさが現代の建築デザインに合致しており、都市部や新興住宅地などで人気を集めているのです(*^^)v
近年では15~20坪ほどの土地に家を建てる狭小住宅が増えてきています。
面積によって金額が変わる土地代や税金を抑えやすいというメリットがあり、特に都会などの住居スペースが限られやすい場所では、狭小住宅による住宅街などが増加傾向にあるのです(^▽^)/
ただ、狭小地に家を建てている関係上、ある程度の軒などが必要になる傾斜付きの屋根では居住スペースを狭めてしまうため、狭小住宅には軒を必要としない陸屋根が向いているとされています。
陸屋根であれば室内の広さを確保しつつ狭い土地の幅を最大限活用でき、屋上としてのスペースも確保できるため、狭小住宅には陸屋根が多くなっているのです。
陸屋根には勾配がほとんどないという特徴から、様々なメリットが存在しています。
まず一つ目は、本来屋根であるスペースを有効活用できるという点です。
勾配のない平らな屋根は、屋上として様々な用途に使用することが可能です。
例えば屋上庭園やバルコニーとしての利用が可能で、選択物干し場としてのスペースを確保できたり、ガーデニングを楽しむ場として陸屋根を有効活用することができます(*^^)v
こちらは先程の『陸屋根が増えている理由』として解説したメリットになります!
軒を必要とする傾斜のある屋根では室内空間が狭まりますが、陸屋根ならその幅を無くすことがないことが大きなメリットとして挙げられます(^^)
さらに、陸屋根は軽度なメンテナンスが容易という利点もあります。
屋上として活用できるように設計されて入れば、陸屋根に上がることは簡単です。
そこで点検や清掃もしやすいため、日常的なメンテナンスが比較的簡単に行えると言えます(^▽^)/
メリットをいくつかご紹介いたしましたが、当然ながら陸屋根にはデメリットも存在しています(-_-;
陸屋根は、その平らな形状から雨漏りのリスクが高いというデメリットがあります。
勾配がほとんどないため、傾斜の付いた屋根と比較するとどうしても雨水が十分に流れにくく、屋根上に溜まりやすくなることが原因です。
このため、防水性能が低い場合は雨漏りのリスクが増加します。
陸屋根の雨漏り対策としての防水メンテナンスについては、この後で詳しく解説いたします(^▽^)/
もう一つのデメリットは、屋根裏のスペースが限られていることです(-_-;
一般的な勾配のある屋根と比べると、陸屋根には室内天井と屋根との間に空間がほとんど生まれないため、屋根裏を収納やロフトとして活用することが難しいのです。
デメリットとしてご紹介した陸屋根の雨漏りのリスクについてですが、これはしっかりとした防水メンテナンスによって防ぐことが可能です(*^^)v
陸屋根の防水はベランダやバルコニーの床面と同様に、防水層を形成することで雨水が室内へと浸入しないようにし、排水口を通して適切に流れていくようにすることで雨漏りを防ぎます。
防水層が経年劣化などでひび割れてしまうと、そのまま下層へと雨水が下って構造部の劣化や漏水に繋がりますので、もし歩行可能な陸屋根であれば定期的に状態をチェックし、必要に応じて専門業者による防水工事を受けるようにしましょう(^▽^)/
また、排水口周りを清掃することで詰まりを抑制し、雨水が溜まりにくくすることも重要です。
陸屋根の防水工事にはウレタン防水やシート防水、FRP防水などの種類が存在しています。
中でもウレタン防水とシート防水は広い面積への施工に向いているため、陸屋根の防水メンテナンスとしてよく用いられています。
特にウレタン防水はオススメの防水工事です(^▽^)/
ウレタン樹脂による塗料の防水材を流して防水層を形成しますので、シート防水と比べて継ぎ目ができず、段差などの複雑な形状であっても柔軟に対応できます。
シームレスな防水層は雨水が浸入するリスクを限りなく抑えることができ、表面を保護するトップコートを塗り替えることでウレタン防水を長持ちさせることが可能です(*^^)v
トップコートは約5~7年、ウレタン防水自体は10~14年の耐用年数とされていますが、環境によってその期間は前後することがありますので、やはり定期的な点検とメンテナンスを心がけるようにすると安心です!
私たち街の屋根やさんでは、ウレタン防水の参考費用が約3,000~7,000円/㎡となっておりますが、これはベランダの面積への施工なのか、それとも陸屋根へのメンテナンスなのかによって変動するポイントになりますので、詳細な金額を出すためにもぜひ無料診断・お見積もり作成をご活用ください!
記事内に記載されている金額は2024年08月27日時点での費用となります。防水工事で雨漏り防止!陸屋根・屋上のチェックポイント【プロが解説!街の屋根やさん】
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【施工内容】
雨漏り修理、防水工事
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防水工事