
HOME > ブログ > ラジカル制御塗料の効果が知りたい!塗料の劣化を抑える仕組みと.....
更新日:2024年04月24日
塗装工事に使う塗料としてラジカル制御塗料をオススメされたけど、どんな塗料なのかよく知らない……
そんな方に向け、ラジカル制御塗料がどのような効果を持つのか、そもそも「ラジカル」とは一体?といった部分を含めて解説したいと思います(^^)
また、ラジカル制御塗料を検討する場合に合わせて考えたい塗料の要素についてもしっかりお伝えします!
ラジカル制御型塗料の「ラジカル」とは、通常の塗料において発生する化学反応の物質を指します。
発生したラジカルは塗料を劣化させ、屋根や外壁材を保護する塗膜を破壊してしまうのです(-_-;
ラジカルを発生させる原因は、塗料に白色の顔料として含まれている「酸化チタン」と紫外線です。
酸化チタンが紫外線を吸収すると、塗膜を劣化させるラジカルが発生するのです。
お住いの屋根や外壁で日光に当たらない箇所はほとんどありませんので、必ず紫外線の影響を受けてラジカルが発生します(>_<)
塗膜が劣化してしまうと、それまで保護されていた建材が雨水や紫外線の影響を受けやすくなり傷んでしまいます。
特に屋根材の中では吸水性の高い化粧スレートが塗膜による保護を必要としていますので、ラジカルによる塗膜の劣化には定期的な塗装で対応する必要があるのです(^▽^)/
名称からも想像できますが、ラジカル制御型塗料はラジカルをコントロールすることで塗料の耐久性や美観を長い間維持させる効果が期待されています(^▽^)/
まず、ラジカル制御塗料にはラジカルを発生させにくくする「高耐候酸化チタン」が成分として使用されています。
高耐候酸化チタンが通常の酸化チタンと違う点は、周囲のコーティングです。
特殊なコーディングが施されていますので、紫外線が酸化チタンに影響を与えること防ぎ、さらに発生したラジカルを閉じ込めておくようなシールドの効果を発揮してくれます(^▽^)/
◆光安定剤の働き
高耐候酸化チタンですべてのラジカルの発生と拡散を抑えることは不可能です。
そこで、二の矢としてラジカル制御塗料には「光安定剤」が配合されています!
ラジカル制御塗料の光安定剤は、高耐候酸化チタンのシールドで抑えきれなかったラジカルを捕らえて吸収し、不活性化する効果があります。
。
これらの働きにより、ラジカル制御塗料の耐候性や耐久性が向上し、長期間美しい状態を保つことができるんです(*^^)v
ラジカル制御塗料が塗膜の破壊原因となるラジカルをコントロールする効果があることをお伝えしてきましたが、いざ塗装の際に検討するには他の要素にも注目していただきたいものがあります(^▽^)/
それは塗料の樹脂成分の種類です!
塗料の耐久性を左右する要素は、塗料を形成している樹脂成分です。
例えば、シリコン樹脂塗料は一般的なグレードとなっており、アクリル樹脂塗料は比較的安価ですがシリコンよりも耐久性が低い塗料とされています。
さらに、フッ素樹脂塗料は耐久性が高いが価格も高くなっています。
このように、樹脂成分によって耐久性や性能が異なるため、塗料を選ぶ際には樹脂成分を考慮することが重要となります(^▽^)/
私たち街の屋根やさんでは、お客様との打ち合わせでしっかりとご要望をお伺いし、最適な種類の塗料をご提案させていただきます!
ラジカル制御塗料でもよく使用している「ファインパーフェクトベスト(日本ペイント)」は、参考費用として※税込239,800円~となっておりますので是非ご検討してみてください(*^^)v
※総二階の屋根面積60㎡までと仮定した場合、足場代は別途となります。
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